菅野所長のエッセイ:ユイの壁を越えろ


2015.06.26

 ああ、右肩が痛い。とくにマウスをクリックしていると痛くなることが多いのがつらい。まだなり始めだから、これからもっと痛くなっていくのだろうか?

 このところ飲み会が多いのだが、そういうときは帰るとすぐに寝てしまって、それで変な時間に目が覚める。で、またどんな会話をしたのかもよく覚えていない。電車の中でもウトウトするばかり。今日なんか、「新木場方面」というアナウンスが耳に入って、逆の電車に乗ってるぜと勘違い。寝入ってリターンしてしまったのかと一瞬焦ったが、帰るんじゃなくて、これから出勤なのだった。
 
 なんだかなあ、景気のいい話もないので、ツール・ド・フランスが始まるまではがまんの日々か。

と思ったら、いよいよ7月4日から始まるようだ。今年はオランダのユトレヒトからスタートし、次に自転車王国ベルギーに入り、何とあの「ユイの壁」を越えるコース設定が第3ステージに組まれている。この1級山岳はベルギー春のクラシックレース、「フレッシュワロンヌ」の名物である。早々にすごい見せ場だ。これを思うとちょっと元気になるな。

 そういえば火曜日夜の大雨がすごかったなあ。東京であんなに降るなんて記憶にないくらいだ。ちょうど帰る時間に当たってしまって、傘はあるのにずぶぬれだもんな。この一降りで、東京の水瓶は満タン何じゃないの。

 翌日の水曜にちょっと驚いたのが、女子サッカーW杯のオランダ戦だ。この試合は、試合としてひじょうに面白かった。録画だけど。

 残った16チームの中でも、オランダは最弱に近いほうだが、日本と実力は伯仲なのであった。今回は川澄が出てたので、そうひどくはならないと踏んでいたが、MF川澄とSB有吉の右サイドのコンビはほぼピンチをつくらない。このラインは4年前の近賀とのコンビよりもいい。何か大学の先輩と後輩らしい。でも、例によって大野が出てたからチャンスがつぶれてばかり。迷監督もさすがに後半20分で交替させたがね。

 得点は、日本の2ゴールは、それ自体は他の選手だったが、川澄と宮間と大儀見の3人でつくられたものだった。1点目は僕が大化けしたと書いた有吉がこぼれ球を決め、2点目は、大野から替わった岩淵のあざやかなスルーがなければ生まれなかった。まあ、相手がそんなに強くなかったので、なでしこもかつてを彷彿とさせるパスサッカーができた。 つまり、起用する選手さえ間違わなければそこそこはやれると。が、やっぱりあの監督だからね、困ったことに、澤を終わり頃に出したのはいいのだが、よりによって川澄と交代。すると、鉄壁だった左サイドがにわかにゆるみ、オランダの猛攻を許す羽目になる。そして、GKの考え得られないミスで一点献上したし、もしも同点になんかなってたら絶対に負けたな。
 
 これでベスト8だが、強豪中の強豪は向こうのブロックに集中しているので、とりあえずベスト4に残る可能性と決勝に進む可能性も出てきた。が、つぎのオーストラリアが問題だ。予選を見ていたが、あのアメリカと互角に近い試合をしていたぜ。パワー、スピード、どれをとってもかなわない。守りに守って、一瞬の隙をつく速攻、それしかない。そのためには澤がいたほうがいいんだが。ま、大野と海保だけは使ってくれるなと願う。もしオーストラリアに勝てば、決勝に行く可能性はグンと高まるがね。なでしこにとっては「ユイの壁」のようなものだな。
 
 で、日曜は上半期最後のGⅠ、サマーグランプリ宝塚記念。⑮ゴールドシップ、⑤カレンミロティック、⑬ラキシスの3頭だな。もしもゴールドシップを負かせる可能性があるとすればラキシスだけのような気がするが、枠順に恵まれたカレンも侮れない。これに、⑪ヌーヴォデコルトが続くか。超大穴は③ネオブラックダイヤ。

菅野所長のエッセイ:400年後の「国家安康」


2015.06.20

 最近では電車で立つのがそんなに恐くなくなったのだが、右肩の痛みが前よりも増している。まったく、懸念は途切れることがない。これも年のせいだが。
 一方、仕事のほうは懸念なことをすっかりきれいにしてしまい、これで気持ちもすっきりするのかと思いきや、そうでもない。やっぱり眠りがよくないんだよなあ。何だろか、荷下ろし反応とでも言うのだろうか。とにかく、自分のことにかんしては憂うつ感が抜けないなあ。

 自分以外のことでは、憂慮というか呆れることが続く。安保法制について、砂川事件の判決を持ち出してくるのだから、いやはやである。これをマニュアル化し、党内に配った官僚はよほどのアホだな。ま、首相の命令だろうが。

 下山事件とか砂川判決とか、アメリカがらみの国家的な陰謀みたいなものであることは常識だ。砂川事件など、一審で違憲とされた当時、検察は異例の最高裁上告。なぜなら、秘密裏に最高裁判事とマッカーサーが打ち合わせし、もちろん自民党も共謀して、逆転判決をするという取り決めをすることになってたからである。
 そして、そもそも判決は米軍の駐留が違憲でないと言ってるだけで、自衛権のことなど何も触れていない。こんなものは何の根拠にもなりはしない。現在、違憲の声明を出している憲法学者が200数十人、合憲論者が10人。これを無視し、60年前のインチキな判決を根拠にするんだからなあ。

 首相は前から救いようがないが、高村副総裁など、数年目の自弁などどこ吹く風で、これを根拠に合憲と言っているのを見ると、自分で自分が恥ずかしくないのかと思ってしまう。官房長官はどうか知らないが、自民党でもほとんどの者はこりゃ無理筋だと思っているだろう。実際、参議院はそうみたいだし。

 で、歴史的に見て、これはちょうど400年前の、徳川家康の「国家安康」「君臣豊楽」の事件と似た感じである。
 為政者というのは、いつの時代も同じで、何でも自分の都合のいいように、思い通りにしようとするわけだが、それを阻止するために、民主主義というあり方が生まれた。為政者の横暴から国民を守るために憲法があり、与党に対しては野党があり、権力に対してはジャーナリズムがある。いまや日本は野党もジャーナリズムも機能しないから、憲法は最後の砦なのだ。こうしたものを破ろうとするのは、どこの世界でも軍国主義なのであって、すなわち知性のない人である。ときの内閣が憲法を自由に解釈していいと発言してしまう首相は、背広を着ているが、まさにただの軍人なのである。ま、メンタリティは軍国少年。

 これに対し、維新の会の動きが怪しい。現代表の松野は、ほんとは嘘か知らないが、週刊誌で膨大な借金があるとか書いてあったし、その辺をつけ込まれて籠絡されるんじゃないかと心配だ。橋下がまた変なこと言い出すかもしれないしね。

 と憂えるのは、政治だけでなく、サッカーもそうだ。シンガポールにも勝てない男子代表には困ったものだが、しばらくひどい低迷期に入ると予測していたし、3年後を見据えてやるしかない。中心を早めに若手にシフトして、本田や長友も不動にしないほうがいいかも。

 本番のW杯、女子のほうがまたひどくて、予選は通ったものの、内容は負けに等しく、これから強豪と当たったらボコボコにされるのは見えている。まったく佐々木の采配と来たら、何考えてんだか。大野とか川村とか、役に立たないどころか、ミスばかりで、自らピンチを招くような選手は出したらあかんよね。日本で世界に通用するのは、今は宮間、澤、川澄、大儀見だけだが、不可解なのは、その川澄を使わないこと。ケガをしているふうでもないのに。4年前も最初は川澄を使わなかったし、この監督は選手を見る眼がほぼないね。下手で、スピードがない選手を寵愛しているようだ。ただし、右SBの有吉が、ついこの間まではどうにもしょうがない選手だったのに、ここへきてかなり化けた。これだけが明るい材料、他の選手で伸びているのはいない。

 と、何にしてもあまりいいことがないなあ。もうちょっと考えなきゃいけないかなあ。

菅野所長のエッセイ:少年の独裁


2015.06.13

 いやあ、毎日暑いですなあ。5月や6月からこんなだと、ほんとの夏になったらどうなるのやら。

 先週は佐賀のほうに行ったのだが、多少雨模様で、その代わりにさほどの暑さではなかった。行っている間、安田記念をゲットしたことを知り、ちょっとハッピーだった。3連単、3連複、どちらもなかなかいい馬券だぜ。

 これは忘れられないというのは、珍しいものを食べたこと。ゲテモノと言っていい。ムツゴロウとワラスボという魚の刺身である。まあ、ムツゴロウは見るからにハゼの仲間だから、味もハゼの雰囲気だが、問題はワラスボ。問題も問題、これは大問題だ。同じハゼ科というのだが。

 何でも、古代からいる魚で、日本では有明海でしか採れず、佐賀以外では食べないらしい。見た目がものすごい。何に近いと言えば、映画「エイリアン」の幼体である。15センチから20センチの大きさで、活き作りになってもなおしぶとく生きてる。顔のあたりに尖ったものを寄せると、がぶっと噛みついて離さない。そのおぞましさと言ったら、筆舌に尽くしがたいね。きっと「エイリアン」をつくった人間は、これを図鑑か何かで見て参考にしたのではないだろうか?  味は? まずいね。はっきり言って。まあ、話のネタには十分だが。

 原稿はほぼ終わりに来ている。完全に仕上げの段階で、もうプレッシャーはない。終わったら1週間くらいのんびりしたいものだ。そういうわけにはいかないけど。

 韓国の外相がヨーロッパに行って、例の世界遺産を認めないように働きかけている。この前は首相自らだし、この国の政治というのはほんとに変わっているなと思ったが、要するに韓国の政治はつねに国民に向いている、内向きの政治なんだなと思う。ほかにやることがあるだろうと思うのは、こちらの価値観であってね、あちらの文化はまた別だ。

 一方、これと真逆なのが、安倍政権。国民がどう思うかなんてまるで関係なく、トンデモ法を着々と推し進めている。派遣法改正なんて、竹中の派遣会社を儲けさせ、大手企業を儲けさせるだけの改悪だね。これを止められない野党もだらしないけど。

 安保法制にしても、なおもごり押し。こういうのを独裁政治と言わずして何と言うのかって感じである。北朝鮮や中国とかわりない。こういう独裁体質そのものが軍事政権のそれと同じだから危険なんだよねえ。今の憲法を嫌うことやそれを変えたいと思うのは別にいい。思想ではなく、そのやり方が問題なのである。その点で、現政権はとても先進国とは思えないレベルにあるわけ。自衛隊のシビリアンコントロールも緩くなりつつあるし、ちょっと軍事国家的になってきたな。独裁が生まれる土壌とは、軍事体質と共産主義体質であるのだよ。

 それに後方支援の「後方」でどれくらいの距離をいうのかなあ? 戦争しているアメリカ軍の1メートル後ろでも後方には違いないし、100キロ離れててもいいのか? そもそも自衛隊に死ぬ覚悟があるんだろうか? 福島の原発におそるおそるヘリコプターから水をかけるマンガのような画を見て、あの人たちは国ために死ぬなんてことは全然考えてないことはわかったんじゃないのか。とは言え、彼らには何の責任もない。安倍のシンパこそ、後方支援に勇んで行けばいいのだ。
 誰かが安倍首相のことを「自分が戦争の経験がないことに劣等感を抱いている少年兵」と言っているが、うまいこと言うもんだなあ。ほんと、そのイメージだ。ま、実際、精神的に相当な子どもであることは国会の答弁を聞いてりゃすぐわかるね。

  東京オリンピックのことでは、金が足りないから東京都は500億円出せと文部省が要求したな。舛添は会見では怒って見せたが、それはポーズだけという茶番。でも、500億って聞いてすぐ思ったのは、アメリカへのごますりでバカ高い値で買ったオスプレイの代金が500億だったことだ。そんなことに使わないで、オリンピックに当てるほうが平和のためだと僕は思うのだが、いかがなものか。

菅野所長のエッセイ:しがらみから離れて


2015.06.05

 先週のちょっとしたがんばりが効いたのか、かなり順調になってきた。今月末締め切りの仕事も90%以上は終わったね。もうひとつのほうは内容はともかくも、もうできたし。週末から出張にいくことになっていたので、それまでにメドをつけようと思っていたので嬉しい。
 のはずなのだが、睡眠のほうはあいかわらずだった。眠れなかったり眠れたりで。しかし、昨晩、ひじょうに珍しいことに、ものすごく愉快な夢を見てしまい、夢の中で大笑いして、それで目が覚めた。結局、2時間半くらいしか寝られなかったのだが、これも仕事のめどが立ったからかなと思い、気にしないことにした。悪夢ばかりの先週や先々週までとは大違いである。自分の気が小ささにはほんとに呆れるが。

 しかし、いいことばかりではないね。実はぎっくり腰を2ヶ月前にやってからしばらくして、何となく右肩が痛くなっていた。腰のほうが緊急の課題なのでまあいいやと放っていたが、腰がよくなってきたけれども肩の痛みは治まらない。前よりもちょっと痛みが、増している。

 そんなにすごいものではないが、この痛みには覚えがある。いわゆる50肩だな。20年くらい前に左肩がそうなり、おさまるまで一年から一年半かかった。奇しくも、あのときもぎっくり腰を併発していたな。あれとまるで同じである。しかし、40肩、50肩というくらいで、年齢的にこういうことがあるのはおかしいんじゃないの? と不条理感はあるのだが、それだけ俺は若いんだ!と勝手な解釈をしている。 ストレッチ的な動きをすると痛いが、何もしていなければ大丈夫なので、ぎっくり腰に比べればどうということもない。ゴルフはちょっと心配だが。ま、いずれ良くなるのはわかっているし。

 昨日の衆議院憲法審査会、合憲と言ってくれるはずだった長谷部氏が「違憲」と明言して自民党は大あわて。官房長官の強弁と、例によってマスコミがあまり大きく取り上げないのがどうかと思うが。

 ところで、この長谷部氏、僕は、その本質はともかく、ずっと御用学者だと思っていたが、そうでもなかったのか。
 実は昔、僕の勤め先の大学に若かりし頃の彼が入職してきて、委員会などでも知っている。ひじょうに切れる人で、何もかも見抜いている感じだったが、それはあくまで秘めて出さない、そんな印象を強く持った。
 というのも、法律アカデミーというのは、他の文系と比べてもちょっと異色で、学閥、師弟関係などのしがらみがものすごいようなのだ。法学界の中で、とうに恩師や先輩なども抜いていたのではないかと思うのだが、しかし、おいそれと頭をもたげるわけにはいかない世界のようだった。あるとき、特別でもない原稿の依頼をめぐり、なぜかそれを断る彼の姿に、とんでもないところなのだなと僕は思ったのだった。

 ひょっとして、もう還暦も近くなったか、それくらいの年だったかして、さまざまなしがらみから自由になったのか? よくわからないけど。自分のサイン代わりにブタの絵を描くというなかなか面白い人ではあったんだよな、そもそも。でも、自分の場合は、そんなしがらみも関係なく、全く自由にやってきてほんとによかったと、ここへきてまた実感している。
 
 さて、ダービーは予想通り、リアルスティールの距離不安が的中。ドゥラメンテが1着でも154倍とはなかなかいい配当だった。よく考えれば、メインレースだけならけっこう当たってるなぁ。そろそろ春のGⅠシリーズも終わりか。日曜は安田記念。好きなレースなので見られないのが残念。 今年になって、その怪物的な素質を開花させてきた⑥モーリスを本命にしよう。対抗は⑩フィェロだが、これといつもいい勝負の①サンライズメジャーも同格か。それからの3連単マルチと、モーリス1着固定で少し手広く。

菅野所長のエッセイ:進むも止まるも


2015.05.30

 ドローン新法が早々に成立しそうなので少し安心した。僕は、何でもありのほうなのだが、このドローンだけは厳しく取り締まらないと危ないと思っている。いろんな探索などに役に立つというメリットなど捨ててもいい。リスクのほうが断然大きい。

 というのも、これが20年前になくて本当によかったと思っているからだ。あのオウム真理教がこれを何百台も使って東京の上空からサリンを撒いたらどうなっていたか? 最低何十万、数量によっては何百万の人が死ぬか不随になっていただろう。どこかのバカガキがあちこちに飛ばして中継していたように、あんな危険物が空にうようよしていたら外も歩けやしないのである。今だってオウムと同じように自分以外の人間はどうなったってかまないと思っている奴が世の中にはたくさんいるのだから、こういう連中の手に渡るとどんな事故が起きるかわかったものじゃないよね。民間には手に入らないようにしてもらいたいものだ。

 これに対して自然災害はいたしかたない。口永良部島の噴火ではけが人も何もなくてよかった。あっち方面の島には親近感があるのでほんとうにドキッとする。箱根もあいかわらずの様子だが、昔は3000メートル級の山だったらしい。富士山のすぐ近くに同じくらいの山があったと思うとすごいな。これが3000年前の爆発で山の半分以上が吹っ飛んだわけであるから、ものすごいものである。箱根は現在標高1400メートル。

 仕事のほうはようやく少し進み始めた。今週は毎日、夜一人残ってシコシコやっている。でも、あまりやりすぎないようにと。というのも、ひとつにはジロ・デ・イタリアがあるからで、残り50キロを切ったあたりから観戦できるようにしているわけである。もはや総合はコンタドールで決まり。そっちの争いは少しも面白くない。横綱級の選手はコンタだけだからな。力が違った。残り20キロくらいになると、コンタドール対アスタナ5選手、10キロくらいで1対3、2キロで1対2というのがお決まりの展開となる。

 前回アスタナの強力アシストの話をしたが、その中でもエースアシストのランダは、コンタと同じスペイン人なのだが、急激に覚醒したようで、15,16ステージを連勝。もはやエースのアルよりもはるかに強いのではないか、勝ったときだって、つねにアルを気遣いながらやっているのだ。昨日も残り数キロでアルがスパートすると、自分はペースを上げずにコンタドールを押さえることに徹してアルの優勝をサポート。ま、オーダーとしてはアルのアシストであるし、イタリア開催だから、イタリア人のアルを立てるのもわかるが、観ている僕としては歯がゆいことこの上ない。今夜あたりは、アシストなど気にせず、コンタドールとのガチ勝負をしてくれないだろうかと淡い期待を抱くのだが、そもそもコンタドールの頭の中はフランスのことしかないのかもしれない。

 結局、このままでは、エース級のガチ勝負はは観られなかったことになるが、今夜の20ステージが実質的な最終戦である。21のステージがあって、一度も優勝がない総合優勝なんかでいいのか、コンタドール!と遠いイタリアに向かって言っておきたい。もう最後なんだから、イタリア人に遠慮せず、スペイン人同士で勝負してくれと。

 こんな調子だから、練馬で飲みに立ち寄ってもジロがあるから早く帰ってしまう。この間も「お早いお帰りですね」と言われたので、どうせ興味ないだろとジロのことを話したら、なんと「僕は昔ロードレースやってたんです」と驚きの返事。何でも高校生時代はエースクライマーで、すぐに破られたが、修善寺あたりのコースレコードを持っていたらしい。20年前というからかなり珍しかったことだろう。その話を脇で聞いていたバイトの若い女の子が二人の話を理解している様子なので聞いてみると、やっぱり「弱虫ペダル」から入ってるんですと。僕もそうだし、このマンガの影響力はすごいものだ。

女の子にも大人気の「弱虫ペダル」。その中の印象的な一節を。毎日やることもなく、自暴自棄になっていたころの荒北に対して、のちのエース福富が言う台詞がある。
「自転車にはエンジンがついていない。進むも止まるもおまえ次第だ。進まないのは、おまえが進もうとしないからだ」
 いやあ、耳が痛い。久しぶりにこの場面を読んで、僕も仕事を進めなくちゃと強烈に思ったのだがね。昨夜は、ものすごく大事な仕事があるのに完全に間に合わないという夢を見てしまい、恐ろしくなって目が覚めた。今週は一睡もできなかったことが一日あるし、残り20キロからのゆるい坂が激坂のように感じている日々であった。
 
 で、明日はいよいよダービー。最も苦手なレース。しかし、本命は⑭ドゥラメンテでいいんじゃないか。対抗はやはり⑬リアルスティールなのだが、2400の距離が少し不安だ。だから買い方としては、⑭ドゥラメンテを一着にして、2,3着候補に、⑬リアル、⑰キタサンブラック、⑪サトノクラウン、①サトノラーゼン、⑥ポルトドートウィユ、
人気薄では、④グァンチャーレ⑮ミュゼスルタンと手広くやっておこうとも思っている。

菅野所長のエッセイ:眠れない日々


2015.05.23

 最近気持ちの良かったことは大阪の住民投票だ。反対がもっと多いのかなと思ったが、「負けたら辞める」が効いたのだろう。憲法のことも、姑息に無力化を図ってないで、変えるか変えないか国民投票してほしいものである。それで変えたほうがいいというのなら僕も文句はない。

 軍事予算はどんどん歯止めがきかなくなっているが、オスプレイをあんなに買った代償がケリーの2~3日間のあわただしい訪中、訪韓なのかと思うとたいへんに虚しい。あんなの何の効果もないよね。その後、軍艦島などの世界遺産の問題には韓国がイチャモンをつけてくるし、NPTでは、中国のイチャモンで「広島、長崎訪問」が消えた。
 しかし、朴大統領がそのためにわざわざユネスコを訪ねるなんてのは、そんなことすよりいろいろと大事な仕事があるだろうにと心配になってしまう。それこそ大きなお世話だが。まあ、アピールやパフォーマンスしかできない政治家であることがよくわかる。以前の小泉純一郎のようなものだな。

 これで維新の党は終わったな。もとより橋下の個人政党だけにね。一気に泥船となったのを見て代表の江田はたちまち逃亡したし、これでほぼ人材はいない。そもそも維新は、上西某とか、烏合の衆とはまさにこのことという感じだったが、一番大事なところにきてそれが票差にあらわれたな。

 さて自分のことになると、維新の党に負けず劣らず情けない。あいかわらず眠れないし。この1週間で一睡もできなかったのが2回だ。やっぱり懸念の第一は仕事だろうと、今週は一日だけ時間がたっぷりあったので、少しでも進ませようとがんばったのだが、ほんとに少しだけしか進まない結果にガックリである。競馬も負けてばかりだしねえ。来週はもう少しがんばらないといけないなあ。そんな中、また新たな原稿依頼を引き受けてしまったのだが、こちらはテーマに自分が興味を持ったからだった。それはまあ、何とかなるでしょ。

 ジロ・デ・イタリアも残すは3分の一くらいになった。チームとしてはアスタナが断然強い印象である。何しろアシスト陣が強力。マリア・ローザ(総合一位)の本命であるコンタドールのチーム(ティンコフ・サクソ)は、いつも5人から7人くらいでトレインを組めるのだが、肝心の勝負所になるとアシストが一人も踏み出せない。だから毎回コンタドールは自力で勝負に出なければならない。ほんとにかわいそう。一方アスタナは必ずアシストが最低一人、多いと3人くらいがエースとともに駆け上がる。ツール・ド・フランスでは、これに加えてエースがニバリになるのだからもう不動の本命であろう。

 ただし、他チームの希望としては、ジロと同じ時期、フランスのための調整となっているツアー・オブ・カリフォルニアにも選手を出しているので、その中から戦力の増強が望めることである。ちなみにサガンなどは、ジロでなく、こっちのレースに出ている。スポーツ専門チャンネル「Jスポーツ」では、夜の7時から9時くらいにカリフォルニアのレース中継、それ以降はジロの中継という夢のような事態になっているのだが、さすがに平日はジロのほうしか観られない。

 明日はオークス。僕のいちばん得意なレースということになっているのだが、残念なことに資金不足。予想通りなら配当は大きい。本命は⑰クルミナル、対抗は⑱ディアマイダーリンで、これがあまり人気がない。▲に⑭ルージュバック、△は、①レッツゴードンキ⑤シングウィズジョイ⑩ミッキークィーン⑥クィーンズリング。

 そういえば、先週は惜しかったねえ。僕の好きな人気薄ケイアイエレガントが2着に粘り、3着にも最低人気ミナレットが逃げ粘った。3連単はGⅠ史上最高の2000万円越え。あれで本命ヌーヴォレコルトがくれば、ミナレットも押さえていただけに。今回も人気はないが、⑱ディアマイダーリンがいいと思ってるんだけど。まあ、明日ディアマイダーリンがくれば少しは眠れるようになるかな。

菅野所長のエッセイ:脇役に注目


2015.05.16

 何だか冴えない日々だなあ。腰の具合がよくなったのはいいが、どうにも意欲が出てこない。2ヶ月くらいほとんど書くことをしていなかったせいなんだろう、いざやろうと思うとパタッと止まる。そういう状況なので、いろいろと不安になり、なかなか寝つけないことになる。昨日なんかは2時間くらいしか寝られなかった。

 どうにも気持ちが落ち着かないので、寝るのをあきらめ、ケーブルTVで「夏目友人帳」のアニメを観る。すると何だか気持ちが落ち着いてくるのだから、やはりこのマンガはすごいものだ。どの回であっても、観るたびに何かほっこりとしたものを感じ、さっきまでのざわつきが鎮まる。
 この1週間はずっとそんな感じだったな。来週には何とかなっていくといいのだが。

 「ジロ・デ・イタリア」はステージの3分の一が終わり、これからが山岳コースになっていくらしい。しかし、「平坦」といってもあまりそうでもないところもあり、なかなか厄介なコースのようだ。各チームも、ティンコフ・サクソのエースであるコンタドール以外、第1級のエースはフランスまで温存しているようだ。レースはつねに総合優勝狙いのビッグチーム、アスタナ、サクソ、スカイが終盤まで6人から8人を残してトレインを組むが、案外そこからは優勝者が出てこない。アスタナにはニーバリがいないし、スカイにはフルールがいないしで、総合ではなく各ステージ狙いのチームから勝利者が出やすいようだ。他のグランツールよりも、誰が勝つのか最後の最後までわからない感じがジロの面白さなのかも。

 こうやってほぼ一年ロードレースを観てきて思ったのは、イベントとしては、21日間もあるし、3大グランツールが上だが、レースの面白さは、クラシックのワンデーレースのほうが上だな。タイム差など関係なく、ひたすら今日の勝ちを目指す真剣勝負だからね。もっとワンデーの知識を仕入れればより楽しめるに違いない。一方、グランツールのほうは途中からは駆け引きが目立つが、そこが面白いという人もいるのだろう。それから、3週間もやる超人的な体力にも敬意を表する。

 それとは別に強く思うのは、よく欧米は個人主義とかいわれるわけだが、自転車レースを観ているとそんなことは妄言のように思えてくることだ。
 ロードレースの仕組みは、各チームが8人で編成されるわけだが、この中に一人「エース」と位置づけられる人がいて、他の7人はこのエースを勝たせるために存在する。エースが体力を温存し、よいコンディションで最後の勝負に行けるように、前を引いて防風し、他者との接触事故から守り、ときには給水を代わりにする。給水といえば、混戦のときには、他の7人のペットボトルを受け取って、また集団に追いついて走りながら配給する役割を担う者もいる。これは見るからに大変な仕事であるが、ロードではそのように自分の役割がしっかりと決まっているのだ。すべてはチームの勝利のために。

 たぶん僕がロードレースでいちばん惹かれるところはそういうところだ。「弱虫ペダル」の登場人物でも、「登り一筋」の巻島クン以外では、箱根学園のエースアシスト荒北が何と言っても好きだ。自分がどんな選手になりたいということなら「荒北みたいになりたい」と断言できる。「黒子のバスケでも、やはり主人公の黒子哲也がいいしね。華々しいエースたちには、好意は持つものの、自分がああいうふうになりたいとはまったく思わない。何だか、われながら、目立ちたがりのはずなのに不思議である。18年前、ほんとに所長になんかなりたくなかったし。

 実は競馬でもいわゆる脇役的な馬が好きなのだが、それでは馬券が取れない。そこは好き嫌いを少し離れないといけないところだ。
 日曜はヴィクトリアマイル。絶対的な中心は⑮ヌーヴォレコルト。問題はこれを1着固定にするかどうかだけの話だが、相手は⑥ディラディアマドラ、次に②カフェブリリアント。絞りに絞ればこれだけでいいのかも。いちおう、次なる候補として④レッドリヴェール⑪スマートレイアーとか何頭かいるんだけどね。スローペースで逃げた場合の⑦ケイアイエレガントのほうが面白そうだ。つまり、好きなのはこっちなのである。

菅野所長のエッセイ:人と猿の惑星


2015.05.09

 腰はほぼ大丈夫な感じになったが、今日あたりはまたちょっとよくない。まだ映画を観るのは早いのだろうか。
 そういえば、去年時間をつぶすために京都駅の近くの映画館で「猿の惑星」の最新作を見たのだった。つまらなかったな。「猿の惑星」といえば、何と言ってもチャールトン・ヘストン主演の第一作の衝撃がすごすぎて、その後のシリーズはたいして面白くない。あの頃は中学生だったか。

 高崎山の動物園で生まれた猿にシャーロットと名づけたら、抗議が殺到したわけだが、数日前の動物園側の会見は明らかに取り消そうという雰囲気だった。それを見て何とも珍妙なことが起きてるなあと思ったね。僕自身は小猿にシャーロットと名づけてと聞いて、ベタだが、面白いと思ったし、たぶん世界中でやっているだろうと思った。

しかし、このときに「ただちに取り消します」などと言わないでよかった。いちおうかの国の反応を見て正式発表しようと考えたのだろうが、大正解。イギリスや英王室のほうでは別に何とも思っていないし、一般的には逆に喜ばれていた。

 それを受けてすぐに名前はそのままにすることにしたようだが、気色ばって抗議した人たちはバツが悪いだろう。500人以上もいたというが、彼らは自分の感覚がずれていることに多少は思いがいくのだろうか。

 まず、英王室と日本の皇室、王族と日本の皇族とでは違うわけで、あちらは課税もされるように特別な存在ではあるが、一般人でもある。だからパパラッチにもふつうに狙われるし。抗議した人の感覚の底には「不敬罪」的な意識があるに違いないが、そういうものはイギリスにはほぼないわけね。

 不敬罪的な意味で抗議するなら、すべてに抗議しなきゃいけなくなる。船にエリザベスとつけるのは失礼ではないかとか、台風なんぞに人の名前をつけるのはどうかとか。たぶん、多くのバカ親がこの年生まれる子どもに「斜露斗」とか「車路都」とかつけるわけだが、そういうものって止められないでしょ。

 とは言え、不敬罪的なものは除外するとして、そんなことをするのは相手に失礼ではないかという感覚は大事だと、僕はその点は擁護したい。今回は結果的に過剰な気遣い、勇み足であったけれども、こういうところが日本人の良さであると思う。やっぱり相手がどう思うかはわからないことだし。実際、イギリス人の反応はきわめて好意的だったが、それはこちらの予想を超えていた。
 しかし、この事件はあっという間に終了してよかったのかもしれない。多少長引いたら首相や官房長官が「名前を取り消せ」と言いだしそうだもんな。彼らの感覚からしてまあそっちでしょ。

 それにしても、これで高崎山動物園は大人気。シャーロットは日本一有名な猿となった。
つまらない猿の映画を観るよりはシャーロットのほうが観る価値があるかもね。

 ま、僕は猿よりも馬のほうが問題である。先週の天皇賞。期待のホッコーブレーブは一瞬来たかと思わせただけで、3連複を100円という不発に終わった。
今週はNHKマイルカップ。本命は⑦クラリティスカイだが、狙いたいのは人気薄⑰ニシノラッシュ。これが来てくれれば大喜びだが。まあしかし、とくに好きな馬もいないレースはもうひとつ面白くはない。

 つまらないといえば、先週の日曜に行われたボクシング統一戦。パッキャオ対メイウェザーである。36歳と38歳という「盛りを過ぎたドリームマッチ」だが、リングサイド席が2人で30万ドルという異常人気。ジャスティン・ビーバーがSPを引き連れてたり、アガシ・グラフ夫妻もいたな。そうした観衆は明らかに無敗のヒール、メイウェザーが負けるシーンを見に来ていた。が、狡猾にして巧妙、メイウェザーが交わしまくって勝った。 こいつのボクシングは若いときからずっと同じで、まるでスカッとすることがない。メイウェザーもまたボクシングがスポーツだなどとはまったく考えていないのだろうが、あんなものを12ラウンドも見せられた身になってくれ。かつてのアリ対フォアマン戦、シュガー・レイ・レナード対ハーンズ戦とか、ボクシングっていうのはそういうもんじゃないだろうと。

菅野所長のエッセイ:連休前のひととき


2015.05.01

今週になって腰がだいぶよくなった。月曜日は休みなのに朝から仕事で、立っている時間が長かったのだが、水曜日が祝日で救われたね。今週はコルセットもしないで過ごしている。ちょっとだけだが、原稿も書いたし。

明日が終われば連休だあ。とくに楽しみということもないのだが、一応ゴルフにはいく。去年は空前絶後の渋滞にはまったので、今年はルートを変えないとな。

 ロードレースは、先週に2つあって、「フレッシュ・ワロンヌ」と「リェージュ~バストゥーユ」のワンデーレース。あろうことか、ずっと観ておきながら残り20キロ過ぎてから疲れて寝てしまった。「フレッシュ・ワロンヌ」は再放送で観たけどね。ま、しかし、あいかわらず面白い。この年で新しい楽しみができるんだから、人生はわからない。世の中、まだまだ知らないことで面白いことがあるんだろうなあ。あと1週間もすれば、いよいよ3大グランツールの初戦「ジョロ・デ・イタリア」が始まる。これは21日間の戦いだ。3大ツールでもっとも過酷とされているらしいが、観るのは今年が初めて。楽しみだあ。

 ロードレースに気がいっているせいか、「アメリカン・アイドル」には熱が出ない。方式が変わったせいもあるかも。レベルはひじょうに高いのだが、魅了されるまでにはなかなかいかない。個人的にはジョーイ・クックという女の子がよかったのだが、この間脱落したし。しかし、うまくやればシンディ・ローパーみたいになれるのではないか。ま、優勝はベッカムでしょう。

一昨年の優勝者フィリップ・フィリップスのアルバムがすごい売れ行きということだ。確かにやつは抜きんでてたからなあ。去年の優勝者にして、番組史上最強と言えるキャンディス・グラバー、夏頃にセカンドアルバムが出るらしいが、ファーストのような出来だったらまたまたガッカリだな。

 

そういえば、先々週にtotoが当たったことを報告したが、先週は一つ外れの2等が当たった。惜しい!なんてもんじゃない。しかし、これはなかなかの波がきていると勝手に解釈し、日曜の天皇賞に生かそう。人気薄⑥ホコーブレイブからの3連複。穴狙いのように見えるが、全幅の信頼を置ける馬もいないもので。それなら、去年3着のこの馬は不当に人気がない。買う価値があるということだ。⑬キズナ、①ゴールドシップ⑯ウィンバリアシオンを中心に、⑫デニムアンドルビー、⑭フェイムゲーム、⑰アドマイヤデウス、⑮サウンズオブアースへ。もし、⑫デニムアンドルビーが人気がなかったらこれも買う価値があると思うね。

 今週の何よりの喜びは「夏目友人帳」最新巻が出たことである。シリーズの中ではインパクトが薄い方ではあるが、読み切りなのにこんな高水準を保っているのはすごいことだ。この作者はほんとに偉いなあ。

 それから、和歌山県のローカル線に貴志(きし)駅というところがあるのだが、ここの”駅長”である猫のタマちゃんが、18歳の誕生日を迎えたというニュースを見つけた。この駅と猫のことは「友人帳」ファンならば知らない者はいない。何しろ、主人公の名は夏目貴志、こちらは「たかし」と読むが、字は同じ。そして、にゃんこ先生のような猫が”駅長”とくれば注目必至なのだった。人でいえば80歳くらいという高齢だそうだが、連載が続く間は息災であってほしいものである。

 

菅野所長のエッセイ:土壇場の逆襲


2015.04.24

 今週は腰の回復を感じられる週だったな。毎朝お風呂にはいるのが日課となり、少しでも腰の重い感じを軽くして出るのがいいんだろう。水曜日の帰りは、電車が混んでて立ち放しで帰った。これはやばいと思ったが、致命的なほどのダメージはなかった。でもやっぱり、相当腰に来たとは感じる。

 皐月賞はダメだったなあ。こうなるとほんとに何を信じていいのやら。勝ったのはドゥラメンテ、ここであんなにすごい勝ち方をしたのに、何でその前のレースで負けたんだ?あのとき君がちゃんと走っていれば、僕はWIN5で大金を手に入れることができたのに、と何を言っても彼の耳には届きはしないがね。馬の耳に念仏だし、馬耳東風だし。

 先週のアメリカの女子ゴルフを観ていたら、最終日の上位がすべて韓国勢だった。結局、その中でも常勝インビー・パク、若手21歳のキム・セヨンの争いとなったが、最終ホールでキム・セヨンがまさかの池ポチャ。3打目もグリーンをこぼれ、こりゃパクで決まったなと、誰もが思う状況になった。パクももう優勝はもらったわという表情。しかし、何とキムがグリーンの外からチップイン、池に入れたがパーで上がる。これで、11アンダー同士のプレーオフにもつれ込んだ。

 まあ、どちらが勝ってもいいんだけど、これではまたアメリカ人のファンが離れていくなあと他人事ながら心配になる。しかし、ここからとんでもないことが起こる。
 さっき池に入れたキムは、慎重にティーショット。そして第2打。池をかろうじて越えたボールはポーンポンと2回跳ねて、そのままカップに吸い込まれた。何とプレーオフ1ホール目でイーグル! あっという間に勝負は決した。
こんなシーンは、昔ハワイアンオープンで日本人で初めてアメリカツアーを優勝した青木功の奇跡のようなイーグル以来だな。

 いやあ、キム・セヨンは、韓国人だし、若いけど可愛くはないし、しらけた気分で観ていたアメリカ人もこれにはびっくりしたことだろう。そういうアメリカ女子ゴルフの深刻な状況を少しだが救ったショットでもあった。

 まあ、最終ホールの、池ポチャからのチップイン、プレーオフでのイーグルと、この子は「持ってるなぁ」と思わざるを得ない。こっちはぎっくり腰は治らないし、競馬はまけるしで「持ってないなあ」と。

 そう思っていたところが、何と競馬はダメだが、totoのほうが当たってしまった。これは望外だが、このところの競馬の負けを一気に取り返したね。いやあ、俺も「持ってる」のかなあ。窮地に陥ると案外強いよね。われながら感心するぜ。この調子で今度も当てちゃおうなんて考えるとやっぱりダメなんだろうなあ。あくまで謙虚にいこうか。

 依頼されてた原稿も無事送ったし。今回は自分としては遅れ気味だったが、腰がこうなのでしかたない。しかも、いざ送ろうと思ったときに、字数が原稿用紙一枚分くらいオーバーしていることに気づいた。書き足すほうが楽かなあ。減らすのは簡単なようで難しい。構成のバランスがどうしても狂うし、そうやってせっかく書いたものを削るのは、何だかわが身を削るような感じを今回は持った。やっぱり書く前には執筆要項をしっかり確認しないといけないなあ。
 ま、これで本来の原稿にも取りかかれる。でも、来週からだな。締め切りは6月末だが、5月中には終わらせよう。

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