菅野所長のエッセイ:人形の屈辱


もうすっかり秋だなあ。こうなるともう調子が上がらない。力が湧かない。せめてこれくらいはやらないとと思い、先週は原稿を2本書いたのだが、じぶんでもよくやれたと思う。

台風の被害は予想以上だった。雨台風だったから倒壊などの心配はないだろうと思ったが、雨量が半端なかった。水害対策とは言っても規模が大きいからね、なかなか自治体では対処できない。でも事前にかなりアナウンスしてたからこんなもので済んだという見方もできる。ほとんどの人は自然災害を甘く見ているからな。でも、それもしかたないんだ。モンスター級の災害経験なんて一生に何回もないもの。その体験というのは引き継がれにくい。

結局、復興に向かって国が、国民がいかに支援していくかが大事となる。そんな中で、僕からしたら嫌になるニュースがある。まずは、オリンピックのマラソンを札幌でやるというやつ。いきなり、IOCが「決めた」と言う。どういうことかと思ったら、五輪組織委の賛同があったという。会長は森喜朗だ。まったく。本人は反対できるわけないと言っているが、そんなことはない。そもそも東京に決めたのはIOCなんだから。開催に当たって最も適正な地と言ってるんだから。

寝耳に水は小池都知事。あれ以来置物の人形のような存在だが、さすがにこれは気の毒。何の相談もなかったんだからね。暑さ対策で300億以上の経費を使っているし。そういう金もつまりは税金からだ。「北方領土でやれば」という腹いせの嫌みも今回は許そう。
ま、僕はオリンピックの誘致自体に反対だった。いまどきのオリンピックは、やれば自分のクビを自分で締めるものだからね。はやくもこういうことになったな。これからは札幌でも金がかかる。

こういうことっていうのは、ほぼ政治家の見栄張りであり、功名を挙げるためのものだよね。その中心は当時の知事猪瀬であり、組織委会長にしゃしゃり出た森だな。「札幌開催の意図はわかるが、すでにこれだけのコストを払っている。それをIOCが負担してくれるなら札幌案を呑もう」くらいのことが言えないのか? 言えるわけないか。そんな能力ないもんな。

しかし、政治家たちは、経済成長はなく災害費用はかさむ中、もっと自重してくれと言いたい。とそこで、次の事案だ。安倍首相が「桜を見る会」というのをやっているわけだが、来年度の予算を3倍にしてくれと言っている。まったく何考えてんだか。まあ、彼は「園遊会」をやりたいんだよね。憧れなんだろうが、これぞ、政治家の見栄の最たるものだ。そんなの僕に幹事を任せてくれれば100万円の予算でやってやるのに。

さて、秋華賞は僕の本命クロノジェネシスが快勝。珍しく的中もあまり予算がなくさして儲からずである。今週は菊花賞。本命は⑮ホウオウサーベル。5番人気くらいか。以下⑬ヴェロックス⑤ワールドプレミア⑦ヒシゲッコウ②ニシノデイジーが相手。しかしあいかわらず予算がない。