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菅野所長のエッセイ:馬も企業も乗り役次第か

金土と出かけちゃうので、木曜にアップ。

岐阜の乗馬クラブで飼っていたシマウマが脱走。ゴルフ場に逃げ込んだところを麻酔で弱らせたが、溺死というニュースが悲しい。捕獲の仕方もなんだかひどかった感じ。もっと動物のことをわかっている人がいればああいう結果にはならなかったんじゃないか。ああなるくらいなら、しばらくでもいいから放ってやればいいのに。千葉ではキョンがいたりもするが、シマウマもいればゴルフ場ももっと楽しいし。山梨のほうで、何十頭のサルの群れが悠然と横切っていく場面に遭遇したが、こうした動物はカラスみたいに悪さをしないしね。

シマウマと言えば、遺伝子的には、馬ではなくロバにとても近い。馬とシマウマを比較すれば、人間とサルよりも遺伝子的には遠い動物なのだそうだ。つまり、外見だけなら人間とサルのほうが遠い感じがするが、そうではない。これは何ごとも外見だけで判断するなということだな。

われわれのよく知るシマウマはサバンナシマウマという種類だが、グレービーシマウマというのがいて、模様もちょっと違うが、牡がハーレムをつくって縄張りを守る。同じシマウマでも、ものすごい数で群れるサバンナシマウマとは習性が違うところが面白いが、グレービーは絶滅寸前と言われている。昔アフリカに行ったときに、このグレービーシマウマとクロサイを見たかったのだが、やっぱり見られなかったね。

ちなみに僕がいちばん好きなのは、シマウマではなくて、トムソンガゼルだ。あんなにきれいでかわいい動物はなかなかいないな。チーターによく襲われるけどね。サバンナでたくさんのガゼルが草をはみながら白くて短いしっぽを振っている光景こそが僕がアフリカで見たかったものだった。ゴルフ場にもいたら最高だな。でも芝を食べちゃうか。

われわれにとって身近な馬は競走馬だが、大人気の新人女性騎手藤田菜七子ちゃんが地方とはいえ初勝利! ファンも競馬界もほっと一息である。今度は中央での初勝利が待たれるな。
日曜は今年最初の芝のGⅠ高松宮記念がある。有力馬多すぎで当たる気がまったくしないが、いちおうミッキーアイルを本命にするのが妥当だろう。相手はダンスディレクターで、この2頭の3連単マルチ、3連複。それからミッキーアイルからの1頭軸マルチも少々だな。騎手からすると、戸崎の乗るウリウリもいいかな。

ますます悲しくなるのがシャープの件だ。身売りした鴻海が早くも2000億円の出資減額請求となって、結果1000億となったわけだが、何か見え見えの手口にやられている感がタップリ。これは昔はやったフットインザドアとかローボールテクニックみたいなものなんじゃないか。何だかつくづくここの経営陣はダメなんだなあと思った。馬に力があっても騎手が悪いと勝てないようなものだ。

昔、まだシャープが2番手的な企業だった頃だが、僕は製品の質がすごくいいなと思っ
てシャープばかり買っていたものだ。その後大企業の仲間入りもしたのも納得だった。だから、技術陣はすばらしいのだが、上のほうの経営陣がダメダメなんだよね。社員がかわいそうだな。鴻海もその技術と工場だけがほしいんだよね。会社なんかどうでもよくて。

日本人だとこういう骨抜きにするようなやり方はしない。もっと情があるもの。ま、村上ファンドあたりはそうでないだろうが。だから外資に売るというのは危険もいいところ。政府も電力ばかり守らずシャープを守ってほしかったなあ。

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