菅野所長のエッセイ:日曜はダメよ


W杯が近い。しかし、日本代表には何の期待も持てないのが悲しい。せめて人選だけでもと思ったが、まあ武藤が選ばれて良かったのと、三竿が落ちたのが残念だったかな。
明るい話題がないね。世間的にも自分にも。原稿はあと数日で何とかなりそうだが、ずっと日曜が休めてなくて、オークス、ダービーと家で観られなかったし。今週は安田記念だが、これも仕事だし。

日大の問題は真相がわかるほどに、現政権の問題と同じなことが見えてくる。そういえば、現役部員の声明文というのが、世間的にはどう受け取られたか知らないけど、僕は大いに不満だね。ほんとに宮川君を守るというなら「監督の指示があった」と言うべきだろうに。盲従していた自分たち、見て見ぬふりをした自分たちも彼と同罪なのだという意識はないのかな。
このへんがまた政権と他の自民議員、官僚との関係と同じだなあと思う。ああ、これに検察も加わっているようだが。
そりゃあ、日大にしても安倍政権にしても、ああいう狂気な権力者は怖いだろう。でも、一片でも良心があるなら戦えと言いたいよね。少なくとも日大の教職員組合は戦いを挑んだ。まあこれは野党のポジションか。問題は、身近にいて、いろいろ知ってて、ただただ保身を考えていることが醜い。林文科相なんか、すぐにきゃんとなってるし。

ただし、日大の闇もなかなか深い。さかのぼれば70年代の大学紛争。学生を鎮圧するために、日大当局は運動部(とくに格闘技系)と手を組んだのだった。これは他大学ではほぼ見られなかった。この結果、日大の運動部は大学の中枢に入り込むようになり、じわじわと権勢を拡大していった。その代表が今の理事長。かつて大学、社会人とアマ相撲では敵なし。一年後輩の輪島などは子ども扱いだった。僕は当時の彼を知ってるからね。
昔の日大は「総長」制で、これがオール日大の頂点だったが、今は学長制となっている。総長は教員から選出され、絶大な権力を握っていた。これはこれで問題だったのだが、現在は、理事長がトップの地位だ。田中英寿は、体育会系の事務職員から上り詰めたと思われ、同じく内田前監督がナンバー2。教員は彼らよりも力がない。これは中国の大学とよく似ていて、あそこでは学長や教授よりも、共産党から派遣された学生部長や課長が実権を握っている。
それはともかく、ばりばりの体育会系が大学の実権を握るとなると、そこに知性はまるでない。それどころか、田中理事長などは暴力団組長とも昵懇なことはわかっているし、子飼いの内田前監督も同じキャラだろう。で、クビになどできないでしょ。クビにでもしたら洗いざらいしゃべられるし。という噂が流れているが、リアルだな。第三者が介入して金の流れでも追えば一発のような気がするが。アメフト部の問題によって、ここにメスが入るかだよね。そうなれば相当の改革ができる。

てなことを言ってたら、内田前監督が常務理事も辞任とのニュース。本丸(理事長)までは行かせないよう、ここで止める気なんだろうが。
政権のほうは難しいな。検察が取り込まれているようだし。改ざんしても罪にはならないという結論だもんな。かかわった人間皆不起訴。どうなってるんだろう。まあ、日大と違ってこっちはより狡猾だからな。

さて安田記念だが、超荒れ285万馬券のダービーの後だけに、予想するのが少し怖い。しかし、自分を信じよう。本命は⑮サングレーザーと⑤ペルシアンナイト。この2頭の3連単マルチ。相手は①スワーヴリチャード②サトノアレス④アエロリット⑨レッドファルクス⑪リアルスティールかな。それと2頭からの馬単マルチ。人気薄で面白いのは⑪リアルスティールだ。あと、忘れてたが、香港馬⑦ウエスタンエクスプレスは調教を見る限りいい感じだ。で、⑤⑦⑪⑮の4頭ボックスで馬単、3連単もいいな。

どうせまた観られないんだがね。しかし、競馬が観られなかったよりもショックなのは、Jスポーツが放映権を逸したので、ジロ・デ・イタリアが観られなかったことだ。もう終わったらしい。すごいレースだったと。18ステージが終わって、3分22秒差で総合4位のフルームが、19ステージで大勝負に出て、後半80キロを独走。総合1位となり、最終日までそれをキープ。ついに3大ツールを制覇したんですと。せめてそのステージだけでも観たかったなあ。