菅野所長のエッセイ:ひげを剃る理由


2021.01.21

先日、ひげを剃ったのだが、自分の素顔を見るのは約40年ぶりくらいか。なんだか見慣れない顔である。ちょっと若返った気もするけど、その辺は第3者に評価を委ねたい。何でひげを剃ったのかというと、別にこだわりなどなかったからだ。でも、ひげを剃ると必ずその理由を聞かれるので、それが嫌だったことはある。というのも、僕のような仕事の場合全国に知り合いがいるので、剃ってから1年後、2年後にもずっと聞かれ続けるのである。それってうっとおしい。なおかつ特に理由もないわけだから。

今回剃った理由は衛生上のことをちょっと考えたことがある。いつか剃りたいと思ってたし、いい機会だと。何でそんなことを考えるのかというと、土曜日から入院するからである。で、何で入院するのかが今日の本題。

 

12月に耳鼻咽喉科に行ったところ、喉頭にがんがみつかったのである。それより数ヶ月前、ゴルフ場でちょっと声を上げたときに声帯を痛め、以来かすれ声になった。これがいつまでも直らないので、クリニックに行ったら、腫瘍ができているから、即大学病院に行けと言われた。腫瘍の写真も見せてもらった。大学病院に行くとやはり同じ結論。問題は良性か悪性かということだけで、細胞の生検をし、その結果を待つ。

後日の結果は「悪性」だった。ガーン、がんだけに。問題はほかの部位に転移しているかどうかである。食道、胃、肺あたりが転移先としてよくあるらしい。喉頭はリンパ腺が近いのでほかにも遠隔転移が起きやすい。

そこからは、検査、検査、また検査の日々。採血採尿、PCRは2回、CT2回、MRIにPET、胃カメラも。それも昨日終わって、結果は「転移なし」。やれめでたし。

だが、喉頭は全摘となる。29日に悪性とわかった時点で、医者は考える時間をくれると言ったが、そうしてる間に転移があるのが最悪と思ったので、僕は即決した。これでもう自分の声は失われるけれど、命が最優先だよね。普通の喉頭がんは扁平上皮がんというもので、これは放射線で治るのだが、僕のは神経内分泌がんというもので、10万人に一人の希少がんなんですと。まったく引きが強すぎるよね。こういうときには平凡、平均的な人間でありたいと思った。

絶対に転移するので、今のうちに全摘が安全なのである。術後は食道発声か、代用音声になり、普通の会話ができるのかわからないが、まあしかたない。今がメールの時代でよかったと思う。

 

ということで、とりあえず、このコラムもしばらくは休むかも。もしかしたら、入院日記みたいなものとしてアップできるかもしれないが、PCの持ち込みは微妙なんで。まあ、なんとかごり押ししちゃうけど。リハビリとか含めて約1ヶ月になります。それでは皆さんもお元気で。

菅野所長のエッセイ:人生50年前


2021.01.15

先日、ノーベル賞受賞学者4人が共同で声明というか提言をしたが、だいたい理にかなっていることばかりだ。山中教授がずっと前からも言ってたことけどね。
その中で、神戸のほうの企業がPCR検査を素早く大量に行うことができる移動車両をすでに開発しているという話があった。一台1億かかる。だから、1000億の予算を使い、全国に1000台の車両を稼働させれば、1日250万人の検査ができるというのだ。1ヶ月半で国民全員だな。他に金を使うよりもはるかに効果が期待できるね。とにかく、陽性者を見つけてこれを隔離するというのがいちばんの道なのだから。軽症、無症状の人用にはホテルを用意。ホテルも大喜び。って、僕が前に計算したのと同じだな。五輪予算とか軍事予算で十分まかなえるんじゃないの。

こういう対策をまったく打てない政府だが、たぶんブレーンの質が悪すぎて考えもつかないというのが真実ではないのかな。厚労省及びその筋の「専門家」のことだが。

実は、昔からのインフルエンザについて、その感染経路がどう考えられているのかを調べてみた。すると、飛沫感染であることを前提に、マスク、手洗い、うがい、密を避けるなどの予防法が全面にある。コロナの初期の時とまったく同じだ。

驚くべき事に、「食事」、「家庭内」といった記述はそこにまったくないのである。ウィルスはドアノブや手すりなどに多く付着し、それに触った手をうっかり口に付けてしまう、という経路であるというのが「専門家」の談なのである。もちろんそれも間違ってはいないのだが。
僕が驚くのは、コロナについては、最近になってではあるが、会食、家庭内感染がおもなものとされているが、何十年と研究や調査期間、考察期間があったにもかかわらず、インフルではまったくそこに「専門家」の考えが及ばなかった点である。
この場合の「専門家」とはほぼ感染症専門の医師、医療技官ということになるが、僕が思うに、ここに社会学的な見地を持った研究者が入っていれば、間違いなく正しい経路に行き着いていただろう。なぜなら、この僕でさえ、去年の春には気がついていたんだからね。でもああいう視点は医者にはないんだろうね。医者って、僕はよく言うけど、理系の人だからね、社会的、コミュニケーション的な見地がないわけよ。
厚労省の考え方がいつも間違うのはここにもあると見た。

先日、音友に頼んで「フィルモア・ラスト・デイズ」というライブDVDを手に入れた。これは、50年前にアメリカ西海岸の有名なライブハウス「フィルモア」が終わるのを記念して、ウェストコースのバンドが多数参加したイベントの映画である。

僕はこれを観に行ったのだが、口コミによると池袋の前進座とある。前進座とは映画館ではない。収益は上がりそうにないので、どこも上映してくれなかったからそうなったんだろうか。よく覚えていないが、当時18か19でプー太郎だった僕は、大学の彼女と一緒に行った(はずだ)。この10年か20年、これのDVDを探したがまるで見つからない。それがどうもつい最近DVD化されたようだ。映画にまでなったのに何で?と思うが、音楽系はいろんな権利が絡むのでそういう理由なんかなと思ってた。

でも50年ぶりの映像を観て想像も膨らむ。ひとつには、この映画はライブの合間にオーナーのビル・グラハムという男が再三出てきて、何ごとか話すのである。うっとうしいたらありゃしない。確か当時も、あれはグラハム個人の宣伝映画なんじゃないかと揶揄もされていた。
その話の中で話題になるのは、当時人気が沸騰し始めたサンタナのことである。サンタナはトリじゃないと出ないとか、いろんなことを注文してくるのだが、そのたびにグラハムはなんて生意気な奴らだと怒りまくり、じゃあ、デッドはどうなる、クイックシルバーだっているぞとか怒鳴る。しかし、サンタナが出ないことには画竜点睛を欠くことも確かだ。その苦悩も見える。

で、想像だが、DVD化がここまで延期された理由その1.映画ではサンタナはかなり悪者扱いされているので、サンタナがDVD化を嫌った。

次に、映画では登場していたが、DVDには出てないのがボズ・スキャグスである。あのとき、ボズのことを知らない僕は、何とも田舎っぺなあんちゃんが出てきたなあと思った。歌もださかったし。たぶんみんなそう思ったんじゃないか。
その後ボズは、AORの貴公子のごとく、おしゃれなサウンドで世界中を席巻するのである。そのボズが昔のダサイ自分を観られたくないということで差し止めていたんじゃないか。まあ、そう思うと実に楽しい。

50年、半世紀前のことだ。あの頃の自分は、これから自分がどうなっていくのかなんてまるでわからなかったな。ただ、ときどき日雇いに行って、夜には酒をあおりの日々。大学にも行かないと思ってたし。まあ、人生というのはどうなるかわからない。こんな年になっても、ちょっとそれは続きそうだ。

 

あとはマンガ「こころの日曜日」(法研)が店頭に並ぶかな、そろそろ。なかなか面白い。

菅野所長のエッセイ:新年のごあいさつ


2021.01.08

あけましておめでとうございます。

それにしても感染が止まらないなあ。決してめでたくはないぜ。東京はとくにひどいのではないか。

緊急事態宣言が出た。しかし、かといって、過度に脅えるのもどうかなと僕は思う。前々から言っているように、感染の原理をわかっていればそこまで怖れるものでもないと思うのだ。怖れることはいいが、正しく怖れること、それが大事なのでは。何とか警察にならないようにね。

もっとも、正しく怖れていない代表が政治家たちだな。どうもIOC内部でも五輪開催を懐疑する人が出てきているらしいが、日本では森、二階、小池などがいまだ開催ありきで吹聴しているようだし。さらに膨れあがっている予算を見ても何も思わないのかね。そういえば、去年の秋あたりには、アメリカから大量に戦闘機を購入してたよね。そういう巨額をこの国難に当てていれば、今の状況はなかっただろうに。

ま、このままいけば五輪は止めざるを得ないだろうから、そこは少し安心していきたかな。それで1兆何千億かが浮くはずだが。

年末の有馬記念。人気薄のサラキアが2着に来て、なかなかいい3連単が取れた。ついでに地方GⅠの東京大章典もちょっといただいたが、年明けの東西金杯ではやられてしまった。幸先悪し。

今年がどんな年になるか、ぼくの場合はなかなかたいへんな一年になりそうだが、まあできるだけ自然体でやっていこう。コロナの脅威はまだまだ続くけど、皆さまにとって良い年でありますように。

菅野所長のエッセイ:今年も終わりです


2020.12.25

年末に入っても、コロナ感染がとどまるところを知らない。政治の責任はとても重いな。オリンピック委員会の内部でも開催に否定的な考えが出てきたらしいが、それは唯一良いニュースかも。

ともあれ、今年もあと1週間。僕にとってはなかなか厳しい年だった。とくに後半。来年はどうなるものか。さしあたって、土曜日には恒例のPUSHIMライブを観に行くので、それを最後の楽しみにしよう。

競馬もなぜかうまく当たらない。先週も人気薄が1着に来て、それも買ってあるはずなのになぜか馬券にない。今週は有馬記念。JRAの華であるはずの有馬記念とダービーだが、こいつが一番苦手だ。ついつい好きな馬を買ってしまうからね。

 

土曜には2歳のGⅠホープフルステークスもある。⑩ダノンザキッドを本命とするが、③ランドオブリバティも強そうだ。僕としては、人気薄だが⑨アオイショーを狙ってみたい。まずは手広く①②③⑨⑩⑬の3連複ボックス。そして③-⑩の3連複を厚めに。

有馬記念は、⑬フィエールマン本命。相手は④ラブズオンリーユー⑤ワールドプレミア⑦ラッキーライラック⑨クロノジェネシス⑩カレンブーケドール。穴で①バビット⑭サラキア。こちらも3連複の流し中心だが、フィエールマンとワールドプレミアの2頭軸3連単マルチも買ってみたい。

いずれにせよ、あまり大きい馬券は望めそうにないねえ。2日続けてWIN5があるので、これを当ててみたいなあ。そうすれば、まあ少し良かったかなと思えるかも。

ということで、皆さまは良いお年を迎えられますように。

菅野所長のエッセイ:勝負の行方


2020.12.18

いよいよコロナの拡大がすさまじくなってきたなあ。政府や行政の暗愚な姿勢からして予想はしえたのだが、このままではどこまで行くのか? ワクチンは早くても3月以降だと言うし、それまで医療やら何やからが持つのかが心配である。政府は「この3週間が勝負」とか啖呵を切っていたが、あまりに無様な完敗だったね。

先週、コロナ禍にも似て、為す術もなくズルズルと落ちていくと思ったゴルフ全米女子オープンの渋野だったが、かつてない粘りを見せ、2打差の4位でフィニッシュ。毎晩ずっと観ていたがなかなか立派だった。
初日、2日目はできすぎの首位だったが、それで逃げ切れるほどアメリカのメジャーは甘くない。最終日も首位スタートだが、難コースと難コンディションに耐えきれず、前半からじわじわと落ちていく。このままでは、優勝どころか、相当無様な負け方をするんじゃないかと思われた。でも、再三のピンチをしのぎ、何とか1~2打差に踏ん張る。雷雨により1日順延となった難しいコンディションにあって、世界の各選手も伸びない。渋野だけでなく、どの選手を観ても胃がきりきりと痛むような苦戦を強いられるのだ。
そんな中、韓国選手の一人が神懸かり的なプレイを見せて優勝をさらった。いわゆる「ゾーン」に入るというのはああいうことだな。上がり3ホールを全部バーディで上位選手を光速で追い抜いてしまった。ああいうこともあるんだね。渋野も最終ホールで長いバーディパットを決めて4位。時すでに遅かったが、これはよく頑張った事へのプレゼントのようだった。

渋野ががんばったおかげもあるが、この大会は勝負としても相当面白かった。観ながら、選手と同じように呻き、嘆き、安堵しで、手に汗握る戦いだったな。

去年の全英優勝というシンデレラストーリーから、今年の海外遠征で地獄を見て、日本に帰っても不調、この2試合でようやくベストテンに2回と復活の兆しがあったのだが、全米でここまでやれるということは来年は再び期待できるだろう。あんな状態から、数ヶ月でここまで復活したのもすごい。
今回の全米には日本から19人の選手が参加したが、日本ではすごくてもまるで歯が立たなかった選手も多かった。そんな中では渋野の実力はやはり世界クラスではないのか。前にもここで書いたように、帰国後、キャディを替えたのが良かったのだと思う。
粘りのゴルフなんてまるで向いてない渋野がああいうプレイをした。僕も見習いたいものである。ゴルフじゃなくて、他のことでもね。僕もちょっとした勝負の最中と言えるし。

先週の阪神ジュベナイル。直線、ソダシが根性を見せてサトノレイナスを差し替えし、ハナ差の勝利。これも力が入るゴール前だった。

これでJRA初の白毛馬によるGⅠ優勝である。馬券的にはうま味がなかったが、とてもメモリアルな一戦となった。
白毛馬とは、後々に白くなっていく芦毛馬と違って、最初から真っ白。いわゆるアルピノである。遺伝的に劣性なのであまり強い馬は出ないと考えられている。ソダシの血統は白毛のエリートであるシラユキヒメ一族で、このシラユキヒメから始まる白毛馬はみな活躍するので有名なのである。
今週は、朝日杯フィーチャリティステークス。けっこう固そうである。④ショックアクション⑦レッドベルオーブ⑦ステラヴェローチェ⑬ホウオウアマゾンの4頭ボックスかな。ショックアクションが粘りを見せてくれれば少しは高配当かも。

来週は土曜日に年末恒例のPUSHIMのライブを観に行く。翌日が有馬記念で、今年も終了だなあ。

菅野所長のエッセイ:明るい話題


2020.12.08

今週末はいないので早くも書いちゃいます。

プロ野球のトライアウトにあの新庄が参加したのにびっくり。48歳ですと。こんなふうに世間を湧かすことができるスポーツ選手はそういない。それも明るいほうでね。
人気のこと考えたら、獲得すべきでしょ。僕がオーナーなら絶対そうする。申し訳ない例えだが、パンダが一頭いるだけでもその動物園の価値は上がる。しかもそのパンダは少しは打てて守れるかもしれないのだ。

今のご時世、とにかく明るい話題が欲しいものだ。民間でコロナの簡易検査が2900円で始まり、人気を博しているが、こういうのを見ると政府や行政がいかに無策かが露呈するしね。
専門家会議の尾見なんか「もうクラスターは追えない」と発言して物議をかもしているしな。この人は「専門家」というよりもただの「コロナ評論家」という感じ。問題の深刻さからいつも離れたところにいるよね。
政府の大きな失敗はこの専門家会議を頼りにしてしまったこともあるな。その縄張り意識から、厚労省-保健所のラインで仕切ろうとしたし。山中教授を始めとした有識者の意見を取り入れなかった。最初から民間の知恵と創意を頼りにしていれば、こんなことにはならなかったと思うね。
何しろ日本には自制心と社会性に優れた国民がいるというアドバンテージがあるんだから、よほどヘマをしない限りはコロナの拡大は抑えられるはずなのだった。で、誰の目にも明かな、よほどのヘマをしてるから、政権の支持率は急落だがね。

ま、イギリスではいよいよワクチンの接種が始まる。ここは素直にその効果に期待しよう。これは明るい話題ではある。

先週のGⅠチャンピオンカップ。僕の懸念が当たって、断然人気クリソベリルは4着に沈んだ。馬単が万馬券、3連複も300倍超で、ちょっと儲けたかな。これも個人的に明るい話題だ。
今週は阪神ジュベナイルフィリーズ。ソダシとメイケイエールが人気を分け合うのかな。ここは素直にソダシが強いと見ようかと思ったが、サトノレイナスも侮れない。この無敗の3頭による三つ巴と見た。◎ソダシ、○メイケイエール、▲サトノレイナスの馬単ボックスと3連単ボックス。抑えにこの3頭から△オパールムーン△エイシンヒテン△インフィナイトに3連複。

 

菅野所長のエッセイ:27年目の日曜日


2020.12.05

今週、東京は珍しくも雨が二回降った。乾燥していたからいいことだな。でも、今日はすごく寒く、さすがに真冬用のコートを取り出した。そういえば、今朝はすぐにエアコンをつけたが、なかなか暖かくならなくて壊れたのかと思ったら、なんかの拍子でスイッチが「冷房」になっていた、という独りひそかな笑い話。

オリンピック、やる気満々の人たちは、追加予算を何千億も計上するけど、政府も都も、そんな金があるならコロナ対策につぎ込めと思うのは僕だけだろうか。ワクチンの開発が進んでいることが追い風となっているんだろうが、日本を含め全世界に行き渡るのはまだまだ先のことだろう。ま、コロナにかんしては、早くも接種の始まる英米の様子を見てから慎重に始められるのはいいのだがね。
ほんとにやるのか? やりそうだな。

でも、さらにまた金が足りないと予算が膨張することになるし、スポンサー収入以外で当てにしていた入場料は激減だし、つくった施設は負の遺産になるしで、経済的ダメージは計り知れないんじゃないか。そして世界的にはどれだけの国が参加できるのかわからない。これは何だな、かつて西側諸国がボイコットしたロシアオリンピックのような大会になるよな。あのオリンピックはつまらなかったぞ。そういうオリンピックを開催してしまった国、都市、知事として歴史に名が残るわけだ。

というよりも、オリンピックよりもコロナ対策のほうが大事だと思うんだよね。世界でも、日本でも国難だもの。第一波、第二波が終わってから数ヶ月、国や都知事は何をしていたのかと思う。冬になれば感染は拡大するというかなり有力な予想があったにもかかわらず、何もしなかったようだ。「マスク会食」とか「5つの小」とか、「アベノマスク」の笑撃に匹敵する珍言だけが残った。福島原発の危険を知りながら目をつむっていた東電と同じだな。
とにもかくにも、医療体制、隔離体制を整備するべきだったよね。僕なんか、自分でどれくらいの予算を充てればそれが成るかを自分で計算したもん。当然、オリンピック予算(都が1200億?)よりはるかに少なくて済む。
まあ何を言っても彼らの耳には届かぬか。虚しいことだ。

個人的にはいい報告もある。何とあの「こころの日曜日」がマンガ化されるんです。僕がのんびり構えていて、今週に猛烈な追い込みを決めてほぼ完成となった。あれから27年、まさかマンガ版ができるなんてねえ。どういう評判をいただくんだろうか。
でも、故人となった人も何人かいるんだよね。それが年月の流れというものだ。今回巻頭言を書くとき、思い出されるのはやはり高良さんのことだ。彼の原稿も採用されているのだが、喜んでくれるだろうか。

先週のジャパンカップは想像以上のすごいレースだった。アーモンドアイが、無敗の3冠馬2頭を退けて、9冠目を勝ち取った。これで引退。ほんとにすごい馬だ。日本のエレイブルだな。

今週はダートGⅠチャンピオンカップ。断然人気は⑮クリソベリルだが、外枠と調教があまりよくないのが気になる。で、3連複ボックスやフォーメーション買いにしよう。
有力馬は②ゴールドドリーム⑦カフェファラオ⑧サンライズノヴァ⑪チュウワウィザード、これに④エアアルマス⑤クリンチャー⑥エアスピネルあたりをかまそうかと。

菅野所長のエッセイ:名将の条件


2020.11.27

今週のビッグニュースはマラドーナが死んだことだなあ。ちょうど60歳。
ワールドカップの8人抜きもすごかったが、僕としてはマラドーナがU-16世代のアルゼンチン代表として日本と試合をしたときが印象深いね。それが44年前ということになる。

サッカー選手としてはやはり史上最高ではないか。メッシもクリロナも及ばないよな。監督としては最低だったけど。

サッカーJリーグは川崎がぶっちぎりの優勝。ひじょうに強かった。が。もっと注目は、J3の首位をひた走るブラウブリッツ秋田。開幕から13連勝し、当時は何が起きたのか謎だった。現在では29試合中、20勝8分け1敗。このまま無敗と思ったが、この間初めて1敗を喫した。
これは監督の力なんだろうね。以前はFC群馬の監督、福田氏。群馬での手腕が買われたらしい。弱いチームを強くするのが監督の手腕というものだろう。この監督がJ1に来てほしいなあ。あるいは、J2長崎はどうだ。長崎駅近く、市内のど真ん中にスタジアムを建設中なのである。今期はぎりぎり昇格は成りそうもないが、地方チームのこの壮大な試みをぜひとも後押ししてほしい。

そう考えると、日本シリーズ4連敗、去年からは8連敗、全敗の巨人は、昔から巨額でのトレード、助っ人獲得がすべてのチーム。下からはい上がってくる選手も多いソフトバンクとは雲泥の差だ。

しかも、もはや名将と言ってさし支えない工藤監督は、優勝インタビューでまずはファンへの感謝を述べ、次いで、野球の関係者ではなく、医療従事者への感謝を順序として優先させた。一介のスポーツマンを越えた懐の深さ、このような監督が統べるチームが他を圧するのは当然なんだろうなと思った次第である。
野球はどうでもいいのだが、パリーグファンで巨人嫌いとしては、痛快な出来事だったな。

さて、先週のマイルCSはやはりグランアレグリアが異常な強さを見せて快勝だった。終わってみれば、単勝1点だけがよかったのではと思う。

今週のジャパンカップもまた歴史に残り、記憶に残るレースだろう。8冠馬アーモンドアイ、無敗の牡3冠馬コントレイル、同じく牝3冠馬デアリングタクトが出走。僕としては、アーモンドアイを中心に見るのが妥当かなと思う。②アーモンドアイから、⑥コントレイルと⑮グローリーヴェィズを相手に、①カレンブーケドール④キセキ⑤デアリングタクトへの3連複。押さえに⑥-⑮の2頭からの3連複。

騎手はまたもルメールだ。現在ルメールの次に達者なのがグローリーに乗る川田。その手腕に期待したい。

菅野所長のエッセイ:見え見えの罠


2020.11.20

 

やはり心配していたとおり、感染の小爆発が起きている。これに対して、首相は「マスク会食」を薦め、都知事は得意げに「5つの小」を薦める。国家の首相、有数のメガシティの首長がこんなことを言っているのだから情けないたっらないな。何度も言うように、それは国や行政が行う「対策」ではないのだよ。保健所のセミナーならわかるけど。

こういうのは国民に責があると言っているようなものだが、今まで世界的に低い数値でいたのは、国民の努力と忍耐、節度のおかげだということ、自分たちの失政を国民がカバーしてくれていたことがまだわかんないのかねえ。呆れちゃう。ということで、何らの対策も打たないようだから、拡大は止まらないと見るべきだろう。首相は「経済とコロナの両立」なんてのも、よく考えれば対策は特に打たないと言っているに等しい。ある議員が「パンツは脱がないでトイレに行けと言ってるようなものだ」と絶妙なことを言ってるな。

IOCのバッハが来ていて、「中止は考えない」という前提だという。愚かなことに、首相も都知事もこれに乗っている。やりたいと言っている人間は、それぞれに大きな利害を抱えているのは明らかだ。とくにバッハは、中止になるとIOCの放映権収入がゼロとなり、私腹を肥やせなくなるし、次の会長選が危うくなるから必死だ。日本と日本人がどうなろうが知ったこっちゃない。首相と都知事なら国益というものををよく考えなくちゃね。仮に放映権料が日本に入るならまだいいけど。
IOCの私欲をはねつけ、自ら中止を決断すれば、多くの人は拍手を送るのではないか。もし、やるとしても、まともなかたちにはならないので、膨大な損失は見えてる。だから、放映権料の半分は日本によこせと取引したらどうか。そうじゃなきゃやらないと。それくらいの駆け引きができんのかね。
そもそも日本も世界も当分この感染爆発は止まらんよね。しかも、世界的には東京でオリンピックが開かれようが開かれまいがどうでもいいことなんだ。日本一国だけが、IOCの仕掛けた蟻地獄にはまることはない。つまりIOCは日本を犠牲にして利権を守るという考えなのである。それにまんまと乗っているわけ。

コロナにしてもオリンピックにしても、要するに、まともな政治をしなさいということを僕は言いたいのだな。氾濫をテレビで傍観しているだけじゃダメだよね。都知事なんかは「とにかく様子を見ましょう」と言い続けるだけの、おばさん教師かカウンセラーに見えるな。

さて先日はサッカー代表の国際試合、メキシコ戦があったな。FIFAランク27位と11位の戦い。しかし、そこにはものすごい差があった。日本も前半惜しい場面はあったが、それは10分間くらいのものか。ほとんど蹂躙され続けたな。0ー2の点差以上、内容的には0ー5くらい。メキシコは強かった。

確認できたのは、あのレベルで通用するのは、鎌田、遠藤、富安の3人くらいということかな。11人中3人では無理だね。他には大迫がいないとFW陣は機能しないこと。左のサイドバックを強化しないといけないことなどあるけど。采配も何だかなーという感じだったしね。森保もポイントがどこにあるのかわかってない感じがする。ま、アジア予選ならなんとかなるけどね。とにかく、ガッカリだった。

今週の競馬はマイルチャンピオンシップ、来週はジャパンカップと続く。サッカーと違って、この2レースは長く記憶に残る名勝負となるだろう。どちらもそれくらい強く豪華なメンバーだ。

マイルCS、④グランアレグリアの強さは異常なくらいだ。もしこれを負かす馬があるとすれば快速の逃げ馬②レシステンシアしかないかな。
本命は④グランアレグリア、対抗は⑰サリオス、単穴が②レシステンシア。以下⑥ラウダシオン⑦アドマイヤマーズ⑧インディチャンプ。グランアレグリアの頭固定3連単と④グランアレグリアから②、⑧、⑰の3連単マルチ。けっこうふつうの馬券。でも、馬券よりも眼に焼き付けたいレースなのである。

 

菅野所長のエッセイ:災難はたたみかける


2020.11.13

第3波が来ているという認識だが、政府も行政も手をこまねいている。気をつけろと言いつつ、G0T0キャンペーンはやめないわけだから、バブルバインドだな。もっとも、G0T0自体が拡大に影響しているのかというと何とも言えない。里帰りのように、人に会う目的の旅は危険だが、ただの観光ならさほどの影響はないだろう。ただし、旅に出ると気がゆるむことは確かなのでそこは気をつけないといけない。

夏に札幌に行ったときに、すすきのが人で若い人であふれていることをここで書いたが、その後の感染拡大をみれば当然の成り行きだなと僕は思う。みんな飲み屋とかカラオケとか行くからね。そして、やはり家庭内や会食からの感染が第一位になってきたな。これも僕が早期から言い続けてきたことだ。電車とか乗り物とかそういうのは問題じゃなく、マスクを外したときが危ないのである。「三密」は流行語大賞になりそうだが、コロナ禍にとって本質的なことでもない。日常生活においてのほとんどの危険は飲食時にあると思ったほうがいい。

でも、そういう問題よりも、馬鹿馬鹿しいアメリカのことよりも大変なのは、先週僕を襲った悲劇である。まず、火曜の夜になって、どうもおしっこが出ない。猛烈な尿意があっても出ない。それが20~30分に来る。悶絶。
以前やはりおしっこが出にくいことがあって、医者に行き前立腺に問題があることはわかっている。その後も頻尿気味になったり、少量だったりとか、排尿については難があった。しかし、今回はとんでもなく苦しい。「誰か助けて~」と何度叫んだことか。これは救急車を呼ぶべきなのか迷った。でも、こんなことで呼んでいいのか?という考えがよぎる。
そんなこんなで悶絶の夜を過ごすうちに、7時を過ぎた。至近の病院は9時から診療とわかっていたが、もう藁にもすがる思いで電話する。これでダメならもう救急車だと。すると、「はいMクリニックです」と受付らしき返事。何でと思いつつ、「あのう、おしっこが出ないんです」と伝える。
「そうですかあ。では、いらっしゃいますか?」
「え、こんな時間にいいんですか?」
「はい、大丈夫ですよ。おつらいでしょう?」
「わかりました。すぐ行きます」
というやりとりの後に出発。「おつらいでしょう?」と言われたときには、ありがたくてありがたくて落涙しそうになったな。
病院に行くと医師、看護師、受付などスタッフ、たぶん勢揃いしていた。どうもこういうことはよくあるらしく、7時からスタンバイしてるらしい。医者はすぐに事情を察し、すぐにパンツを脱がされ(看護師2名注視の下)尿道へのカテーテル処置。何かされてるなと思ったが、痛くはなかった。お腹を押されつつ、おしっこがどんどん出ているようで楽になっていく。全部出た感じでもないが、処置後に600CC出たと聞かされた。どれくらいなのか実感できないが、たくさん出たのだろう。そうやってから診察椅子に座ったとき、僕は生まれて初めて「人心地」という言葉の意味を知った。
それで薬をもらい、その後の家での排尿記録をつけるよう言われた。すると、最初は30分くらいだったのが、40分になり、1時間になりと間隔が長くなっていく。同時に尿量も増えていき、50CCくらいだったのが100を越え、150を越えるようになっていった。すべて吉兆だ。

翌日報告すると排尿にかんしてはもう心配要らないとのことだった。しかし、膀胱から尿道かの炎症は治まっていないので、今後4週は薬を飲み続けなければならない。
まあ、窮地は脱したのでよかったが、水曜の夜からどうも脚が痛い。それも裏側。何とも奇っ怪だ。最初は尿閉の副症状なのかなと思ったが、痛みは増していく。夕方くらいからはまたもや悶絶するくらいになる。足腰の裏側全体が痛いが、右太もも裏がとくに痛い。たまらない。夜もまったく眠ることができない。これはおかしいと調べると、坐骨神経痛がピタリ当てはまる。なんてことだ。一難去ってまた一難。「災難てやつはたたみかけるのが世の常だ」というロロノア・ゾロの台詞が浮かぶ。
そして今度は整形外科に。やはり坐骨神経痛だが、レントゲンの結果は軽傷の域らしい。こんなに痛いのに。
しかも、僕の腰骨の具合はいいらしくてヘルニアなどの心配はまず要らないそうだ。
で、薬を出されて「しばらくすれば治まるでしょう」と言われた。すぐに痛みが引くわけではないが、睡眠に支障がなくなったのでよかった。

病院嫌いの僕だが、今回ばかりは病院があってよかったと思う。昔の人はこんな症状があってもどうしようもできなかったんだろうなと思うと同情を禁じ得ない。とくに尿閉の苦しさは筆舌に尽くしがたい。これが拷問に取り入れられたら、全部吐いちゃう、やってなくても自供しちゃうね。間違いなく。それくらいつらい。クリニックの人が「おつらいでしょう?」と言ったのは、たくさんの患者さんを見ているからよくわかってるんだろう。みんな僕と同じことを訴えるんだろうな。

ということで、先週はまるごと仕事に出られなかった。このコラムも当然休み。多くの方にご迷惑をおかけしました。すみません。年をとると思わぬ難事が降りかかるということでお許し願いたいです。どっちもいかにも年寄り特有なのが嫌だなあ。

先週はGⅠはなく、今週はエリザベス女王杯。大本命ラッキーライラックは大外⑱番なので、心配ではある。で、ボックスかな。⑥ノームコア⑧センテリュオ⑪ラヴズオンリーユー⑱ラッキーライラックの4頭に、①シャドウディーヴァ⑬サラキアあたりを付け足す。