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菅野所長のエッセイ:春はクラシック

 今週の最初は腰の具合もだいぶよくなってきたなあと思っていたのだが、木曜にうっかりコルセットをつけ忘れてしまっていて、それが悪かったのか、今日は朝からひじょうに良くない。痛いし、1ヶ月前に戻った感じである。わがままを聞いてもらって早退させてもらうことにした。この状態では確実に座って帰らないとやばいね。ほんとにもう、良くなってきたと思ったのにぃ。

 今週の驚きは、FC東京の武藤になんとチェルシーからオファーが来たことだ。ありえないと思ったが、情報通によるとスポンサー絡みらしい。戦力として期待しているわけでもないだろう。
 武藤は確かにいい選手だし、海外にも行って欲しいと思うが、チェルシーでは控えでベンチ入りすることさえ不可能ではないか。行くなら、もう少し弱いクラブじゃないと試合に出れないね。バイエルン時代の宇佐美、マンU時代の香川と同じになるぞ。だからやめといたほうがいいような気がする。

 この何週かは、ヨーロッパでクラシックのロードレースが始まっており、やっぱりこれが最高である。先週は自転車王国ベルギーでのツール・デ・フランドルを約200キロ分、生中継で観てしまった。いやあ、ロードはほんとに面白いなあ。
 夏の大きなレースと違って、これらは一日だけ、ワンデーレースと言う。日曜の夜はまたまたビッグレースのパリ~ルーベがある。何でも半数近くがリタイアしてしまうこともあるらしい。

 「弱虫ペダル」の影響から、去年のツール・ド・フランスから見始めたばかりの僕なので、まだまだ知らないことが多いんだけど。でも、ヨーロッパのレースは日本時間としてはちょうどいい時間帯にやるんだよね。仕事から帰ると、残り50キロから70キロくらいで、佳境からゴールまでばっちり観られるところがいい。

 ロードもクラシックの最中だが、競馬もいよいよ3歳クラシックが始まる。日曜は桜花賞だ。昔はクラシックの中でも一番好きでもなかったレースなのだが、いつのまにか、いちばん楽しみなレースになってしまった。
 この季節阪神競馬場は桜が満開のことが多く、その下を「魔の桜花賞ペース」と称されるスピードで馬たちが走る姿は実にあでやかなものである。

 このところ負けっ放しだが、今度はそうはいかないぞ。本命は⑧ルージュバック。牡馬の重賞を勝って桜花賞に臨んできた馬は史上初めてのはずだ。はるか昔だが、桜花賞をぶっちり勝ちしたテスコガビーくらいの強さがあるのかもしれない。走り方もちょっと独特で面白い。対抗は⑥レッツーゴードンキ、⑮ココロノアイ、⑬クイーンズリングの3頭が横並び。3着ならあるかもというのが、⑨アンドリエッテ、⑪キャットコイン。これ以外は要らないな。いちおうマルチも買うが、⑧を1着固定で太く買いたいと思うのである。しかし、資金があまりないのが残念。

 そうそう、先週の日曜日の10レース「伏龍ステークス」で、競馬史上初であろう珍しいことがあった。

 馬の毛色というのは8種類ある。「鹿毛」=濃い茶色、「黒鹿毛」=黒っぽい鹿毛、「青鹿毛」=かなり黒い鹿毛、「青毛」=真っ黒、「栗毛」=明るい栗色、「栃栗毛」=馬体は栗色で、たてがみやしっぽが白みがかった金色、「芦毛」=いわゆる白馬、最初は濃いグレーで年とともに白くなっていくのが多い、「白毛」=劣性遺伝子からくる生まれつきの白色というか脱色している馬、アルピノっていうやつ、の8種類。

 このレースでは、なんとその8種類の毛色の馬がすべて出走したのである。それも賞金条件としては一番上のクラスだからまたすごい。世代でトップクラスにいないと出走できないんでね。JRAが意図的に8種類を揃えちゃおうと思えばできるわけだが、この場合はまったく故意ではないのである。
 競馬史上でもかなりの珍事で、僕としては競馬史上10大ニュースにしてもおかしくないと思うのだが。

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