菅野所長のエッセイ:み-んな悪人


政権は日米首脳会談で点数稼ぎをしたいところだが、アメリカが「拉致問題に全力を尽くす」と言ったところで、完全なリップサービス。あちらの目的は対日貿易赤字の解消にあるわけでね。帰国後、拉致問題については「ドナルドが固く約束してくれた」と胸を張るのだろうが、もとよりアメリカにとって拉致問題など何の利害もないし、米朝会談が行われる際には不利益な話題となるだけだ。北朝鮮に対しては「日本の手前があるから、話題にあげたことにしておいてくれ」とでも言うんじゃないかな。相手は商売人だからね。得にならないことは何もしないんだ。
そもそも今回の訪米には何の意味もなく、あるとすれば政権のアピールだけ。支持率は下がり続け、状況はひじょうに厳しい。
事務次官のセクハラ問題については、財務省と政権の体質が露呈されたが、テレ朝もまた、女性社員の訴えを却下し、引き続きあたかも枕営業をしろというメッセージを彼女に示したという意味では罪が重い。こうなったら明らかにしたほうがいいという判断こそいちおう民間の感覚ではあったが、女性社員が行動に出なかったら何もしないままだったに違いない。おそらく彼女は、事務次官に対する怒りと同じものをテレ朝にも抱いていることだろう。僕は女性記者の行動を100%支持するね。ああでもしないと事態は何も動かないのだ。

どこかの調査では、次期首相に一番ふさわしいのは小泉進次郎とあった。石破や岸田を押さえて。まあ派閥的には無理筋なのだが、確かにそういうのもいい。安倍系以外が挙党一致してやれば可能だが、石破も岸田も首相になりたくてなりたくてしかたないからね、不可能。政局がここまで来ると、返す返すも希望の党の大失速がなければと思う。小池百合子もバカだったなあ。

しかし、映画「アウトレージ」のキャッチコピーは「みーんな悪人」だったが、政治家も官僚も出てくる奴「みーんな悪人」だな。

そういえば、オフィス北野の問題はもう収束したのか?
あのときにはつくづく思ったねえ。これは遺産相続をめぐる争いにそっくりだなと。すべてはビートたけしの莫大な稼ぎから成っているものだが、一番近くであれこれと面倒みましたから私が一番もらうのが妥当でしょと親戚が主張し、いやいや血統的には俺たちだと、親の七光りで無駄飯を食うだけの息子たちが文句を言うと。そんな感じ。そもそもたけし軍団というのは揃いも揃って才能もなく努力したとも見受けられず、ずっと2流以下の芸人・タレントだ。自分の力では仕事を取れない。才能がないんだから努力しないと。
森社長は決してそれは言わないが、お前たちみたいなのは普通ならクビだよとでも言いたいんじゃないの。たけしがどこかでそれを言ったので多少は溜飲が下がったかも。とは言え、たけしが抜けてはこの会社は成り立たない。早晩店じまいでしょ。で、軍団はたけしの新会社に行くと。ビートたけしも大変だなあ。老いてなお連中の面倒をみなきゃいけない。この辺は、40過ぎても家にずっといる息子を抱える親に似ているなあ。
4月もそろそろ終盤で、だいぶ暖かくなったものだが、僕のほうの原稿仕事はいっこうに始まらない。何枚だ? 15枚か。うーむ、ゴールデンウィークまでには何とかしたいとほざいたのだったが、この調子ではどうも怪しい。でもあと1週間くらいでメドを立てたいものだ。