菅野所長のエッセイ:東北に工場を


自分は焼売よりも餃子が好きだと思っていたのだが、最近はどうも違う。よく考えれば、どこで食べても餃子というのは特別うまくもない。とてもまずいと思うことはほぼないが、うまいと思うことがひじょうに少ない。これに比べると、焼売のほうがうまいと思う回数、確率が高いような気がする。昔は小籠包に凝った時期があって、このときもひじょうにうまいと思うことはあった。新宿南口の小籠包専門店はなかなかうまかったな。上海に行ったときは入る店入る店で小籠包を頼んだが、あそこよりもうまいのは一度だけだった。

要するに餃子では感動しない自分がいるのだ。中華屋にはいると、餃子を必ず頼んでビールを飲むというのがあるが、これは習慣であってね。今後の人生は、この悪しき習慣を改め、もっと焼売を意識するようにするかなと思うのだった。

さて、そんなことはどうでもいいことなのだが、小さなことでも心が動かされるものがほしいわけよ。

米朝会談はうまくいかないし、少しでも点数を稼ぎたいトランプは、これから始まる貿易交渉でメチャクチャな要求をしてきそうだ。TVのコメンターがアメリカはもはや自由貿易の国ではないと言っていたがその通り。そんな原則は通らない。中国相手には勝てないから、日本やドイツに的を絞ってきそうだ。
日本車などへの関税はどれくらいになるのか、代わりに北の脅威から守ってやるぞと言いつつ、軍事費の肩代わりをせびり、なおかつ実は日本を楯にしようと目論んでいるようだ。防衛システムを、秋田と山口に設置するというのだが、なぜこの二県に? これもハワイへ向かうミサイルとグアムへ向かうミサイルを上空で迎撃するためということになる。
先日の、アメリカに日本の工場をつくるという話も、どんだけアメリカに尽くしたら気が済むのかと呆れる。
今週は8年目の3,11を迎え、いろんな特集があった。総じて言えるのは、復興にはまだまだということ。仕事がないから故郷に帰れない、腰を据えることができない人がたくさんいる。それを考えれば、アメリカに工場などつくらず、東北につくったらどうか、7つでも8つでも。そうしたことを国策としてやるのが政治家の務めというものではないだろうか。アメリカの雇用を促進するよりも、日本のほうがはるかに大事なことだと思うのだが。なぜかそうならない。韓国のように自国だけを向いた政治にも困ったものだが、アメリカばかりを向いた政治というのもひじょうにレベルが低い。トヨタがアメリカ工場に1兆円近くの投資をかけるという。トヨタにとってはそれが大事なことはわかるが、その10%でも5%でもいいから東北にコストをかけることはできないものかなあ。

なんだかいろんなところで国の根幹がガタガタになってしまったような気がする。例の統計不正問題も、予防のための検討委員会を立ち上がるというのだが、これは単純に統計監査院というのをつくればいい。会計監査院と同じように、国のやることを監視する組織が必要だ。現在は総務省の中に似たような委員会があるわけだが、これは13人の組織で、おもに統計方法などの整備をするだけ。独立組織にして人を増やし、日常的にあらゆる統計の監査をするようにすればどうか。

コパ・アメリカ向けの日本代表の発表。香川が復帰したがまあ当然かな。世界で戦うには、ボールを持っても決してあわてない香川のような存在は貴重だ。しかし、使いどころが難しい。中島が怪我から復帰したのも喜ばしいし、鈴木武蔵は今頃初選出かあ、微妙。何で宇佐美?
今回は、富安と昌子のCBコンビが誕生することに尽きるな。守備に注目。顔ぶれからして、点はあまり取れそうにないしね。