菅野所長のエッセイ:はっきりさせない解決

 先週はこのコラムを休んだのだが、木曜から出かけていたのだった。それも、仙台2日間、続けて名古屋3日間という強行スケジュール。最終結論は、どこに行っても暑い!
ちょっとは涼しいのではないかと期待した仙台も、真夏日が観測史上2番目ということでいきなり暑かった。もちろん名古屋はもっと暑いし。ま、昨日あたりからだいぶおさまってきて、東京の来週は30度を超えないらしい。よかった。

 そうそう、東北新幹線で、斜め前の席に何かすごい鍛えられた肉体の奴が乗ってきたなあと思ったら、何とあの中田英寿! こりゃ珍しいと、友人二人にメール報告。別にしてもしかたないけど、暇だったので。すると、僕の横でお菓子をほうばってた奴も中田に気づき、こっちはスマホを取り出してツィッター。ああ、今はそういうことね。

 仕事なんだろうが、マネージャーとおぼしき女性と、2,3人の付き添い。これが”チーム中田”ってヤツか。でも、他とはひと言も交わさず、福島までずっとPCとにらめっこしてたね。何と言うか、風貌とは裏腹に、サッカーの臭いも香りも一切ない感じ。うーむ、そういう人生なんだな。たまには山梨帰ってんのかなあ?

 仙台で2日間の研修、その後は名古屋で学会。もうずっとホテル生活だったが、ありがたいことに、最近ホテルでは夏でも加湿を備えるようになってる。広島のときもそうだったし。以前は、夏に2泊以上すると必ず喉を痛めたものだったが、今回はまったく大丈夫だった。家と違って、ホテルの部屋は密封されてるからね。エアコンは危険なのだ。

 とは言え、やはり疲れましたよ。5泊もすると。しかも、仙台では牛タン食べられなかったし、名古屋で味噌串カツときしめん(新幹線のホームで)くらい。ひつまぶしとか名古屋コーチンの焼き鳥、味噌煮込みうどんと名古屋の食べ物は大好物なのだが、諸般の事情でかなわずだった。
とにかく、明日の土曜が休みで良かった。

 オスプレイが試験飛行を今日始めたが、結果として中国対策になるのかもしれない。そこはひとつの利点となるだろうが、しかし、事故は明らかに多い。人為的なミスだと言うが、実際操縦は難しいらしい。何でも、ジェットとヘリの二つの技術を併せ持っていないと難しいのだそうだ。でも、原因が問題じゃなくて、事故が多いことが問題なのだ。アメリカみたいに、広大でへんぴなところがたくさんある国はいいが、狭い日本ではねえ。岩国のあたりだって、近くに人はたくさん住んでるよ。
 ま、アメリカにしてみれば日本人が死んだってどうってことないわけで、それは沖縄を見ればわかる。これが母国だとそうはいかず、確か1か月前頃だったが、コロラドの基地周辺でオスプレイの訓練飛行をやるときに、地域住民の抗議があって、軍はすぐに計画を変更したという話がある。その対応はひじょうに速かったよく覚えてるのだ。

 しかし、中国の問題がある。オスプレイと引き替えに、日米安保の発動が取り沙汰されたのはまず間違いないだろう。噂では、中国のデモには、当局がバイト代まで出しているというが、いかにもありそう。現代の暗黒大陸だな、中国は。

 しかし、こんな事態にしたのはどこかの考えの足りない知事だ。戦国時代なら、これのクビを差し出して収拾を図るところだね。そもそも、周恩来、鄧小平の時代から、尖閣の問題はなあなあにしておこうという了解があったんだよね。なあなあで、どちらともいえないという状態にたゆたうのが最適な道だった。そうでないと、フォークランド紛争みたいになっちゃうわけで。
 だから、もしも、ありえるとしたら、共同所有的なものとして、資源を共同発掘しましょうかみたいな折り合いのつけ方だってあるし、そうなると中国だって全部寄こせとは言わなくなるかもしれない。
 そもそも海底資源なんてものは、発掘コストに見合うだけのものが出てくる保証はないのであって、リスクはとてつもなく大きい。ただ可能性として持ち続けるだけの代物でもある。ま、ゴルフで言えば、使いはしないけどいちおうバッグに入れておくドライバーみたいなものかな? ちょっと違うか? だから、中国だって尖閣を手に入れたとしてもそれをどうするのかはわからない。

そうだ、中国に高値で売って、それを社会保障に回したらどうか。

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