何だかなあの日々


原発事故にかんする仙台高裁の判決はひじょうにまっとうなものと思えた。そもそも原発は国策事業なのだから、東電と同等の責任が国にはあるとするのは当然ではないのか。こういう判決にはつねに東電も国も控訴するので、まだまだ結論は出ないわけだが、あれからもう10年近くだ。できるだけ引き延ばしてあいまいな判決を狙う姿勢が醜い。

負けても勝つようにと、トランプが最高裁判事を指名したのもあまりに露骨だが、ちょっと前に安倍晋三が同じ手口をやった。その安倍晋三の路線を継承するという新首相だが、はやくも学術会議メンバーの選考で気に入らない会員を外すという暴挙に出た。やはり同じ穴の狢ということなんだろう。ご祝儀相場とは言え、これが60%以上の支持率を得るというのだから、なんだかなあと思ったが、国民は野党を完全に見放していることを示していることを物語っているな。もう蓮ほうとか何とせいよという感じだが。

今日はトランプが夫婦そろってコロナ感染というニュース。やっぱりねえ。バイデンもどうにもならない候補だなあと思ってみていたが、こればかりは有利にはたらくだろう。でも、最後にはトランプがごねてどうなるのか。

それにしてもひどい討論会で、これが世界最強国の大統領を選ぶものかと。ほとんどの国民は恥ずかしくてしかたなかったろうが、トランプ支持者というのは平気みたいね。
マイケル・ムーア「華氏119°」でのトランプの演説会では、トランプは壇上から「あそこに黒人がいるぞ、追い出せ!」「あそこにもいるぞ、追い出せ!」と絶叫する。そういう人間を支持するわけだから、何をやっても支持するんだろう。世界各国、政治、議員のレベルは国民のレベルと合致するということか。
日本では杉田水脈がまた麻生太郎なみの暴言を吐いたが、これを擁護するテレビ局や評論家もいるわけよね。もちろん一般人も。桜井よし子とかはこういうときは隠れているけど、実際は杉田の後ろ盾みたいなものだからな。

アメリカやインドなど感染はすさまじいわけだが、東京もなかなか減りはしない。国民の意識が高いので何とかもっているが、政府や行政の対策は功を奏していないようだ。たまたま、NHKの再放送で6月放送のコロナの番組を観たら、東日本大震災時の感染対策のリーダー医師が、コロナにおいても中心的な役割を果たしていたことを知った。

彼は岩手の医師で、当初避難所でのインフルなどの感染症をいかにして食い止めるかについて全力を注いだ。立派な医師だ。それを買われて、ダイヤモンドプリンセス号での感染食い止めを政府の依頼で行った。
そうした現場での経験からの彼の結論は、何より手洗いを最重視するものである。ああ、当初3密とか手洗いとか政府や専門家が言っていたのはこういうことかと合点がいく。
しかしながら避難所や船などの閉鎖空間での経験が強すぎて、ひらかれた一般社会での感染のイメージが掴めなかったのではないかと僕は思う。これほどに感染拡大してしまうのは、人々のごくごく日常的な行動の中に感染の仕組みがあるという考えに及ばなかったのではないか。ここへきてやっと家庭内の食事が最も危険なもののひとつという見解が出てきたが、そういう当たり前の見解を遅らせていたものは、専門家と呼ばれる者の専門的な見解だったという皮肉な成り行きがあったということだ。別に彼がいけないわけではない。個人的には行政系の医師なんかとは比較にならない、はるかに立派な人物と思うのだがね。

そうだそうだ。今週は久々のGⅠスプリンターズステークス。本命は②モズスーパーフレアだな。これ逃げ切りが濃厚ではないのか。③ダノンスマッシュを対抗に⑨ダイアトニック⑩グランアレグリアという本命路線だが。