菅野所長のエッセイ:四つ輪の錬金術


先週はコラムを休載したけれども、その1週間になかなか特筆的なことがあった。

まずは、12月の始めに、狭山GCでホールインワンをやらかしてしまったことである。ゴルフはずいぶん長くやっているが、ホールインワンなど自分には縁がないものと思っていた。やはり人生には何が起こるかわからない。
アマチュアがホールインワンをする確率というのは、12000分の1。ゴルフ場に行く回数では3000回。月に2回ゴルフをやるペースだと120年かかる。珍事だ。
しかも、ただの珍事には終わらないのが僕の人生というものか。世の中にはホールインワン保険というのがあって、保険会社の友人を持つ僕は、30万円のものに40年近く入っていた。 はずだった。電話で確認すると、入っていないと言うではないか。そんなはずはないと帰ってから家捜ししてみたら、この春からの更新をし忘れていたことが判明。凡ミスである。たぶん39年間くらい入っていたのにね。残念。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。ホールインワンをしたのはアウディが主催のコンペだったのだ。ホールインワンが出たと聞いたアウディの人が、急きょ記念品をくれるということになったのである。
どうもアウディコレクションというやつからで、一緒に回った友人2人は、「どうもアウディのキャディバッグのようだ。そう言ってた」と言う。ああ、それはちょうど欲しかったし、調べると45000円くらいする高級バッグ。ラッキーと思ったら、もう一人は「いや、キャリーバッグではないか。サムソナイトと言ってた」
と言う。キャディバッグとキャリーバッグ、聞き違えしてもおかしくないが、キャリーバッグは2つ持ってるから要らないなあ、キャディバッグであって欲しいと祈る。

さて、後日送られてきたのは、箱の形状を見ればもう明らかのキャリーバッグ。ちょっとガックリはしたのだが、これを調べてみるととんでもないことがわかった。サムソナイトというのはドイツの有名メーカーだが、普通のネット通販だと約2万円の代物。何だよ、キャディバッグとでは大違いと思ったが、アウディのロゴが入った「アウディコレクション」ではいくらかというと、6万円を越えるのである。
うーむ、アウディも値段が高い方を送って太っ腹なところを見せようとしたのだろうか。それにしても、4つの輪っかが入っただけで3倍の値段になるのか、何たる錬金術。ブランド恐るべし。

ということで保険のほうは残念だったが、何ももらえないところをもらえたのでやっぱりよかったということにしておこう。ちなみに、ホールインワンというのは、信じれない気持ちのほうが強くて、喜びというのはさほどのものではない。何というか、長年やってきたことへのご褒美?おまけ? 俺はやったことあるんだぞ、経験者だぞと言えることが違うってところかなあ。とくに自慢できるということでもない。ちょっと今回は運がよかっただけだもんね。

それよりも、自分的に大きなことがあったのはその先週末の大分でのことだ。それはまた来週。

運よりも自分の推理で引き当てるほうが嬉しい僕としては、競馬のほうがやや当たっているのが嬉しい。阪神ジュベナイルSを本線で当て、海外香港でのGⅠは2レースやってどちらも当てたし。
今週は朝日杯フューチャリティS。本命は断然②グランアレグリア。これを1着固定の3連単か3連複で間違いないだろう。対抗と目される⑥アドマイヤマーズ⑭ファンタジストにはどうも信頼がおけないものを感じているので、さあ困っただが、人気薄①クリノガウディー⑪ニホンピロヘンソンが面白い。この辺が2着に来れば高配当だ。
他は⑪ケイデンスコール⑮エメラルファイト④ドゴール⑤マイネルサーパス。
いま気がついたが、クリノ”アウディ”みたいで、今の僕にはいいんじゃないか。