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菅野所長のエッセイ:穏やかな海は

今週は大きな学会が横浜であり、それに合わせてのゴルフが一回。もう30年くらい続いているコンペであるが、調子悪かったなあ。おまけに帰りには道に迷ってしまい1時間くらいで帰れるところを3時間かかってしまった。そういうわけで、昨日と今日はクタクタである。

学会のほうは、やっぱり昔と変わらずで、斬新な発表など皆無。僕が司会したところも、まあみんなマジメに取り組んではいるんだけど、だからどうしたの?というレベル。情けないな、この業界は。先週の話じゃないが、狭い世界でものを考えているんだなあと。

「おだやかな海では良い船乗りは育たない」。若い人はもっとたくさん仕事しなさいね。臨床のキャリアとして、最低10000から15000ケースはやらないと基礎はできないのだ。たぶん、今は昔と違って心理士がたくさんいるから、個々の仕事の量も減っているのかもしれないな。若いうちにたくさん経験を積めないのは不幸なことだ。

で、来週はまた学会で九州のほうへいく。今月は出かけることが多い。疲れないようにいろいろ工夫しないといけないね。いちおう、療養中のT氏にリハビリ用に贈った小さなバランスボールを自分でも使っている。乗り物に乗っているときに腰に当てておくとなかなか楽なのである。

そういえば、学会で久々にK氏と会ったが、心臓手術の手術痕が痛々しい。ところが本人は心臓の手術後は、血圧とかGDPとか、検査の数値がひじょうに良くなってえらく調子がいいという。僕はバネ指でゴルフに苦しんでいるが、「心臓手術すればバネ指も治るよ」とトンデモなことを言う。まあとにかく、彼の場合、手術によって心臓が正常に機能し、そこからホメオスタシスが働くようになったということなのかもしれない。人体は神秘だ。

今朝やっていたテニスの全米オープン準決、錦織は残念だった。見るからに疲れていたな。しかし、今回は準々決勝でマレーに勝ったから上出来である。たとえ、決勝に行ってもジョコビッチには勝てないだろうし。
今日はプレミアで、マンチェスターダービーがあるんじゃないだろうか。斬新な補強をした今シーズンのユナイテッドは面白い。

学会中に行われたW杯予選のタイ戦は観られなかったな。ここで負けるようではどうしようもないから観なくてもいいよねと、皆で飲んでた。結果はやはり勝ったが、今予選の最大のポイントは、10月11日のアウェーのオーストラリア戦である。これに勝てればだいぶ希望はつながるのだがね。
あまり放送を観られないのだが、ブエルタ・ア・エスパーニャは、ツール、五輪と連戦してきた王者フルームが苦戦中で、ライバルのキンタナにかなりタイム差をつけられていた。やはり、フルームと言えど、そんなスケジュールで勝てるほどグランツールは甘くないと思ったのだが、昨日のタイムトライアルで圧勝。1分20秒くらいまでに縮めてきた。 でもあと2ステージしかない。まずは今夜の長距離山岳ステージで爆走するしかないのだが、今回はスカイのアシスト陣が大不調なのである。普通に考えればキンタナの逃げ切りが濃厚だ。フルームが負ければ、リオ五輪出場はとくに余計だったということ、そもそもツールとブエルタを連勝するのはとてつもなく難しいことをまたもや実証してしまう。

でもでも、それに挑戦したフルームはやっぱり偉い。僕も見習わなくちゃ。そして荒海に出よう。

で、来週は出かけるので、このコラムはお休みです。

 

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