菅野所長のエッセイ:晴れて無罪


2011.07.01

うーん、まあ、ラッキーだったのかなと。
もちろん、2億が出たWIN5に当たったわけじゃない。
何と言おうか、身体のことです。

実は、ちょっと前に、前立腺が調子悪いという話をしていたが、その後の血液検査PSAの数値がよくなくて、ガンの確率が30%から40%と言われていたのだ。
それが今日の検査結果で「セーフ」「がんは見つかりませんでした」となったのである。まあ、まだ悪運は尽きていないようだが、もっと仕事しなさいってことなのかと思うとそれもなあ。晴れて無罪を勝ち取るまで数ヶ月。自分の都合で時間がかかったのだからしかたないけど、ちょっと長かったなあ。

まあしかし、こういうのも大事な経験ではある。

あれは2月か3月だったか、最初の血液検査で「3、4割」と言われたとき、すぐに頭をよぎったのは仕事のことだった。今年は6月に2つ研修に呼ばれているからなあ、それが中止になるのはナントモ申し訳ない。これが終わるまでは入院はしないと。
で、大学病院のほうで再度血液検査をしてもらうことにした。それでシロになることはほとんど期待できないのだが、とにかく真実を知るのは遅らせたいと管政権のような露骨な引き延ばし策である。
もう5月になってたかな。よくわからん。で、この結果、ちょっと数値は下がったものの、確率的には変わりないラインである。これはもうしかたないとあきらめ、次なる本格的な検査をすることに。これは前立腺の細胞組織を調べるのだが、肛門から、なにやらホッチキスのような機械で10数カ所刺すらしい。聞くだけで恐ろしいではないか。

ただ、5月の学会で、九州のTさんが「菅野さん、菅野さん」ということには・・・・。そこからさかのぼること半年、冬の研修会で一緒に飲んだとき、僕が自分の症状をいろいろと話し、二人で前立腺の問題について話したのだった。すると。そのときは「僕もトイレは近いけどそういうことはないなあ」と言っていたのだが、しかし、実はそうではなかった。「その後検診を受けたとき、菅野さんとの話を思い出して、ついでに前立腺の血液検査もしてもらったんだよね。そしたら、なんとガン100%だったんだよ」

ということでTさんは、すぐに検査と手術。悪性でもないのでまったく問題なしと、今はすこぶる快調とのことだった。
「僕は3~40%なんですよね。あの検査って痛そうですよね」
「いやあ、あんなのどうってことないよ。麻酔もするし、全然痛くなかったよ」
「ほう、それなら安心しました」

で、6月17日、18日と検査入院。
これが全然痛くないはずなのに、とんでもなかった。もちろん麻酔はするのだが、まるで工事用の鋲撃ち銃を肛門に付き入れられてバシンバシンと撃ち込まれるようである。脂汗がにじみ、その都度うめき声が出る。たぶん12回あったと思うが、そのうちの2回はとくに強烈。尿道にまで針状のものが通っていく感じ。もうほんとにつらかったなあ。麻酔の効きが悪いからかなあ。あれはできるなら全麻にしてほしい。
このダメージはほんとに大きかったなあ。身体だけじゃなくて心までもズタズタになった感がある。ずっと血尿が続くし。もう2週間経ったが、今日の採尿でも潜血が確かめられているが、まあ見た目にはもう大したことない。血尿というのは嫌なものですよ。自分で見えるからね。それにアルコールもダメだったし。2週間も飲まないなんて飲み始めてから初めてだ。しかもこの暑いのにビールが飲めないとは。

でも、そんな生活もこれで終わりだ。今日からは飲める。ま、だからたくさん飲もうという気にもならないけど。まだダメージがある感じなのである。まあしかし、今回は良しとしよう。

菅野所長のエッセイ:感謝のメカニズム


2011.06.24

先週末は用事があってコラムをアップできませんでした。申し訳ない。

先日、セリエAのインテルに行って化けた長友のインタビューを興味深く見た。
世界的な選手が集まるビッグクラブの中で、長友は当初ほとんど機能しなかった。それは地元紙の厳しい評価に表れている。「臆病」「何をしていいのかわからない」などと酷評されていたのである。
まあ入ったばかりだからしかたない、そのうち慣れれば少しはよくなっていくのではないかと、当時の僕は見ていたのだが、当の長友本人は状況を楽観していなかったようである。このままではどうにもならないと、早々に危機感を覚えていたのである。

何試合もベンチから他の選手を見ると、みな余裕を持ってプレイしていることに気づいたという。自分にはそれがない。結論としてメンタルの問題だと長友はした。しかし、そもそもがボール扱いがうまくない選手である。僕は、根本的な問題は圧倒的な技術差にあると思ってはいるし、何でもメンタルな問題に還元するのはいかがなものかと考えることが多い。けれども、それはすぐには向上するものではない。たぶん長友もそれはわかっているのではないかと思う。

で、長友は思考する。ゆとりをもってプレイするには何が必要かと。長友が到った結論は「感謝すること」。それは大げさなことではなく、今日もご飯が食べられて幸せだなあとか、とにかくフットボールができてありがたいことだなあとか、きわめて身近なことに対してでいいというのである。うーん、何か学校の先生とか、一見温厚そうに見える宗教家みたいなことを言うなあと、つまらない番組になりそうな予感がしてきたとき、僕はこの選手のなかなかな部分を見せられた。

「感謝するというのは、心に余裕がないとできないことですよね。それはつまり自分以外のものが見えているということになります。それは視野が広がるということです」
ほう、これはひじょうに理屈にかなっている。こいつなかなか頭がいいなあと僕は感心したのである。

そして、このように考えたところ、ピッチでもそれまでふさがっていた視野が一気に広がったというのである。そうなると次に自分がどう動けばいいのかも瞬時にわかってくる。実際長友は水を得た魚のようにピッチを躍動し始めた。その足取りを見ていた僕は、そこに何があったのか知るよしもなく、ただ「化けた」とだけ思っていたのである。

何でもメンタルなことに還元するのはどうかという思いは変わらないが、それでも心に余裕を持てさえすれば、さまざまなことがそれまでよりもうまく運ぶことは間違いない。長友は別に特段うまくなったわけではないが、それでもほんのちょっと心の持ち方を変えるだけでインテルのレギュラー級となった。そうやって自信をつけていくうちに技術も向上するものなのだろう。
「感謝する」というのは、いやらしい道徳的な意味でなく、意識が自分のことだけになっている「自己という病」から抜け出すひとつのあり方なのである。

ということで、ひょっとして心の余裕を持てているからか、先週は早々とWIN5(主要5レースを当てる)を的中。4レースまで当てて、最後の5レースを見るときには、ほんとに競馬をやっててよかったなあという高揚感があった。で、⑧フミノイマージンが刺しきったときには欣喜雀躍。1人で競馬を見ながらこんなに喜んだのはいつ以来だ。昔、タケノベルベットがエリザベス女王杯を勝ったとき(馬連700倍超)以来だろうか。
しかしながら、配当はWIN5過去最低の28万円。これにはがっくり。まあ当たらないよりはいい。感謝が足りんなあ。長友を見習おう。

で、今週は夏のグランプリ宝塚記念。これを最後にGⅠは当分ない。
勝つのは、⑧ブエナビスタ④エイシンフラッシュ③ルーラーシップのどれかではないか。実力場が揃った力勝負。波乱はないと見た。2番手グループとして②アーネストリー⑨ローズキングダム⑩ドリームジャーニー⑭トゥザグローリーだが、②アーネストリーを最上位としたい。

菅野所長のエッセイ:遙かなるオシム


2011.06.10

サッカーのキリンカップは3試合ともに0-0。面白くないと評判だった。
でも、僕の見たところ、ペルーはなかなか強かったのでしかたない。あれは内容的には0-2の試合だった。チェコはそうでもなかったが、これまでにない布陣が僕はわりと面白いと思った。でも、3-4-3をやるならデフェンスがしっかりしてないと。攻撃的なサッカーをやるためには、まずもって守備が肝心なのだ。チェコが大したことなかったから、それでも前線に人はいたが、たとえば長友と岡崎との距離が近すぎたりするとまったくダメ。彼らには細かいパス交換などできないからね。しかし、長友は、前よりも走り方がよくなって相手のつぶし方もうまくなっていた。さすがインテルでレギュラーを掴んだだけのことはあるな。
まあ試合自体はうまくはいかなかったけれど、チェコ戦では、選手がザックの戦術を理解し、実行しようとしていたのはわかったと。そういう試合なのだった。点が入らないことになんかこだわることはない。そもそも「決定力不足」なんてのは、ごく一部のチームを除けば日本に限ったことじゃないし。

ちなみに今号の「Number」は名将の特集。モウリーニョ、グアルディオラ、ビラスボアスといった現代サッカーの知将である。のだが、とは別に、ボスニアヘルツェゴビナ・サッカー界の危機を回避するために、あのオシムが立ち上がったという記事もすごい。

まったくこの人くらいになると、ひとつのチームだけでなく、対立止まない国をマネージメントする力を持っているわけである。一時ではあったが、日本サッカーがどれほどの人材を失ったかを改めて思う。それにしても日本の政治家にはこういう人物がまるでいないな。政治と言えば総選挙。AKB48に狂奔する姿を見ると何だかなあと思う。ま、人の嗜好に文句も言えないが、今の日本がどういう状況なのか・・・考えちゃいないな。票を得るために10万20万は当たり前、中には1000万超を使った奴もいるらしい。そんな金があるんなら寄付でもしろ言いたいところだが、まあAKBのほうが大事なのか。それでも「おっ」と思ったのは、ヤフーのアンケートで次期首相候補1位が小沢一郎だということだ。またぞろマスコミの小沢排除が盛んな中それには惑わないのもけっこういるということか。

さて、桜花賞からのGⅠシリーズが終わった。あとは宝塚記念のみ。最後の安田記念は惨敗だったが、天皇賞とこの安田記念以外はいちおう全部馬券は取ったなと。これはかなりの快挙ではないのか。今度はWIN5を当てたいなあ。
日曜はGⅢのエプソムカップとCBC賞。土曜から大阪で仕事なのでまたもやレースは観られないが、エプソムは順当、CBC賞は荒れるのではないかと。

菅野所長のカウンセリングエッセイ:意外な収穫


2011.06.04

避難した町民がわいせつ行為で逮捕という事件を受けて、双葉町が今後の義捐金を拒否するというニュース。なにもそこまでと誰もが思うけれども、そのこだわり、矜持は目を見張るものがある。これぞ日本人という感じだ。それは不信任をめぐる騒動からも明らかだ。大きな組織になるほど情けない。         そうはいうが、機会があれば双葉町にはこれからもどんどん支援したいと思うね。ちなみにこの町は僕の大学の後輩、災害心理をやっているF君の郷里でもある。その昔結婚式の司会をしたものだが、今回はさぞかし大変だろうと思う。

木曜は明治大学にトラウマの権威って人の講演を聴きにいったのだが、脳の話ばかりでちょっと退屈。被災のことにかんしては日本人の認識のほうがすぐれている。ありがたみはなかった。とくに人的災害と自然災害とは違うし。ただし、話を聴いているときに、いままで自分が疑問に思ってたことが氷解。べつに講師のおかげではなくて、話題が自分の疑問と結びついただけなのだが。これは嬉しかった。何度もうつらうつらしたけど、これは意外な収穫である。やっぱり、いろいろと足を運ぶとこういうこともある。

さて、この2週、僕の馬券予想にもし乗った人がいたとすれば大もうけだったろう。いるわけないか。ダービーでは、よくわからなかったものの、調教で①ウィンバリアシオンが良いと見てたら、⑤オルフェーブル1着固定の⑤-①-⑦がきた。馬券は買ってあったが、精々3万円くらいと思っていたところ、望外の10万馬券。オークスに続く快勝となった。こんなことは長い競馬人生でも初めてである。ダービーは苦手だから。

で、次は安田記念。何回もいうが、生まれて競馬場で見たのがこのレース。当時高校生の僕は馬券は買ってなかったが、競馬ってすごいと感動したのだった。このところ好調なので是非当てたいと思うのだが、有力馬多すぎ! ⑧アパパネは断然の一番人気だが、そこまで信頼できるのかどうか?調教の動きももう一つに感じたし。それで僕も迷い始めた。で、買い目はけっこうバラバラ。面白いのは、②シルポートは当然として、調教がいい⑩リディル、人気を落とした⑰エイシンジャッカルである。これとアパパネとの組み合わせが多くなる。

ま、全然自信ないね。ほんと。こちらは矜持がまったくない。ま、日曜は仕事で見られないし、これでいいか。

菅野所長のエッセイが更新されました


2011.05.30

いつもTCCのホームページをご覧くださりありがとうございます。

菅野所長のエッセイが更新されました。
お読みいただけましたら幸いです。

不確かなことばかり


2011.01.22

 詳しいことがわかるほど、小沢一郎が何の犯罪を犯しているのかがわからない。

 そんな中、石川議員の裁判では、検察での取り調べの録音が出るらしい。そこでは自白誘導をしている明白な証拠があるのだろうが、しかし、マスコミは第二の村木さん事件として報道するのだろうか?さんざん小沢バッシングを展開させているからなあ。しかし例の検事の取り調べ分は撤回になるし、検察はまた追い込まれるだろう。

 それにしても、こうなると「第二の」村木さん事件と言うよりも、そもそも検察の取り調べというもののほとんどがまともではないのかもしれない。可視化にしたくないのもよくわかる。とにかくそんな無法な取り調べで何の証拠も出なかったのだから、これはもう真っ白なんだろうとむしろ確信が深まるな。

先週、学校と教師が保護者を訴えたという事件もどうなのか? 慰謝料500万円ですと。この親はある日子どもにレコーダーを持たせて、子どもに対して怒っている教師の発言を録音しているが、けっこうヒステリックな感じではあった。つまり、ちょっとこの先生どうなの?って感じなのである。
これまた裁判になるとやぶ蛇になる恐れがある。学校側は早くも後悔しているのではないか。確かに、モンスターとも言うべき親はいるけどね。今回はしかし子どものいじめが絡んでいるわけでしょ。親だって必死ですよ。
とにかく報道の表側だけ見ていてはいかんね。真実はだいたいが隠されているものだ。

昨日は出張で長野に行ったのだが、ここ2、3日は降ってないとのことで、思ったよりも雪はなかった。でもそこから先の飯山線とかはすごいんだろうな。
今年は東京はからからだ。家でも職場でも加湿器が大活躍。仕事場では古いのが壊れて買い換えたくらい。さすがに壊れるのか。うちには2台あるが、寝るときは専用の加湿器があって、これを一晩中していないと喉をやられる。

競馬はダメだあ。もうほんとに不確かなこと、報道の比ではない。
しかし、性懲りもなく明日はGⅡのAJCC。これは堅いと見て、⑥トーセンジョーダンから③コスモファントムと②ネヴァブションへ厚く買った。まぎれても⑤サンライズベガまでとしたが、オッズは⑥→③→②の3連単で1500円くらいしかつかない。まあ、それでもいいから来てくれることを祈る。

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