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菅野所長のエッセイ:ディーバ降臨

 ヨーロッパチャンピオンリーグ、バルサが準決アウェーで敗退。ニュースでは「まさかの敗退」と言うが、ここのところの冴えない試合ぶりを観れば順当な結果だった。しかも相手のバイエルンは充実一途。今のバルサでは今のバイエルンにはとても敵わない。バルサファンの僕だが、0-2で負けるだろうと予想。結果0-4というのはちょっと負けすぎだけど。翌日には、盤石と思ったレアルがドルトムントに負けた。波乱。しかし、ドルトも最近すごく調子がよかったからな。ドイツ同士の決勝というのは盛り上がらないなあ。バイエルンとレアル・マドリ、この決勝が一番面白いのだが。

 プレミアではマンUが優勝。その中で香川の笑顔は会心ではなかった。準レギュラーでしかなかったからな。しかし、人気はすごい。プレミアリーグ全体でのユニフォーム売り上げ4位というのだから驚き。1位がファンペルシー、2位がジェラード、3位がルーニーでその次。とてもとても、そんなビッグネームとならぶような実力ではないのだが。プレミアには香川よりいい選手は何十人もいる。人気があるのはいいことだが、その後が怖い。

 人気といえば、「アメ・アイ」#12で、男でただ一人生き残り、女の子の人気を独占していたラザロもついに落選した。こちらは女性陣との実力差がありすぎ、トップ10あたりからは観ててかわいそうだった。よかったよかった。これでジョーダン・スパークス以来か?、女性の優勝者が出るのは確定である。

 しかし、すでに勝負づけは済んでいる。先週のキャンディス・グローヴァーのパフォーマンスは、番組史上最高と絶賛された。何度も聴き直してみたが、確かにそうかな。アダム・ランバート以上はずっとないだろうと思っていた僕だが、今回のキャンディスはそれを越えている。番組の性格上、誰が優勝するというのは大して意味があることではない。キャンディスが一番すごいのが明らかになったことで、実質的には終わりなのだ。
 これは何だな、昔村松友視が書いた「私プロレスの味方です」と同じだな。村松によれば、プロレスは、どちらが勝ったということは重要ではなく、どちらがすごいかなのだと言う。大賛成。

 この番組のこういうところが好きなのだが、僕の場合、何に対してもそういう風に観てるね。どっちが勝つ、誰が勝つとかは関係なく、すごいものを観たいのである。だから、野球でもサッカーでも特定の贔屓チームがない。たとえば、この間ぼろ負けしたロッテだが、一塁手の後ろまで走り、バッターランナーを二塁に刺したキャッチャーの江村君のカバーリングは、僕の知る限りだが、捕手のプレーとして、日本プロ野球史上一番すごかったのではなかったか、とかね。そういうことに心が動かされる。
 勝ち負けとか結果にこだわるのは面白くないわけよ。

 ま、とにかく、ホイットニー亡き後、正真正銘の世界的ディーバが登場したと言っていい。アメアイ史上でももちろん最強、最高。ケリー・クラークソンやキャリー・アンダーウッドの比じゃない。その名はキャンディス・グローヴァー(グラヴァーなのか?)。

 とは言っても、生活もかかる分、競馬のほうはあまり負けるとよろしくない。日曜は春の天皇賞。⑧ゴールドシップが負ける要素はないのでは。ここを勝って、宝塚記念か早めに渡仏し、オルフェーブルとこの馬で凱旋門章に行って欲しい。対抗は⑥フェーノーメノ。地の果てまで走ってもこの2頭で決まりではないのか。みんなステイゴールド産駒だな。

 そういえば、28日。自民党はどうしても主権回復の日にしたいらしい。おかしいでしょ? 調子乗りすぎでしょ。消費税還元セールの件といい。時の為政者が歴史を勝手に塗り替える現場に立ち会っているようだな。栄誉賞がらみで籠絡された読売はどう見ているのだ、こういった事態を。

 まあいい、「国には国の法あれど、我らには我らの掟あり」(高橋和己)だ。
 

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