ご予約専用フリーダイヤル
0120-556-240

菅野所長のエッセイ:ぼんやりと生きる

 あいかわらず冴えない日々が続いているが、何となく気分的には少し軽くなった気がする。とくに何があったわけでもないが、まあ、9月くらいになればと思っていたのでそれはよかったのだが、体の疲れのほうはなかなかとれない。これも年だからしかたないね。

 今度の日と月は何の予定もないのでダラダラできそうでちょっと安心だ。そうすれば、来週は週末から学会関連で神戸だな。せっかくのシルバーウィークが半分なくなるのはもったいないが、帰ってからも2日は休めるのがいい。その辺までのことしか視野に入れていないが、向こう2週間は何とかなりそうな気がするのである。

 楽に生きていくコツのひとつは、あまり先を考えないことだ。僕なんかは、いつも1週間単位でしか自分のスケジュールを正確には把握していない。おおざっぱなところでせいぜい一ヶ月。先を考えると不安になるからね。そうやっていると、ぼんやりとしていた予定が目の前に現れてくる感じになり、それがけっこう新鮮な感じがするのだ。

 そういうわけで、ブエルタ・ア・エスパーニャの観戦も疲れから見落としが多い。出張とかもあったし。しかし、去年よりも面白くはないな。横綱級が渾身の力で戦う姿はほとんど見られない。リタイアも多く、もはやそれは望めないし。やっぱり、ツールからの連戦には相当の無理があるし、ブエルタの山岳はずっと厳しいようだ。

 日本人にとっては、新城がなかなか好調のようなのが嬉しい。どっかのステージでは逃げグループに入り、後半メイングループに捕まってからも果敢にトップ引きをした。新城、偉い!そのブエルタもあと2日で終わり。最終日はマドリッドがゴールだ。マドリッドの町並みを観るのは楽しいかも。

 そういえば、今回のブエルタでは、最初の頃にコスタ・デル・ソルのほうの小都市マラガを通過した。昔、スペインに行ったときに、この街を少し歩いたが、こんな地方都市にプロ1部リーグのサッカーチームがあるのかと驚いたものだった。当時の日本では考えられなかったものな。今では初めて佐賀県の鳥栖駅を通ったときに、何もないところに立派なスタジアムがあることに驚いた。時は流れたものだ。サッカーが根づくとはそういうことなんだよね。

 前よりも気分は軽くなったのは確かだが、今回の茨城方面の洪水にはやるせなくなる。今まで、関東であんな事態になったことないよね。国交省では鬼怒川のどこが決壊するかをかなり正確にわかっていたわけだが、対策は後手だった。
 もうひとつは、やはり政治だ。公明党を含めて、国民の声を無視して法案を成立させようとする連中がどうにも不快だ。何だかんだ言っても、やっぱり「戦争法案」だよね。戦争に巻き込まれることは間違いないんだから。

 それにしても、今朝の地震はすごかった。熟睡しているはずなのに飛び起きちゃったもんなあ。それでまた睡眠不足の一日となった。明日はよく休もう。

最初に戻る