オリンピック その2


2021.08.04

ひょっとしたら、という淡い期待はむなしくも吹き飛んでしまった。日本対スペイン、点差はつかなかったが、完敗も完敗。彼我の差はとてつもなく大きい。この感じは、W杯でのベスト8の壁だな。

 

ただし、私の友人は、10年目に比べたらずっといいと言う。まあ、今回スペインを苦しめたことは確かだ。10年前なら苦しめることもできなかっただろう。また友人はこうも言う。欧州5大リーグに50人くらい送り込めるようになればベスト8の壁も崩せるかもしれないと。そういう日がいつ来るのか。やがては来るだろうが、そのときまで生きていられるのかな。

 

今回はしかたないか。選手はよくやったしね。どの選手も必死だった。すばらしい気迫だった。だから、あそこまでやれた。そこにはすごい満足。采配にはちょっと疑問符がつくが。

ま、それも女子サッカーに比べたらかなりマシだし。なでしこの凋落には目を覆うな。あれは監督だな。世界クラスに行けば、頼みの綱は岩淵と長谷川だけだが、その長谷川を使うことができない。もっとも、長谷川もこの3,4年全然伸びないのも問題なのだが。ま、男子と一緒で、監督は外国から呼んだほうがいいよ。

そうだ。今回のオリンピックですごいいいのは馬術がたくさん観られることだ。って、そんなのやってないと思うでしょ? ところが日本には競馬専門のグリーンチャンネルがあるのだ。JRAは馬術競技を全面支援。加入してない人にも無料で放送してる。特に馬場馬術かな。人馬一体のとんでもない妙技が観られる。もう終わったけど。

ちなみに馬術は五輪で唯一男女の区分けがない競技だ。だから女性も多い。今回は52歳女性で初出場という人がいたり、ブルース・スプリングスティーンの娘も出場している。多彩だなあ。

 

 

 

松山はやっぱりダメだったが、日本に祖父母のいるシャフレの優勝は喜ばしい。松山がマスターズ勝ったときと逆のことになったが、松山はやっぱり相手がこけないと勝てないな。

ところで、ゴルフはオリンピック競技に向いてないのではないか。僕は自分がやるから面白いけど、そうじゃなければ面白いとは思えない。動きは少ないし、時間はかかるし。そういう意味では競技っていうのはどんどんルールを変えてもいいよね。ゴルフの中に、時間を競うのもあって、選手は打つとき以外はひたすら走るというのがある。ゴルフトライアスロンみたいな。観てるぶんにはそっちの方が面白いとも言える。柔道だって、青い柔道着を加えたら見る競技としては断然よくなった。あれは当初日本がすごく反対したんだけど。バスケットなんかルールがすごく変わったし、サッカーもあのオフサイドルールが変わろうとしている。変わるのは楽しい。

 

オリンピックに思う


2021.07.31

やはり無観客で正解だったのではないか。オリンピックどころではないだろうと思っていたが、予想を超えて感染拡大は急だ。そんな中で観るオリンピックだから、無心にはなれないな。しかし、選手には何の罪もないし、メダルを巡る真剣勝負は美しい。

しかし、始まる前からも次々にケチがついたな。類は友を呼ぶというか、組織委は、森前会長にならい。差別嗜好者の集まりだった。決して偶然ではないよね。そういう連中のつくるものよりも、その連中のクーデターに遭って追い出された野村萬斎チームの開会式が観たかったと思う。

開会式に対する心配は、またもやパクリで批判されることだった。前半部は怪しかったんじゃない? ビートたけしの「座頭市」のパクリと思ったが、そもそも前半部はセンスが悪い。海老蔵と上原ひろみのコラボも、外国人は異文化情緒をかんじるのかもしれないが、何時間やっても到底ヒュージョンはしないパフォーマンスだった。ああいうのは、70年代くらいの発想だね。

後半部、ピクトグラムは面白かった。しかし、あれは「欽ちゃんの仮装大賞」だな。いまや日本の文化なのだろう。ドローンは前のオリンピックでもやっていたので斬新ではないが、クオリティが高かったので良しとしなければな。閉会式でも違うバージョンがあるんじゃないか。それにしても、開会式はあの二つだけで良かったね。

そもそも開会式は中止か簡素化するかという理事全員の意見があったにもかかわらず、(間違いなく森と橋本と)武藤が強行したんだよね。もちろん、森一強だが。

 

聖火ランナーも大坂なおみっていうのはどうなんだ? 日本語も話せず、住んでもいないのにねえ。それから吉田と野村なら、世界でも希少な4連覇の伊調馨だろうに。もっともマイナー競技の覇者では世界にインパクトがない。最終の点火者に値するのは、キングカズこと、三浦知良ではないか。世界中から尊敬されまくってるぜ。あるいはここで、池江璃花子というのもあったと思うね。大坂は世界的ではあるけど、借り物感は否めない。

 

ちなみに57年前の点火者は陸上の中距離ランナー沢木だった。別に世界的にすごい選手じゃなかったけど、フォームがきれいというのが大きな理由だったんだよね。

 

マスコミはソフトボールの金で大騒ぎしたけど、これ出場国6か国だよ。カバティのアジア大会だって10カ国が参加するんだ。五輪競技にするのは無理筋過ぎるね。野球も同じようなもんだ。

厳しいようだが、同じメダルでもその価値はけっこう違うのだよ。その点、サッカーの金は10競技分くらいの価値があるんじゃないか。予選全勝、フランスを蹴散らした日本にはついつい期待してしまう。

類は友を呼ぶと言ったが、メダル確実と世界的にも思われていた水泳の瀬戸、バドの桃田。確かに予選で敗退するわけなどないと思わせたがね。でも、この二人には大きな共通点があるでしょ。そのへんがねえ、偶然とも思えない、興味深いところだ。大阪なおみもお騒がせという意味では一緒かな。

 

これまで一番興味を惹かれたのは柔道の大野将平だな。決勝も含めて、すべて一本勝ち、軽々と金メダルだろうと思っていたが、準決勝、決勝と意外なほどの苦戦だった。この人が背負っているものは一体何なんだろうと考えると、丸山城志郎という存在に行き当たった。天才は天才を知るというが、あまりにも不運なこの後輩の柔道家に対する思い、それは何だかすごく重いもののような気がした。本人はそうは言わないけど。この孤高の柔道家については興味が尽きない。

 

僕は57年前のオリンピックを知っている。当時は小学生で、代々木の水泳会場にも行った。当時水泳選手になりたいとも思っていた僕の憧れは、アメリカの水泳選手ドン・ショランダー。残念ながらその日ショランダーは出場しなかったけど、ついでに飛び込みも観られて幸せだった。

東京オリンピック一番の衝撃は閉会式だったな。日本の旗手が外国人選手に担がれ、まるでグランドに乱入という感じで続々と選手がそれに続いて出てくる。行事ではいつも行儀良く振る舞う日本の光景とは思えなかった。

そういう衝撃、驚き、インパクトを味わいたいのだ。僕の場合、それはソフトとか野球では味わえないな。誰が勝ったとか、金だとかいう話ではないのだ。体操ニッポン塚原の月面宙返り、走り高跳びのフォスベリージャンプ(背面跳び)、バスケット米国のドリームチーム・・・なかなかそういうものはないかな。

さて、今週はCT検査を受けた。手術後は結果を聞くのが怖いので、今回は気持ちを切らさないように心がけたね。

先日ありがたいことに執筆の依頼があった。ちょっとわがままを言って、ガンとの付き合いについて書かせてもらうことになった。しかし、書くことが多くて紙数に収まりそうにない。やめとけばよかったと反省しつつ、自分の認識が広がりと深まりを見せていくことが少し嬉しい。いずれ仕事に復帰したいわけだが、そのときには一皮むけているかもしれないと、図々しいことを思うのだった。

 

無事な知らせ


2021.07.17

気がつけば、けっこう長い間このコラムをスルーしていた。別に何があったわけではないが、何というか、気分が塞いでいたというか。今もとくに気分が上がっているわけじゃないが、書いていないと心配する人もいるので、無事な知らせとして何か書かないとね。

気分が上がらない理由はまあいろいろだが、ひとつにはやはり、術後の牛のような歩みにあるのかもしれない。気管孔の大きさはチューブによって安定している。今の大きなチューブにもほぼ違和感を感じなくなった。でも、そのぶん簡単に外れるようになってしまった。

 

つまりは、代わり映えがしない毎日ということだ。

まあしかし、しょうがないね。

 

先日、電車で隣の老婆から吉祥寺まではどう行けばいいのかと聞かれてしまった。しかたないから、電子メモ帳を取り出して書き記したのだが、彼女は何だか理解できない様子。で、向かいに座ってるおじさんに聞きに行った。そのおじさんはこう行けばいいんじゃないかと説明するのだが、それはすごい遠回りだ。そうじゃなくて、新宿乗り換えでこう行かなきゃと伝えたいところなのだが、僕にはそれができない。まあしかたない。そんなにあることじゃないし。

あまり楽しみがない中、どこかの店で美味いものを食べてみたいと思うが、一人では行けない。誰かに付き添ってもらうのも申し訳なくてね。そもそも、話せないので。1対1では相手に気の毒なのだ。ゴルフみたいに、3人以上いれば気が楽だ。もっとも、嗅覚を失い、味覚も相当に落ちてしまった今、何を食べてもそんなに美味いとは思えないのだが。

このことは人生の計画にも影響を及ぼす。実はリタイアしたら海の近くに住んで、釣りでもして、それを自分で料理してとか考えていたのだが、今は、刺身の微妙な味がわからなくなっているんだよね。もうカレイとヒラメの味の違いもたぶんわからない。だから、たぶんゴルフ優先かな。身体が元気なら、だが。

でも結局人に頼るしかないことが多くなるんだろう。引きこもっていれば、そういうこともなく、今はまさにそうなっているのだがね。

そもそも入院の時もそうだが、その後も僕の事情を知った人からは励ましと応援の連絡をいただいている。僕のことなんかを気にかけてくれる人がけっこういるということに驚きだ。今まで確実に好かれているのはヤブ蚊くらいと思っていたのにね。まったくありがたいことである。長く生きていても徳はまったく積まれずに、恩だけが積もっていくな。

 

 

菅野所長のエッセイ:同音異義オリンピック


2021.06.25

今週、病院でまた気管孔のチューブを変えた。これまでの吉田式よりも大きくて短い。キツキツなので外れる心配がなく、補助紐も要らなくなった。暑くなる季節なので大助かり。チャント手術をするためにも、これでトンネルをさらに確固としたものにするということだ。でも、入れるときが大変で、最初の時は壁面にこすれて血が出たな。その後も、前よりもきついので違和感は残っている。これに慣れるまではおとなしく過ごさないといけない。

 

さらに、昨日は一回目のワクチン接種。ちょっと遅いでしょ。というのも、練馬区はかかりつけのクリニックでいいというので便利だなと思ったが、予約した泌尿器科はそもそも患者に老人が多いので混んでたのだ。ま、僕は急いじゃいないのでいいのだがね。すでに摂取している友人たちは一様に2,3日熱が出たと言うので、覚悟してたが、僕の場合は身体がだるい程度だな。それと注射の半日後に痛みが出ると言われたがその通りだった。でもやはり、おとなしくしていなければいけない。(ずっと後のほうに続きがあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、おとなしくしてばかりも何なので、オリンピックの暴走を止められない腹いせに、これをからかってやろうかと思い立った。同音異義が炸裂する「言葉のオリンピック」だ。

五輪の心配事とは、もちろんさらなるパンデミックが起こるのではないかということだ。組織委は有観客をもくろむが、観戦者が増えれば感染者が増えるというのは誰でもわかる道理だろう。南米のサッカー大会(コパ・アメリカ)では、無観客にもかかわらず、140人の感染者が出た。日本人と違って、外国人はルールを守らないからね。

入国したウガンダ選手団なんかはごく少数だったが、2人の陽性者。同時期に、他の国の選手団を合わせるとさらに4人とか、また五輪関係者2900人のうち、6人の陽性者。出国の時には陰性でも、入国の際はわからない。そしてまた、成田で隔離もしないで、ほぼ自主的な管理に任せてる感じ。水際対策などまるでザルだとの声があるが、ザルは人々の生活に大いに役立っているから、ザルに失礼だな。まともに水際対策を唱えてた人間からしたら、このウガンダ事件には地団駄を踏んだだろう。

それにしても、まだ5%以下くらいでしょ。五輪での入国者は9万と言われてるが、ラムダと呼ばれる変異株が猛威を振るっている南米勢から来たら大変だよね。ルール厳守をいくら要請しても、陽性者は増えていくのではないかな。バブルなんてシステムは、コパ・アメリカでもやってたんだよね。

加えて五輪貴族関連がどれくらいいるのかわからない。こんな連中が大挙してきたら、何としても退去させてしまえ。とくに、IOCの上層部ね。われわれは日本に帰属していて、日本を守りたいけど、五輪貴族が帰属するのは「金の国」だからな。日本がどうなろうが知ったこっちゃない。一泊数百万のホテルに泊まってパーティ三昧が目的だしね。宿泊費、数百万の部屋なんてあるんだなあ。みんな1万の宿泊にも四苦八苦なのにね。

有観客だの酒類を出すだの、五輪委は、オリンピックは特別とばかりに緩んだ姿勢を見せるね。飲食店や一般の人には規制ばかり打ち出すのにね。夏休みだからと、帰省も許さない。五輪委はスポンサーに寄生しているからね。われわれを犠牲にするのはかまわないわけだ。

しかし、さすがに酒類の件は怪しい。アサヒへの忖度でもあろうが、めくらましかな。こういう話題に誘導することで、五輪を既成事実にしてしまうと。中止を唱える人たちの厳しい注視からちょっと逃れることができる。議論が開催の内容のほうに移れば、これを企んだ奴は密かに快哉をあげるんだろうな。

 

とまあこんな感じで同音異義の乱舞でした。

今回のオリンピック、まだ中止もあるけど、金メダルあげるとすれば、感染者を一番出さなかった国にしたらどうかな。

 

 

 

日曜は、夏のグランプリ宝塚記念。本命は⑦クロノジェネシス。晴雨兼用だ。相手はひどい天気の場合②レイパパレ、悪くなければ⑩カレンブーケドール。そこから3連複で⑨アリストテレス⑬キセキ①ユニコーンライオン、天気悪かったら⑪モズベッロ。

菅野所長のエッセイ:心配は尽きないが


2021.06.20

今週はちょっと疲れたかな。

日曜に埼玉のほうでゴルフをやったのだが、その後オーダーメイドの枕をつくったり、麻雀やったりして、内容が濃すぎた。

枕というのは、友人たちが、僕の安眠を願ってすごく高いオーダー枕をプレゼントしてくれたのである。とくに入院の頃が大変だったのでね。ありがたい。実際使ってみるとなかなかいい。枕にこだわる人、困っている人にはオススメだな。「まくらぼ」という店だ。

 

さて、話が通じない相手には黙るしかないというのは、普通の対人関係のあり方だと思うが、僕の場合はそれが顕著らしい。昔、恩師から「菅野君は、話が通じないと思うとほんとに何も言わなくなるよね」と言われたときには、自分の幼児性や陰険さを指摘されたようでいささか恥ずかしかった。でも、ほんとにそうなのだ。

そういうところは今も変わってないはずだが、オリンピックにかんしてはぐだぐだと言い続けたいのである。なんで強行するのか? それは利権のためだと、連中の動機についてはわかりやすい。でも、「何で?」というのは、何でこういう事態になってしまうのかという問いである。

「インフルエンザが蔓延している学校で運動会なんかやらないでしょ」とある作家が言い、これほどにわかりやすい言葉はないなと思いつつ、それがまったく届かないという事態が悲しいのだ。これほどまでに言葉が無力だという状況にあると、何だか中国や北朝鮮に住んでるんじゃないかと思ってしまうな。

 

近年では、エビデンスがどうだかとか、データ、数字を示すことで説得力を上げるというのも多い。まあ確かにみんなそういうのに弱いよね。たとえば、今回は専門家会議とか分科会とかが機能していないことがよくわかったのだが、それでも初期の頃は可能性はあった。しかし、彼らは、政治家を説得させるだけの実力がなかったね。ま、それはほとんど厚労省の医官や感染研究所の研究員の問題だ。もう少しはまともなリサーチなり、研究なりしていれば違っていたのではないかな。

 

ただし、みんな数字に弱いというけど、別にそれは正しさを表しているわけじゃない。データの取り方なんてけっこう恣意的なものなんだよね。たとえば、現在ほとんどの競馬の予想はデータや数字を前面に出しているわけだが、まあ当たらないこと当たらないこと。僕みたいに相馬眼でやってる人間のほうが、彼らに比べれば、圧倒的に当たっているよ。

まあ、データが好まれる理由もよくわかるけどね。簡単に共有できるからだ。

でも、競馬もコロナも、重要なのは予測すること、先見するっていうのは基本難しい。未来はどうなるのか、わからないことが多い。たとえば変異株が次々と現れ、こんなにはやく世界を席巻するとは誰も思わなかったよね。だからこそ、より慎重な姿勢が求められるはずなのだ。つまりはリスクマネージメント。

僕の喉頭がんにしたって、さっさと全摘したのが正解なのかどうかはわからない。他の選択肢もあったのかもしれない。でも、僕は最悪の事態を回避することを選んだわけだ。この国の上層部には,そういう感覚が足りなさすぎるんじゃないの。福島原発がいい例だな。最悪の事態を想定しない。双葉町の住人はほぼ永久に帰れない。そういえば、そんな場所から聖火リレーを始めるという、底知れない欺瞞も嫌だったなあ。

 

五輪の強行がどれほどのリスクをはらんでいるのか、それもまた未知の部分も大きいのではないか。経済問題や感染拡大はもちろんだが、たとえば世界中で日本に対するヘイトが沸き起こるとか、そういうこともあり得るのかなあ。最悪の事態をつねに考える人間としては、心配は尽きない。でも、枕が替わったおかげで眠りはいい。

 

菅野所長のエッセイ:異色の対決


2021.06.12

トンネルの具合は変わらずいいのだが、今週は一日だけなのだが、わずかに出血が見られた。まあ、ほんの少しで、翌日からは元に戻ったので大したことではなさそうだ。

 

今月始めに区からワクチンの接種案内が来て、今月と来月の予約を取った。練馬区は近くのクリニックでもいいので楽であるが、通常の診療もあるぶん混んでいるみたいである。周囲では、すでに摂取している人もいるが、みな一様に熱発があるようだ。打った後は2日は空けないといけないようである。

僕が何でまだ打っていないのかというと、ゴルフの予定があったために、それが終わってからと思っていたからだ。それから予約したもんで、年の割に遅くなっている。

でも、僕の場合、今は鼻と口では呼吸ができないので、飛沫感染のリスクは極小なのである。急ぐ必要はない。結局、危険なのは,何かを食べたりして、その食事にウィルスが付着しているときである。一般的にも危険なのは、食事と会話の時であって、これには変わりない。でも、世間一般にはそういう見識がないのだなと思ったのは、一時期「重ねマスク」が流行ったときである。二重にしたところで何の効力もないと検証されるとみんなやめたけどね。でも、検証なんかしなくてもわからないとな。

まあ、ワクチンがあるから、このペースなら10月頃には国民の4割くらいには行き渡るのではないか。そうなれば感染の拡大は減少の一途になると言われている。ただ、ウィルスは変異するからね。インド株とか越えて「五輪株」なんてのが生まれたら厄介そうだがね。

で、そんな馬鹿なと思いつつ、五輪に向かってまっしぐらな情勢だ。もう何を言っても無駄なのだな。つける薬がないね。パソナとか、コロナと五輪でボロ儲けのようだ。前年度比で10倍の利益なんておかしいでしょ。そりゃ何としてもやるよね。

とはいえ、中止にしたほうがいいという国民の声もまだ半分以上はあるのではないか。反対と賛成、選手を除いての、この賛否の分かれ目とは、大局的には、金のことを優先するかしないかということではないかな。つまり、日本人の半分以上は、金よりも大事なものがあるという考えを持っているということだろう。五輪はやることになりそうで、それは残念だが、そう考えるとちょっと救われた気分になる。しかし、少数派が勝つというがなんとも不条理。

僕の場合、スポーツ大好き、五輪大好きなんだけどね。お金好きにはかなわないんだな。

 

スポーツでは異色、意外な対決がいくつかあった。まずゴルフ。フィリピンと日本の二重国籍の笹生と畑岡とが、全米女子オープンでプレイオフ対決。これにはびっくり。全米オープンはトーナメント一の難コースで、もうサバイバルゲーム。最終日、脱落者が相次いでいく。競馬で言えば宝塚記念。そこでしぶとく粘った二人が優勝を争うという信じられない展開だ。

でも、渋野の全英優勝から変わったね。あれから2年でまたメジャーだ。その渋野はあえなく予選落ち。迷走は続いているようだ。ポテンシャルはあるのにねえ。でも、日本では次の矢が育ってる。渋野世代の一つ下、稲見萌寧。これはもう日本では突き抜けているね。敵なし。無双状態。アメリカ行っても相当やるだろう。

サッカーでは、ふたつの日本代表が試合。A代表とU-24五輪代表。ジャマイカがコロナ関連で来日できなかったために急遽組まれたカードだが、ジャマイカのおかげでひじょうに珍しいものが観られたな。ま、実力差は断然だったけど。後半久保がいなくなると五輪代表は攻め手を失った。が、OA枠の遠藤航によって試合にはなった。今の日本は遠藤と鎌田が中心だ。この日も鎌田は超絶なトラップからのゴールを決めた。

海外では、引退したボクシングの英雄メイウェザーが、超人気なユーチューバーと対決。いくら体格差があると言っても、これがKOできないんだから情けない。もう途中で観るのをやめてしまった。

オリンピックは異色の対決なんてのはないよね。それにしても、レスリングとか柔道とかほんとにやるのかね。いろんな国が混じり合う、そんな肉弾戦をわれわれは正視できるんだろうか。

 

 

 

菅野所長のエッセイ:マルチタスクができる


2021.06.05

その後も気管孔は安定している。外出しても大したことは起きない。

僕の場合、とにかく何らかの活動をすると痰が増えていくので、それで呼吸に影響するのだ。周囲に人がいなければ、大きく咳き込んだり、それによってたまった痰を出したりもできるが、町中や交通機関の中ではそうもいかない。だから、ゴルフなんかはまだいいわけね。

痰がたまると気管孔が狭くなる。酸素の吸入量が減るので、高地で運動しているみたいに疲れが倍増する。そんなこんなで外出が苦痛となっていたのだ。で、結局、何もしないでいるのがいちばんいい。寝ている時間は起きてるときよりも明らかに痰の量が少ないもんね。

でも、前のようなつらさはなくなったな。先日は、仕事場に行き、病院に行き、郵便局にも行ったり、3つ以上のマルチタスクを達成。そんな程度のこともこれまではできなかったんだよね。こうなってからは、病院はもちろん、福祉、役所関係とか、案外とやらなきゃいけないことが多くなった。1回の外出でいろいろできないと困るのでよかったなあ。

 

先週のダービーはとてもいいレースだった。直前のパドックで一番よく見えた⑪ステラベローチェ(7番人気?)を多く買い足したので良い結果を得た。①エフフォーリアが負けるとは思わなかったが。

今週は大好きな安田記念。本命はマイル戦なら世界一強いかもの⑤グランアレグリア。相手は①サリオス⑧インディチャンプ⑫ケイデンスコール⑬シュネルマイスター。この4頭くらいに絞りたいが、念のため⑥ダノンプレミアム⑦ラウダシオン⑪ダノンキングリーも押さえる。

菅野所長のエッセイ:待てば海路の


2021.05.29

今週も臥薪嘗胆だった。

今はとにかく気管孔の状態が安定することが課題なのだが、これがずっと変わっていなかった。火曜日に病院に行くと、気管孔の出口周辺にやたらと肉芽があるのを見たドクターは、すぐにハサミを用意して「これ切っちゃいましょう」と言う。肉芽とは傷跡などを塞ぐために周辺の肉が生成されて盛り上がったものだ。僕の場合はそれが出口付近で弁のようにビラビラしてて、チューブを挿しこむと、それに当たって出血するみたいなのだ。だから、切除したほうがいいのだろうが、「痛覚はないはずだから」と、いきなりジョキジョキと切り始めたのにはちょっと困惑したね。確かに痛くはないが、血がドクドクと流れるし。着ていたシャツも気を浴びた。まあしかし、痛くはない。すぐに終わったし。

で、止血し、今までとは違う塗り薬を処方されて診察終了。こういうのも手術というのだろうか。でも、会計で驚く。あれで2万円ですと。やっぱり、手術なんだな。まあ、いい商売なんじゃないか。

 

で、またもや傷口の様子見をしなきゃいけないので、どこにも出かけず、じっと待機生活。そして週末を迎えたが、その結果、何といままで一番の状態になった感じ。気管孔は大きくなったし、出血はしないし、痰の量も減った。肉芽を切除したのはもちろん、軟膏を変えたことが大きそう。でも、何で最初の頃からこういう状態にできないのかねえ。やっぱり大学病院は経験不足の医師が多いからかなあ。

まあしかし、遅ればせながら、気管孔は安定期に入っていくのではないか。初めてそういう手応えを感じている。そう感じられるのが嬉しい。

さて季節はもう昼が一番長い頃となった。ダービーの季節。先週のオークスは,1、2着は読み通りだったが、3着にとんでもな伏兵が飛び込んでパー。悲しい。ダービーでもそういうことが起こるのかもしれないが、そういうのはしかたないね。本命は当然①エフフォーリア。2番人気の牝馬参戦、⑰サトノレイナスは危険な人気馬かも。

①エフフォーリアから、相手は⑦レッドジェネシス⑧ヨーホーレイク⑩シャフリヤール⑪ステラヴェローチ⑬グレートマジシャン⑮アドマイヤハダルへ3連複。人気のないのが来てくれると嬉しいが。

菅野所長のエッセイ:先々の方針


2021.05.23

とくに書くことがないなあ。できるだけ何もしないで気管孔を安定させるのが今の課題だ。ただ、先日はゴルフに行った。2ヶ月ぶり。僕のためにセッティングしてくれるところがあるので、これには応えたいと思うのだ。でも、けっこうな雨だったなあ。身体を動かすことがないので、楽しいがやはり疲れる。でも、気管孔のためには。雨はいい。乾燥するのはよくないんだよね。家でも24時間加湿器が稼働している。

 

最近はお風呂でパニックという心配がない。外出も同じようになってきているけど、風呂も外出も、痰が生じやすくなって、咳が出る。すると、喉孔によくない。それがあるので、できるだけ活動しないようにしているのである。最低でも3日以上出血しないようになりたいんだよね。

 

というのも、ゆくゆくは話せるようになるための手術を考えているからだ。

これまでは、発声訓練によって少しでも取り戻そうという考えだったが。いろいろ調べると、欧米では80%がこの手術(シャント手術)をするのだという。日本では少ない。たぶん、この手術関連に対する医療援助がほとんどないからではないかな。それゆえに執刀医も少ないようだ。僕の行ってる病院にもいないのだろう。だから、この手術の話はまったく出ない。だから僕もよくわかってなかった。でも、これがベストでしょう、間違いなく。

 

喉頭全摘手術は、気道と食道を分離するものだが、シャント手術は再びこれをつなぐための孔を開けるものだ。その条件として、転移がないことと気管孔が安定していることがある。だから、早くても半年後か一年後だけどね。とにかく、現時点ではシャント手術にしようかなと。そういう方針であれば、発声訓練も行かないでいいよね。もっとも、コロナ禍でずっと休講状態でいつ再開するかもわからないんだけど。

 

さて、明日はオークス。無敗の白毛馬ソダシが勝つかどうかは世界の競馬界でも話題なのだそうだ。

強いけど、距離の壁があるかもしれない。いちおうソダシが消えることも考え、距離適性、馬場適性がある馬を選ぼう⑪ソダシの相手筆頭は、⑨ユーバーレーベンと⑱ステラリアだ。そのほか、①ククナ④タガクールキャットクールキャット⑦アカイトリノムスメ⑬ファインルージュ⑮アールドヴィーブル。⑨⑱⑱の馬単ボックス。この3頭からの3連複フォーメーション。④⑤⑦⑨⑪⑱のボックスも。

菅野所長のエッセイ:自分を見失わないように


2021.05.15

人は,「自分を見失う」という事態があるようだ。僕の場合は、そういうことがあったのかというと、一度もなかったような気がする。「自分がわからない」というのもそうなのかな? となると、自分を客観的に見られなくなるということかもしれない。

競馬で言うと、自分の適性がわからないみたいなことか。もっとも馬がレースを選んでるわけではないので、人間が血迷ってしまうのである。明日のGⅠヴィクトリアマイルでは、1600メートルが合っているのかどうかなのだが、それはまた後で。

で、こんなことを言うのも、松山がマスターズを勝ったときに、なんで勝てたのか不思議だったからでもある。松山がよかったのは3~5年前くらいで、ここ数年は明らかによくなかった。メジャーどころか、普通の大会でもまるで勝てる雰囲気はなかった。

ところが、去年の終わり頃から松山は初めて固定のコーチを雇った。このコーチがついてから数ヶ月、マスターズ優勝。唐突には見えるが、やはりその成果というものかと思わざるを得ない。自分ではどうしようもない迷路にはまり込んだ彼は、新たなコーチの存在で曙光を見出したのだろうか。

ただし、松山は自分で考える力を持っている。ツアー選手の中でも一番と言われるほどの練習量も誇っている。ほんのちょっとのきっかけさえされば、いつでも迷い道から抜け出せたのかもしれない。

 

一方で、どうしようもない底なし沼にはまり込んだのが、渋野日向子だ。全英を勝ち、一躍世界的な選手になった彼女だが、その後ぱっとしない成績が続いた。その原因は細かい技の不足と、戦略的な考え方の不足だった。それでも、全米オープンでは初日から最終日までトップ争いに加わり、やがてはまた陽の当たる場所に浮上するだろうと思わせた。が、本人は何を思ったのか、大幅なスウィングの改造に乗り出す。結果、たぶん誰が見てもおかしなフォームとなってしまった。しかし、本人はその奇異さに気づかないかのようにそれを続けているのである。ああ、こういうのが「自分を見失う」というやつなんだなと思ったね。わかりやすい。

こっちは松山と違って、自分で考えて自分でやっているのだが、ふつうにコーチをつければ、こんなことには絶対にならないと断言できる。べつに、そこまでスウィングに問題があるわけではなかったのだが、独りぼっちの、言い換えればナルシスティックな位相にある人間は、そうは考えられなくなってしまうのだ。こういうのって、整形に整形を重ねていくような例とすごく似てるんだよね。みんな気をつけないとね。

 

でも結果が出ないと、やっぱり考えてしまうものだな。たとえば、僕の気管孔などもいっこうに安定はしない。チューブを外せば閉塞を始めてしまう。そういうことがなくなるまで半年は我慢。何も変えずにただ時間だけがかかるということもあるんだよな。

 

で、明日の競馬。先週の予想も当たったなあ。G1だけならほんとによく当たる。

明日も絶対的な馬がいる。⑥グランアレグリア。去年の安田記念でアーモンドアイを軽くひねった、異常な強さ。対抗は⑫サウンドキララと⑦マルターズディオサとしようか。そこから、①マジックキャッスル⑤デゼル⑧ランブリングアレー⑱レシステンシアへ3連複。2番人気レシステンシアは、ハイペースで潰れる可能性もあると見た。