菅野所長のエッセイ:この水はまずい、ということは?

 

 

 

 

私の個人的知り合いの方、ほぼ東京や関東の方がたにお知らせがあります。

私のガラケーの方とメールやSMSでつながっていた方々へ、あのガラケーがついに天命をまっとうしました。病院内で。私の代わりなのでしょうか。ですので、そちらとはもうつながりませんので、よろしければ、今回会社の方から与えられたスマホの方のアドレスに連絡をいただければ幸いです。

ここで、アドレスを記すわけにはいきませんので、東京カウンセリングセンターのほうに連絡いただければ、受付の方が私のアドレスを教えてくれる手はずにしておきます。関西や九州など現在LINEでつながっている方々は大丈夫です。

 

あの手術から10日目。今日は待望の、「もし手術後が順調で、口から食道にものを流しても、気道の方に漏れなければ、今後は口から食べても飲んでもかまわない、何でもじゃないけどね」という日である。どれほど待ち望んだろうか。朝からずっと緊張してそのときを待った。

しかし、ただ時間が経過するというものでもない。やっぱり自分は病人で、今だって危うい生と死の境界にいるんだなと思わせる。とくに、夜中、朝の主治医の検診によって楽になった呼吸なのだが、12時間経つと喉穴が狭くなり、徐々に呼吸が苦しくなる。吸入する酸素量が、CO2よりも圧倒的に多くないと呼吸ていうのはつらいんだよね。それが始まるのが、夜中の10時過ぎくらいからかな。僕としては自力で喉穴を塞ごうとする痰と戦いつつ、呼吸のリズムや量を調節することに必死の時間となる。昨日書いたけど、看護師は当てにできないところなので。そうやって真夜中に不眠で呼吸困難と闘うのはちょっとつらいよ。その苦しさが今日で報われると思うと・・・

 

さて、この機械はレントゲン動画という体で、造影作用のある飲み物をのんでその動き、流れを追うものである。で、ちょっと水を含んで、ゴックンしてくださいと言われるのだが、その時点でちょっと確信。「ん、ん? この水はまずいな」。ここで、味がわかるということは、結果は明るい、早く終われ。計4回ゴックンして、結果はオーライ。でも、若い原理主義者は硬いなあ。まあ飲み物はいいけど、食べ物は明日以降と言われた。まあここまで来たら慎重にやるのもわかるけどね。こういう手術した人でうっかり硬いものや刺激物を食べたりする人もいるんだろう。僕は柔らかい果物とかそれ系のゼリーとかしか頭になかった。が、例外を許さないのも原理主義者の宿命、ま、それに付き合おう。飲み物だけでも本望だし。

 

と車椅子でB1から5階に帰ろうとする職員の人を引き留め、1階のコンビニに寄ってくれと懇願。さっき主治医にも許可得たからと。でも、おじさんも一存では決められず、ナースステーションに連絡とってやっとOKだ。そのあとはおじさんも悲惨をなめてきた僕の味方だ。ゴーカートのように店内を走ってくれて、昨夜から決めてた3本をゲット。「完熟白桃カルピス」「小岩井純粋りんご」「三ツ矢サイダー梅」。しかし、梅は炭酸物と知らない僕の失態だった。これは丁寧に炭酸を抜いて飲みたい。

 

で、部屋に戻って「カルピス」をゴックン。思ったより、量を飲めない。ちょっとずつって感じで、これからは豪快な飲み方など望むべくもない。ビールを飲んで「プアー!」ていうのも難しそうだ。でも、口に含んだ時点で味がするよ、ももの味とカルピスの味がする。ねっとりした感触もわかる。味覚は確実に4割は減ったかなと思うけど。

「純水りんご」はもっとサラッとして、もっとリンゴの味がしてくる。もともと、部屋の冷蔵庫にあった「冷たいほうじ茶」も、お茶の味がはっきりとわかる。でも、やや瞬間的で、継続性がない感じかな。でも、想像よりも味がする。

まずまずよかったなあ。もっと壊滅的と思ってたからね。素直にうれしい。もっといろいろ試そう。

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