菅野所長のエッセイ:日曜日は金色か


いやはや本当の実力者というのはこういうものだと、昨日の羽生のSPを観て思った。これなら転びさえしなければ金メダルは確実と思っていたら、さっき金メダルゲットのネットニュース。点数から見て圧勝だったようだな。さすが。
僕はフィギュアはたいして好きじゃないが、羽生は特別だ。過去、フィギュアで心を動かされたのは、羽生とジャネット・リンだけだな。とにかくめでたい。
水曜日は日本のメダルがたくさん期待できる日だった。今回の注目、スピードスケートの小平、スノボハーフパイプの平野、スキー複合の渡部だったが、揃って銀メダル。惜しいと言えば惜しいが、順当と言えば順当な結果。何よりも残念なのは、その戦いぶりをライブで観られなかったことである。

が、再放送で観る限りは、3人ともあっぱれなパフォーマンスである。小平の場合は、勝った相手が驚くようなタイムをたたき出したので、あれには勝てない。インコーススタートならタイムは違っただろうが、それでも勝つまではいかなかっただろう。が、専門はあくまで500mだから、次は金を取る確率はひじょうに高い。
とは言え、勝ったスケート王国オランダのヨリン・テルモルスはちょっと神がかったような状態にあるのではないか。本来長距離系の選手だが500mでも最大のライバルになりそうだ。何しろ、名前がヨリン=四輪だもん。駆動力が違いそう。1000mではあったが、今の小平を負かすというのは、ショーン・ホワイトを負かすようなものだからね。
この選手がいちばん怖い。

スノボの平野はひどいケガから良く立ち直ったものだ。立派である。でも、相手はあの絶対王者ショーン・ホワイト。これも去年の秋に転倒し、顔面60針以上のケガだったそうで、その辺は痛み分けか。内容的にはほぼ互角だったが、勝敗を分けたのは華があるかどうかではなかったか。難度的には平野がやや上だったが、ショーン・ホワイトの魅せる力には及ばなかったように思える。こういうのはあるよね。たとえば、フィギィアの羽生くんの演技にはすごく華があるように。
それにしても、ショーンホワイト31歳、平野歩夢19歳、この年齢差があってなお王者に君臨するホワイトには脱帽である。

複合の渡部。ソチのときと同じワンツーフィニッシュ。五輪連勝のフレンツェルは強いの一言。渡部も悔しいながらも、一方で「完敗」と認めていたな。
小平の場合もそうだが、他から観れば「少しの差」と思うけど、その少しの差がとてつもなく大きいということをこのレベルの競技者はわかっている。とくにスノボやスケート短距離などと違って、ノルディックではほんの小さなミスが命取りになるというものでもない。だからこそ努力が報われる競技でもあるのだと思うが。

日曜には女子500mがあり、月曜には女子パシュートがある。日本の金メダルが最も期待できる競技がここまで残ったのは何かの巡り合わせなのか。しかし、日曜は仕事なので観られるのかどうかまだわからん。多分大丈夫だろうが。

そして日曜は、久々のGⅠフェブラリーステークス。これも生では観られないのが確定だが、ここで金メダルを取る馬は何か?
それはもちろん⑭ゴールドドリーム(金の夢)だろう。人気だけどこれが大本命。相手はこれも人気馬の⑩テイエムジンソク。

しかし、さっきの四輪駆動から連想してしまった。ジンソクは「迅速」だと思っていたが、「人足」というのもあるな。
まあいいか。他は⑫ノンコノユメ、⑥インカンテーション、⑯サンライズノヴァ、②ケイテイブレイブ、⑤サウンドトゥルー、⑮ベストウォーリアまで。

ゴールドドリームからの3連単と、ジンソクとの3連複で勝負。とくにノンコノユメが来ると夢がだぶるのでいいかも。

ああ、そうだ。24日からだが、国立西洋美術館でプラド展が始まる。昔、マドリードで毎日プラドに通った日から20年以上は経ったかな。これくらい間が空くと新鮮に違いない。副題が「ベラスケスと絵画の栄光」となっていて、ベラスケスが7点来る。「ラス・メニーナス」がないのは残念だが、まあしかたない。あれはちょっとやそっとでは出せないんだろう。