菅野所長のエッセイ:道の途上


2018.02.24

このところ1週間がすごく長く感じる。つらい。でもオリンピックがあるので助かってるね。まったくいい時期にやってくれてるものだ。
今回、いちばん観たかった小平の500mが観られてよかったなあ。僕にとっては他の競技は価値が落ちる。競技と言うよりも小平なのだが。それにしても、勝った後の立ち居振る舞いといい、すべてにおいて品がいいよね。こういう人が総理大臣だったらな。

今回、パシュートも金確実の競技だった。決勝でオランダと競ったのは、準決でカナダが色気を出して日本に勝ちに来たからだ。一方の準決オランダ対アメリカは、三決狙いのアメリカが最初からまともにやらず、オランダは力を温存できた。その差があるので、ちょっと競ってしまっただけのことだ。しかし、次のオリンピックは多分無理だろう。日本を見習って各国がチーム練習を重視するからである。女子サッカーと同じでね、なでしこのパスワークでつなぐサッカーを他の国も身につけてしまったので、もう勝てなくなった。かりにオランダがパシュートの合宿を一ヶ月やったら、世界に勝てるチームはない。

ノルディック複合ラージの渡部は、ジャンプで一位通過。能天気なマスコミは今度は金を取れるんじゃないかと思ったようだが、本人は上位にドイツ勢がいるのを確認してほぼあきらめていた。実際ドイツ勢は3人一組となり渡部を追った。これは絶対に勝てない。構図としては渡部ひとり対ドイツ3人、ロードレースと同じで、協調されたらもうダメである。しかし、それでも渡部は果敢に走った。そして力尽きて5着。それは見事な負けっぷりであったな。1,2,3着までドイツが独占だもん。仮に渡部に協調できる日本選手が一人でもいれば、2着か3着もあったかもしれないが。

今回の日本はよくやったね。マイナーじゃない競技で勝負できてるのがすごい。これでアルペン滑降あたりかでメダル取れたらと思うが、それは欲張り過ぎか。それにしても、もうすぐ終わっちゃうのが淋しい。

今回大活躍は、小平と高木美帆だが、二人とも挫折感からあきらめずにやってきた。特に高木は前回は落選だったわけで、そこからがんばって今回は三色のメダルだ。ほんとによかった。多くの選手たちは、そういう挫折からスタートしているといっても過言ではない。体操からエアリアルに転じて、37歳でオリンピック初出場とか。日本だけでなく、海外でもそういうのがある。この辺はよくわかる気がするのだが、挫折というのはいわば絶好のスタート点なんだと思う。でも、どこかにゴールを想定している人はそういうことができないのかもしれない。ゴールを想定していない人間はいつでも途上のことだと思えるよね。いつもスタート地点に立ってるのだ。それは要するに結果を気にする、しないの問題でもあるな。人生に目標さえない僕なんかはいつだって道の途上にいる。まだ、登り坂は続くぜ。前よりも緩やかな気はするけど。

 

国内では、あいかわらずの情勢だなあ。厚労省のデータ、不備?不正? まあ確実に故意だな、あれは。誰が命じたのか。ま、企業経営層におもねる政権の姿が浮き彫りだ。ああまでして裁量労働にこだわるのは、残業代を払わずに済ませたいがため。うつ病が減らないわけだ。
とにかくこんなメチャクチャなことをやっていても、内閣も政権も揺らがないのはどういうことなんだろう。どっかの国に近いなあ。それに、今回のことに視線を誘導すれば、首相は森友問題を追求されないし。僕はこのデータ問題は二重の故意があるとにらんでいるのだ。まあ、いろいろと政情は異常な事態ではないかと僕は思うのだが、みんな慣れちゃったのかね? オリンピックはあるし、日本人は寛大だし。

さて、来週末は長崎に行くのでこのコラムはお休みとなるが、その準備が思ったよりも大変で、それで今週はしんどいんだなあ。しかも、木曜にちょっと困ったというか、一般的には悪いことではなく、良いとされることなのだが、自分としては複雑というか、そういうのがあって、夜眠れなかったなあ。まあ、翌日は大丈夫だったので大したことではないが、長崎の仕事を万全にしておけばもっと安心になるしね。

もうそろそろ2月も終わりだし、暖かくなれば自分の調子も上がると思うのだが。

菅野所長のエッセイ:日曜日は金色か


2018.02.17

いやはや本当の実力者というのはこういうものだと、昨日の羽生のSPを観て思った。これなら転びさえしなければ金メダルは確実と思っていたら、さっき金メダルゲットのネットニュース。点数から見て圧勝だったようだな。さすが。
僕はフィギュアはたいして好きじゃないが、羽生は特別だ。過去、フィギュアで心を動かされたのは、羽生とジャネット・リンだけだな。とにかくめでたい。
水曜日は日本のメダルがたくさん期待できる日だった。今回の注目、スピードスケートの小平、スノボハーフパイプの平野、スキー複合の渡部だったが、揃って銀メダル。惜しいと言えば惜しいが、順当と言えば順当な結果。何よりも残念なのは、その戦いぶりをライブで観られなかったことである。

が、再放送で観る限りは、3人ともあっぱれなパフォーマンスである。小平の場合は、勝った相手が驚くようなタイムをたたき出したので、あれには勝てない。インコーススタートならタイムは違っただろうが、それでも勝つまではいかなかっただろう。が、専門はあくまで500mだから、次は金を取る確率はひじょうに高い。
とは言え、勝ったスケート王国オランダのヨリン・テルモルスはちょっと神がかったような状態にあるのではないか。本来長距離系の選手だが500mでも最大のライバルになりそうだ。何しろ、名前がヨリン=四輪だもん。駆動力が違いそう。1000mではあったが、今の小平を負かすというのは、ショーン・ホワイトを負かすようなものだからね。
この選手がいちばん怖い。

スノボの平野はひどいケガから良く立ち直ったものだ。立派である。でも、相手はあの絶対王者ショーン・ホワイト。これも去年の秋に転倒し、顔面60針以上のケガだったそうで、その辺は痛み分けか。内容的にはほぼ互角だったが、勝敗を分けたのは華があるかどうかではなかったか。難度的には平野がやや上だったが、ショーン・ホワイトの魅せる力には及ばなかったように思える。こういうのはあるよね。たとえば、フィギィアの羽生くんの演技にはすごく華があるように。
それにしても、ショーンホワイト31歳、平野歩夢19歳、この年齢差があってなお王者に君臨するホワイトには脱帽である。

複合の渡部。ソチのときと同じワンツーフィニッシュ。五輪連勝のフレンツェルは強いの一言。渡部も悔しいながらも、一方で「完敗」と認めていたな。
小平の場合もそうだが、他から観れば「少しの差」と思うけど、その少しの差がとてつもなく大きいということをこのレベルの競技者はわかっている。とくにスノボやスケート短距離などと違って、ノルディックではほんの小さなミスが命取りになるというものでもない。だからこそ努力が報われる競技でもあるのだと思うが。

日曜には女子500mがあり、月曜には女子パシュートがある。日本の金メダルが最も期待できる競技がここまで残ったのは何かの巡り合わせなのか。しかし、日曜は仕事なので観られるのかどうかまだわからん。多分大丈夫だろうが。

そして日曜は、久々のGⅠフェブラリーステークス。これも生では観られないのが確定だが、ここで金メダルを取る馬は何か?
それはもちろん⑭ゴールドドリーム(金の夢)だろう。人気だけどこれが大本命。相手はこれも人気馬の⑩テイエムジンソク。

しかし、さっきの四輪駆動から連想してしまった。ジンソクは「迅速」だと思っていたが、「人足」というのもあるな。
まあいいか。他は⑫ノンコノユメ、⑥インカンテーション、⑯サンライズノヴァ、②ケイテイブレイブ、⑤サウンドトゥルー、⑮ベストウォーリアまで。

ゴールドドリームからの3連単と、ジンソクとの3連複で勝負。とくにノンコノユメが来ると夢がだぶるのでいいかも。

ああ、そうだ。24日からだが、国立西洋美術館でプラド展が始まる。昔、マドリードで毎日プラドに通った日から20年以上は経ったかな。これくらい間が空くと新鮮に違いない。副題が「ベラスケスと絵画の栄光」となっていて、ベラスケスが7点来る。「ラス・メニーナス」がないのは残念だが、まあしかたない。あれはちょっとやそっとでは出せないんだろう。

菅野所長のエッセイ:油断は禁物


2018.02.09

昨日の夜、どうも喉が痛い。これは扁桃腺が腫れているのではないかと職場に備え付けの薬を飲んだら少し収まったが、風邪の引き始めかもしれないと早めに帰った。このところ、2日連続してふつうに朝起きられなかったのはこのためかもしれない。慣れてきたとはいえ、厳しい寒さが続いているし、僕の部屋は寒さに弱いし。油断は大敵だ。今日もまた喉は痛いし。

福井の豪雪では車が立ち往生し、やっとのこと出られたらしいが、パリでも記録的な雪で700キロ超の渋滞が起きたという。700キロの渋滞と言ったらもはやわれわれの日常感覚を越えているな。
福井では自衛隊の雪かき部隊が活躍してくれているが、それに頼らず自力で脱出した人もいたり、早々に地元の人による炊き出しの支援活動があったりもした。こういうところが日本の強さだなと思う。700キロもの渋滞を生んでしまう国にはそういうメンタリティがないのではないか。車で出るのは控えてくれと言われても、お構いなしの人が多いからに違いない。

自動車大手3社が過去最高の利益を出した。トヨタが2兆超、ホンダが1兆、日産が8千億とか、数字はすごいのだが、アメリカでの法人税が大幅に下がったことによる恩恵であって、アメリカ市場での売れ行きはどこも芳しくないのが実態である。同じように、日本の経済が上向きであるとは言っても、油断はできないところだ。求人率の上昇にしても、その前がずっとひどかったのだから少し前に戻ったというのが正解だろう。くれぐれも見かけに騙されてはいけない。そもそも国債乱発による景気だからな。まるで健康な状態と言えない。
見かけと言えば、仮想通貨の問題があるね。通貨と言いつつ、あれは通貨ではない。あれで支払いもできますよということではあるが、実は客から店へと通貨が動いているわけではない。持ち主の口座から通常の通貨が引き落とされて、そのお金が受け手側に入るという仕組み。だから、「仮装」通貨が正しいのではないか。
で、過去にも同じようなコンセプトでの「通貨」があったわけだが、仮想通貨だけがこうも価値を認められ投機の対象になるのか、それがよくわからない。たぶん、使用地域の限定が外れ、世界に通じているからなのだろうが、それにしてもである。まあ、貨幣や金のようにその価値を国が保証するものではないにしても、人気を博せば、国の保証などなくても価値が生じることはあるわけなのだが。まあしかし、手は出さないほうがいいんじゃないの? こういうこと言う自分は遅れてるのかなあという懸念もないではないが。

何となく頭がボーっとしているので、じっくり体を休めたいものだが、冬季オリンピックが時差がないのが大助かりだ。でも、僕の場合はそのぶん生では観られないんだけどね。
まずは、今日明日と大過なく過ごしたい。

 

菅野所長のエッセイ:一年の日々


2018.02.02

今週はあれだな。高良さんが亡くなってちょうど一年。
振り返れば、あの頃の自分はどうしようもない感じだった。命日にはどこかで飲んでようかなとも思ったが、それもせずにいつもと変わりなく過ごした。
今週は平生よりも濃い目に思い出すのだが、なんとなくぼんやりと思い出している。たぶん誰かと話したりすると違うのかもしれない。もっと鮮明な記憶が甦るのかもしれない。

とにかく、あれから一年が経ち、今はふつうに毎日を送れている。この一年で自分が何か変わったのかと言えば、まるで何も変わっていない。しかし、退歩もしていないかな。評定する第三者もいないので何とも言えないけど。まあ、年齢的に進歩などあまり望めないのだろうが。
その点、若い人は違うはずだ。もうすぐ平昌オリンピックだが、今回の日本はなかなか大したものだ。スピードスケートの小平、スノボの平野に加え、世界ではいつも銀銅がいいところだった複合の渡部暁斗が最近3連勝とか。ちょうどBSでこの人の特集をやっていて、ちょっと感動ものだった。

ストイックはストイックだが、目指すレベルが高いこと高いこと。スポーツ選手であるが、見かけによらずかなりの哲学者なのである。キングオブスキーと呼ばれる競技であれだけやっているのだから、そりゃメンタルもすごいに決まっていると思っていたが、予想をはるかに越えていた。かつて日本のスポーツ選手の中でこんなのいたか? いや、間違いなくいなかっただろう。何しろ自分は「科学の先をやっている」と言ってのけるんだから。そして、もはや金や銀という結果にもさしてこだわっていなく、ひたすら競技の本質に迫ること、これを極めることに邁進しているのである。
いいねえ。おこがましいが、僕と同じじゃないか。ほんとにおこがましいけど。
それでも金が取れるとは限らないが、小平ともども、何の疑問もなく応援したい。
こんなふうにオリンピックを目指して、この一年確実に向上した選手がいる一方、ジャンプの高梨沙羅ちゃんが悲しい。飛び級で大学に行ったのが良くなかったんだろうね。彼女が化粧に精を出している間に、同い年のルンビやアルトハウスはどれほどの鍛練を重ねたのだろうか。そして故障していた超ベテラン34歳のイラシュコシュトルツは、復帰して2戦目のW杯に、若い彼女ら全員を抑えて優勝してみせた。かつて高梨にまったく勝てず、高梨をサイボーグと呼んだ彼女もまたこの間、復活に向けての炎を燃やしていたのだ。ほんと、これが競技の世界というものだな。

高梨沙羅は今までの貯金があるので3位とか4位は可能だけどね。しかし、すべての結果が出てから後悔してももう遅い気がする。一度緩んでしまった心では、次の4年に打ち込めるほどのモチベーションも心の準備もなかなかできないだろうし。このままでは、これが最後の五輪となるかもしれない。でも負けるのがいけないわけじゃない。負けてもまた立ち上がること、挑戦することが大事なんだよね。もし、やる気ならば、ひとまず小平か渡部に弟子入りすることだね。

一年という単位は長いのか短いのか、よくわからないけど、がんばれば相当のことができる時間ではある。とくに若いうちは飛躍することがあってもおかしくない。でもそのために必要なのは何だ?
最近ではモチベーションとか言うけど、違うね。そういう軽いものじゃない。一言で言えば覚悟。覚悟と言えば、危機感あるでしょ。背水の陣、そういうふうに追い込まれる、自らを追い込むことでしょ、きっと。

と書いているうちに、このところの自分には危機感があまりないなあと思った。今までずっと、なんやかやで危機感を持ってたよなあ。傍目にはわからないかもしれないが、必要以上に持ってたね。そこらへん強迫的だから。
不調続きのゴルフでは、最近とても危機感を持ってる。だから、ほとんど変えないのに、新しいクラブ買ったりしたんだけどね。しかし、渡部をもっと見習おう。ということで、次の分の原稿を早々に書いたのだがね。

菅野所長のエッセイ:特筆がほしい


2018.01.26

東京は20センチ以上の大雪。月曜日、ちょうど雨から雪に変わるそのときに外を歩いていたので、これは積もる雪だなと思った。これくらい降ったのは4年ぶりということだが、いつのことかさっぱり思い出せない。すると、「あのときは雪でスリップした車に轢かれそうになったのでよく憶えています」と言う人がいた。なるほど、何か特別なエピソードと連合していれば記憶は鮮明に残る。ということは、自分には何もなかったということになる。何だか少し淋しい。特筆すべきエピソードというか出来事、そういうのに欠けているのではないかと思う。

今回はしかし、この前の大雪のときよりも歩道の除雪がなされているなと感じた。思い違いかもしれないが、天気予報ではおよそ1週間前からこの日は大雪になると言っていたので準備ができていたのかもしれない。昔と違って、いまの気象予想はすごいなあ。たまに外れるけど、文句を言わないようにしなければ。

火曜は白根山が突然の噴火。監視カメラやリフトに乗ったスキーヤーの映像が怖い。あそこでスキーやってると風向きによっては硫黄の匂いが漂ってくるもんな。ゲレンデのすぐそこが火口だし。
しかし、更にびっくりしたのは、次の日も朝から滑っている人がいることだった。この人たちはいったい? 今日は噴火はしないとかの情報もあったのだろうが、やめとくもんだろう。昔日本人はエコノミックアニマルと揶揄されたが、これはレジャーアニマルだ。こういう楽天家は嫌いだ。
いやしかし、無理矢理駆り出された地元関係者ということもあり得るな。そうなるとエコノミックのほうになるけど。

話を戻すと、どうも最近はポジティブな特筆するようなエピソードがないような気がする。だから、何だか夢見もよくないのか。この間はまたまた道がわからなくなってひたすらウヨウヨする夢だ。九州のどこかに行ったのだが、こっちのほうに駅があるはずなのにそれがない。そうやって歩いているとまるでどこにいるのかわからなくなる。バス停があったので、それを見れば何かわかるかと思いきや、聞いたこともない地名やバス停名ばかりだ。もうどこにいるのか、どこに行ったらいいのかわからない。生まれてこの方の自分の人生そのもののようだな。

原稿仕事が全部終わってしまったから何もすることがないせいなのか? こういうものがないと毎日のルーティンが繰り返されるばかりで変化がなくなるんだよね。変化のない日々はつまらない。とくに僕みたいに、仕事以外は一人でいて、あまり外に行きたがらない奴はこうなりやすいかも。何か書いていないとダメなんだな、自分は。

そんな中で、このところ読んでたコミックに「マギ」というのがある。例によって超能力ふんだんのバトル系と思っていたが、徐々に少年マンガらしからぬテーマとなっていく。それは理想社会とはどういうものかということだ。いったいどういう結末になるのかと、そこだけに若干の興味を持っていたが、軍人、力による国家はダメ、一人の英雄、カリスマが皆をまとめ上げる社会もダメ、思想や宗教による統制もダメということになって、結論は交易や貿易によって紡がれる社会、つまり商業社会がいいんじゃないのとあいなった。つまり資本主義社会こそが究極の社会形態だと。
マンガにしては面白いテーマだったけど、それもどうなの。実はその結論をスタートとしたほうがいいんじゃないの。自殺した西部邁だったらどう思うかね。まあ、こういうテーマについては、やがては「ワンピース」がなかなかな結末を見せてくれるだろう。

菅野所長のエッセイ:九州帰り


2018.01.19

九州から帰ってきてからはちょっと体がきつい。向こうでぎっくり腰の一歩手前のようになってしまい、まだ腰が思わしくないし。こういうとき飛行機はつらい。

でも、明日が終わればちょっと休めるし、懸念の原稿も完成と言っていいし。仕事についてはまあまあかな。

博多ではやはり水炊きだね。昔行った老舗の「いろは」で、最初にスープを飲むところから始まる。そして、つくねが優しい味で美味い。東京ではなかなかない。中目黒に博多水炊きをやっている店があって、一度行ったけどちょっと違う。

たぶん博多よりも東京のほうが暖かかったのではないか。一日二日前には九州は雪が降ったらしいし。

しかし、東京も寒さはこれからが本番のようで、どうも体が硬くなりやすいね。これから2月が終わるまではこれといった楽しみもなく、休みもなくで、ここをどう乗り切るかが当面の課題だ。2月は単発の出張仕事がいくつかあるが、ちょっと遠いところばかり。今はあまりやる気が起きないなあ。もっとも、いつも冬はこんな感じだ。ひたすら耐えて春が来るのを待つばかり。

冬季五輪が近づいているが、ここへ来て南北朝鮮の合同チームをつくるとか。これには韓国国民も70%以上は反対だそうで、そういう政治戦略に乗っちゃダメだよと政権の甘さを指摘している。これまでの政権ならすぐに「じゃあ、やめましょう」となる のだが、今回はどうなのだろう。そもそも世界選手権くらいならいいと思うけど、オリンピックとなるとこれは違反じゃないのか? いくらメダルには遠い競技とは言ってもね。IOCの裁定があるのか?
ま、自分としてのたのしみはスピードスケートの小平奈緒だな。あとは羽生クンがどれだけ回復しているかだが、今回は無理そうだね。僕はフィギィアは好きではないけど、前回はゲーリー・ムーアという選曲にちょっとやられたんだよね。

音楽といえば、暮れにPUSHIMのビルボードライブを観たわけだが、前のときよりも音がよかった。席がよかったからかもしれないが、メンバーの腕が格段に上がっていたのにもちょっとびっくり。とくにドラムはなかなかだったな。ほとんどすべてで違うフレーズを繰り出していたが、ああいうのは観たことがない。選曲も僕の好きなやつをやってくれたし、ひじょうに満足したのだった。
そういえばなぜか井上陽水とか憂歌団のもやったぞ。憂歌団のを聞くと、この人は平成の笠置シズ子みたいな人だなと思った。平成もぼちぼち終わるんだけど。まあしかし、カバー曲のセンスはイマイチだね。もっといいのがあるでしょと思う。
もうだいぶ前の話になるけど。

5人になってしまったリトグリもニューCDが出た。肝心の一人が抜けているのでどうしようと思っていたが、CDだから買ってみようか。リトグリは紅白にもトップバッターで出たらしい。後で知ったので観られなかったが、どういう内容だったのだ?

 

菅野所長のエッセイ:小さな残念


2018.01.12

カズが50歳で契約を更新し、現役続行ということである。ほんとに大したものだ。僕も激しいスポーツやってるわけじゃないんだからあまり泣き言は言わないようにしたいなあ。
南北朝鮮の高官の会議があり、北がオリンピックに参加するとのこと。これで少なくとも平昌五輪までは戦火は上がらなそうだが、この会議で、自分たちの核やミサイルはすべてアメリカに対するものとぶちあげていたし、アメリカの政府中枢では、北は攻撃してもおとなしくしているだろうと思っている人間がいるらしい。

金正恩は勝ち目のないことはしない、そういう合理的な考えができるというのがその根拠らしい。そんなわけないだろと思う。だって、金正恩は、核やICBMを備えればアメリカは攻撃してこないだろうと考えている、つまりこれも合理的に考えれば、ということである。でも、どちらも相手の合理的思考を信じているところがある。これはただの願望にすぎない。日本の軍部もかつてそうだったのだ。

以前はそれほどでもなかったが、大陸弾道ミサイルを持つ今のほうが、アメリカに自衛という根拠を与えてしまうので厄介ではないのか。自衛となれば日本や韓国の都合を聞かなくてもいいからね。とにかくオリンピック終わるまでは何ごともなさそうだが。

先週の競馬は3日続けて重賞が4つあった。ここで書いた京都金杯のキョウヘイは馬場がよかったので着外だった。いちおう抑えに回していたので、他の3頭での3連単はゲット。でもキョウヘイに来てほしかった。で、中山のほうの金杯はダメ。しかし、フェアリーステークス、シンザン記念で3連単的中と、4つ重賞のうち3つ取れたのだから、今年は上々のスタートと言える。
しかも、低配当だが久しぶりにWIN5もゲット。低配当となったのは、最後のシンザン記念で、後方一気で一番人気が来たからだ。残念。

今週は九州に行ってしまうので、日曜競馬は観られないのが、残念、調子はいいし、当たりそうなのにね。まあしかたない。
それよりも、それまでに原稿を片づけたかったのだが、今日PCがいきなり落ちてしまってせっかく書き直していた部分が水泡と帰した。これではちょっと無理だな。ときどき理由もわからず、シャットダウン、再起動になってしまうんだよね。ぼくのPCは。これで来週末か。珍しくも1週間前くらいの送付になりそうだ。他のものは全部やっておいたのに、残念。

菅野所長のエッセイ:走れ、キョウヘイ


2018.01.05

あけましておめでとうございます。
年末年始は思い切りだらけて過ごし、おかげさまで体調は崩しませんでした。

今年は去年よりマシな一年にしたいとは思っているが、始まってみないとわからないなあ。この冬は、家にいるとあったかいが、外に出るとひじょうに寒いし。
マシな一年にするための条件のひとつは、ちょっと競馬を何とかしないといけないのだが、あまり自信ないしねえ。つまり、とくに良い材料というものがないのだな。年をとると当然こういうものか。
それにしても、年末年始はだらけすぎたのではないかと思わなくもない。何をしているのかというと、だいたいケーブルでオンデマンドの番組を観ている。

たまに地上波で観た中で出色だったのはNHKの競馬の特集だった。去年のダービーにでた3頭にまつわる話。その中で初めて知ったので驚いたのは、キョウヘイという馬についてである。
話はさかのぼる。2005年、横山恭平君という競馬好きな若者がガンで亡くなった。享年21歳。母親の横山真弓さんはブログを始め、その中で競馬が好きだった亡き恭平君を偲んだ。競馬のことがよく書かれるブログを読んだ中に瀬谷隆雄という関西の馬主がいた。彼は母親にメールを送り、デビューさせる馬に「キョウヘイ」と名づけてもいいですかと聞いてきた。真弓さんは驚き、そして喜んでこれを受け入れ、2016年中央競馬にキョウヘイという馬がデビューしたのである。
血統こそ大したことはないが、キョウヘイはなかなか強い馬である。新馬戦4着で、2戦目の未勝利を勝ち上がり、その後足踏みがあったが、雨で馬場が渋った正月のGⅢシンザン記念で見事に最高峰からの追い込みを決めた。これで賞金を上積みしたキョウヘイは、ダービーに出走することになったのである。結果は12着。そもそも距離に無理があったのだが、無理でも何でも最高の舞台に出走させたかったのだろう。
このエピソードを知った競馬ファンたちとともに、キョウヘイが出走するレースには必ず恭平君の家族が声を枯らして応援しているという。その後のキョウヘイはオープン特別で何とか入着を果たしているが、重賞の勝ちはない。それが何と、一年前と同じ舞台、京都競馬場、1600mの京都金杯に出走してくるのである。
こういう話を聞いてしまうとキョウヘイを買わないわけにはいかない。これはもう懐かしや、故寺山修司の競馬ワールド。いやそれ以上か。競馬歴50年の僕が知る中でも一番インパクトがあったな、この話は。

ギャンブル、勝ち負けを越えたところにも競馬があることをもう一度証明して欲しいものだ。土曜日の京都の天気はいかに。

走れ、キョウヘイ!

菅野所長のエッセイ:天国への年賀状


2017.12.28

仕事は今日で終わりである。とても嬉しい。
明日の夜は、音友と年末恒例、PUSHIMのビルボード・ライブに行って、それで今年のイベントも終わりだ。

遅めだったが、年賀状ももう書いた。でも、去年の賀状を見て住所を確認しつつ書いているうちに、高良さんからの年賀状が出てきた。何の心の準備もしていなかったので、ハッとしてしまった。賀状にはいつもの字で、息子たちが会いたがっているから家に来いということと、そのまえに大きく「ま、いいか」と書かれてあった。確か正月にこれを読んだときも思ったのだが、来たるべき自分の運命を受け入れていたのだろうなと。今となってはその真意を訊くことはできないけれども、いつもの楽天的な「ま、いいか」、レットイットビーとはちょっと違う。
彼はいつも「なるようになるさ」とか「楽しく行こうぜ」といったことを賀状に書いていて、いつもそれを彼らしいなと思い、正月から気持ちが温かくなったものだ。もう来年からはそんな賀状も来ないのかと思うと、あらためて寂しい気持ちがわいてくる。今年はとにかくそういう年だったな。自分の人生でももっとも悲しい年だったかもしれない。

しかし、人には忘却という便利な機能がついているので、もう高良さんの夢を見ることはないし、思い出すこともそんなにはなくなっている。しかし、今の自分、これからの自分を、彼が見てどうも思うのかということはいつも考えていたい。とりあえず、明治の若い人には代わりにきびしいことを言ってやったぜ、「児童心理」にはなかなかユニークな原稿を書いたぜ、今も次のを書いてるぜ、今度のも面白いぜ、もう年で、年金の手続きもしたけど、まだまだがんばっちゃうからねと、もし年賀状を彼に書けるならば、そんなことを書いてみたい。

さて、有馬記念。ルメールマジックとしか言いようのない、2着にクィーンズリング。すべてパーだ。今日はもっとも意味のないGⅠホープフルステークスだったが、これまた大きくマイナス。もうダメだあ。
しかし、明日は大井競馬でGⅠ東京大賞典がある。⑤アポロケンタッキーからの馬券で最後の勝負。今年もやっぱり最後までバカなままだ。

ということで、よいお年を。

菅野所長のエッセイ:イメージの消費


2017.12.22

今週は今日でお終いだあ。嬉しいなと。もうノロのほうは大丈夫そうだし。

水曜は、例年よりも少し早い忘年会だったのだが、今年は今までいちばん楽しい忘年会だったような気がする。出し物が豊富だったね。仮装も力が入ってたし、バンドあり、ダンスありでね。ま、金はかかったがしかたないでしょ。

面白いといえば、この間漫才の特番やってたな。ビートたけしが認めた連中だけという触れ込み、まあ実際にそれはないだろうが、いちおう世の中的にも実力があるとされるので見応えはある。しかし、その中でも断然なのはナイツとサンドイッチマンである。とりわけナイツは、安定感と抜群の間はサンドイッチマンに譲るものの、つねに新しい笑いを開拓しているのがすごい。出し物ひとつひとつが懲りに凝ったもので、しかもそれを舞台に上げてやり切る。この1,2年ナイツには唸らされてばかりだ。TVでは披露できない大ネタの傑作もあるから、知らない人はDVDでも借りるといい。ケーブル入っていれば観られるがね。

今どきの漫才、この2組だけを見てればいいと僕は思うが、しかし、この番組でもっとも異彩を放ったのはウーマンラッシュアワーだった。原発問題、米軍基地問題などに笑いで切り込むマシンガントーク。もっとバカバカしい笑いに転換できればよりいいのだが、俺たちは他の漫才とは違うということをリスク承知で押し出した。原発4基がある福井出身の村本クンはいろいろ考えるんだろう。もっと考えなさい。

TVといえば、朝のフジTVで、例によってアホなタレントがアホなコメントをする番組があるのだが、フライドチキンのクリスマスセットをみんなで食べるときに、骨付きチキンばかり食べちゃう人っていうのはいかがなものか?というテーマで、ほとんどが「それはいけないでしょ」に票を投じた。
しかし、一人だけ「僕は骨なしのほうが好きなんだよね」と言い、もしも骨付きじゃないほうがいいという人が多数だったら皆が嫌がるものを率先して食べてるわけで、むしろ気遣いしてるんじゃないの?と述べた。他は「いや、そんなはずはない。チキンといえば骨付きのほうがみな好きに決まってる」というので、じゃあ、今から視聴者にどっちが好きか投票してもらおうとなった。こういうのは生番組と今どきのTV機能のいいところである。
見ている僕もその結果が気になった。ふつうはただの時間つぶしなのでこんなことに食いつくことはないのだが、振動マシンに乗っているので10分のノルマをこなさなければいけないのである。これはネットで買って日曜に届いた、なかなか気に入っている。

さて視聴者投票の結果はと見れば、何と骨付きじゃないほうがいいと言う人が66%、圧勝だったのである。これはけっこう意外だった。僕も骨付きのほうが好きなのだが、骨付きのところは固いし、食べるところは案外少ないしで、「魚は骨があるから嫌い」という今どきの人たちには人気がないのかもしれない。チキンといえば骨付きというのは、古い人のイメージなのだろう。そして僕もそうだが、皆もそっちが好きに決まっていると思いこんでいるのだ。もちろん、視聴者のほとんどは家でヒマにしている主婦なので、たぶん性差はあると思うのだが、主婦、女性とはいえ、大人ではあるので結果には妥当性がある。
クリスマスといえば、フライドチキン、それも骨付きとは、たぶん昭和の時代のイメージであり、まだ貧しかった頃、僕たちはそのイメージを消費することでお手軽な豊かさを噛みしめていたのかもしれない。
競馬の世界でもイメージは大きな影響を及ぼす。むかしマテリアルという馬がいて、春のクラシックの前哨戦スプリングステークスを、直線だけで全頭ごぼう抜きして勝ったことがある。あまりにすさまじい勝ち方だったので、この馬はすごいと、その年のGⅠはもちろん、出るレースすべてで人気になり、そして負け続けた。次に勝ったのは2年後だったのだが、誰もがあの勝ち方に衝撃を受け、そのイメージを追い続けたのである。よくよく考えると、僕が追い込み馬が嫌になったのはこの馬の影響もあるな。
さて、今週はいよいよ有馬記念。で、今年の競馬は終わりと思いきや、28日には今年からGⅠに昇格したホープフルSがある。中央競馬会も射幸心をあおるためにいろいろやってくるもんだが、別にファンは支持はしていないよ。それよりも、1800m、1400mのGⅠをつくるほうが面白いと思うのだがね。
先週はまたもや言ったとおり。本命ダノンプレミアムの大楽勝。危険な人気馬タワーオブロンドンは、ギリで3着。ハナ差でケーアイノーティックだったのだが、これが3着に来てくれたら大儲けだったのに~  残念。3連単は2600円くらいしかつかなかったね。
で有馬記念。もう②キタサンブラックでしょうがない。これが引退レース。勝っては欲しいが、2,3着もありえるか。相手は⑩シュヴァルグラン⑬ミッキークィーン⑭スワーヴリチャード。この3頭へのマルチでいいんじゃないのと思うが、いちおう3着候補として、①ヤマカツエース⑧レイボーライン⑪ルージュバックをあげとこうか。
土曜日にはGⅡだが、中身はGⅠ並みの阪神カップがある。こちらは大好きなイスラボニータの引退レースだ。1400mはちょっと短いので3着以内を念じてここから流そう。

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