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菅野所長のエッセイ: 夢と現実

 九州ではもう桜が咲いて、見頃のところさえあると言う。東京の開花予想は日曜日とか。かつてないほど早いが、それだけ今年は冷え込みがきつかったことを物語る。雪国の方はさぞかしたいへんだったと思うが、もう少しの辛抱だ。

 僕のほうはというと、実は先週の土曜日に異変があった。朝起きて、さあがんばって仕事に行ってみようかと思ったのだが、立ち上がるとすごいめまいに襲われたのだった。また何か悪いものでも食べたのかと、去年のことが思い出されたが、めまい以外の症状はない。とにかくしばらく横になって様子を見たのだが、立ち上がるたびにめまいがする。きっとこれは疲れから来るものだろうと、もう少し寝てみたのだが、やっぱり収まらない。それでも、2時間ほどしたら多少よくなったような気がして、試しに外に出てみた。でも、マンション出て10メートルもしないで引き返した。しかたなく、仕事場に電話する。まことに申し訳ないが、どうしようもなかった。

 今回のめまいというのは、くらくらするというものではなく、大きな船がものすごく揺れるような、ストロークの長いものだった。今まで経験したことない。その日は一日中ダメだったな。横になってればまあ平気なのだが。でも、日曜、月曜と平気になっていったので、やっぱり疲れなんだろうなと思うのだが。
 でもわからんなあ。父親がメニエルだったのでね。どこかで受け継いでいるのかもしれん。ひょっとしたら、父親が経験していたのはああいうめまいだったのかもしれない。さすがに、そういうものっていうのは自分がなってみないとわからんね。今ならめまい談義ができるかも。

 そんなことがあったからか、どうも今週は悪い夢を見る。昨日なんかは、ゴルフをやっているのだが、途中から、いくらがんばっても工夫してみても空振りばかりするのである。ほとほと嫌になって「もうやめる」といって棄権した。夢の中で完璧に心が折れてしまった。それで夜中目を覚まして次に見た夢がさらにひどい夢だった。内容は忘れてしまったが。

 こんな事情に関係なく、今週も忙しい。早めに帰って早めに寝るしかないな。とにかく、できることはそれだけだ。とにかく今は週末が鬼門だ。疲れをためないようにしないといけないのだが、でもこれ以上どうやっていいものやらよくわからない。

 そういえば、悪夢については、ちょっと前に10年間同じ嫌な夢を見るという人が相談にきていた。2週間後に会ったときには、カウンセリング以降は全く見てないと言う。ひょっとして僕が吸い取ってしまったのかもしれない。まるでエクソシストだが、こういう仕事ではない話ではない。

それにしても、競馬に負け続ける夢というのは見たことがない。こっちは現実だからね。

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