システムと個


2019.07.12

今週はわりと平穏かな。何しろ涼しいのがいい。こんな7月は近年なかったのではないか。とくに何があるというわけではないが、気候に助けられてるなあ。
ツール・ド・フランスがこの間から始まっているが、今回は少し予習がたりないので、観戦に苦しんでいる。とにかくチームが入れ替わり、選手も移籍し、ユニフォームも目新しい。現時点での総合順位ベストテンには、見知った名前は半分ほどだ。どうも今年は登りが多くて、クライマーの中からマイヨジョンヌが出る可能性もあるらしい。ので、クイックステップのアラフィリップを推す声が高い。今は総合2位につけている。つまり、レースとしては面白いはずだ。

NBA八村の活躍ぶりがなかなか。大学であれほどやれてたから、通用するのは間違いないとは思っていたが、たぶん日本人としての細やかで奉仕的な傾向も相当生かされているのだろう。

これがテニスの大坂なおみとなると、日本人的なところはほぼないので格下にも簡単に負ける。一言で言えば雑。まあこちらは個人競技だからそれでいいという部分もある。
男子の錦織は、あいかわらずフェデラー、ナダル、ジョコビッチのベスト3にはまるで歯が立たない。今年の全仏、錦織はかつてないほど絶好調だった。それでも勝ち進んで彼らに当たると勝てない。先日もそうだ。あまりにもはっきりとした壁がそこにある。あとは他が怪我をして不出場のときに、運が良ければ、準決、決勝にいけるかだな。それも今年中じゃないとだめだろう。一度だけ全英でベスト8まで行った松岡なんかと違って、日本の男子テニスで史上最高の選手なんだけどね。何とも虚しい。結局、そこまでの選手。しかし、錦織の存在があってこそ、後続からもっとすごい選手が出てくる。彼なしではそうはならない。
そのためにはいわゆる裾野の広さが必須だ。なでしこ、女子サッカーの衰退を見ているとそのへんがどうなのかなと思う。監督の選手起用や戦術はもとよりダメダメだなあと思うが、それよりもかつては、協会はサッカー経験にこだわらずに人材を発掘していた時期があったはずだが、あれはどうなったのだ。あれから8年も経つのに、澤、宮間、川島以上の選手は現れない。これは相当にひどいシステムにとらわれているということだな。
ということで、「さよなら 私のクラマー」という女子高校生のサッカーマンガを観てると、「あたしたちには日本の女子サッカーの未来がかかっている!」という発言がある。この作品には、登場人物にそう言わせる作者の並々ならぬ情熱を感じてしまう。たぶん、そのサッカー観も現状の監督やコーチよりも上質な感じだ。
スポーツの世界で指導者として頂点にいる者たちは、政治的な勝者であるにしても、抜きんでて優れているからそこにいるとは限らない。そういった非生産的なシステムや構造の中から、それを打ち破る個の出現が必要なのだがね。

 

普通の仕事でもそうだね。馬車馬のように働く人間が一人いれば、それだけですべてが変わっていくこともある。

症状と原因


2019.07.05

先週はうっかりアップするのを忘れていました。
別に何かあったわけではありません。翌日から北海道に行くのでそっちに気を取られていたかなあ。
この間、どこかのワイドショーで、例の麻生方言についてのコメントで「私は麻生さんのことをマスコットだと思ってますから、そんなに大騒ぎしなくていいんじゃないかと思います」と言ってのけた芸能人がいた。スタジオ爆笑、苦笑、大うけ。いやあその通りだ。マスコットの言うことにいちいちカリカリしてもしかたない。これを受け、他の専門家は「マスコットならマスコットらしく・・・」と真面目に付け加えるのが滑稽である。久々に破壊力ある言葉だったな。
昔、南米沖にエルニーニョが発生すると世界的に異常気象になると言われ、あたかもエルニーニョが異常気象の原因であるかのような言説が流布した。今もけっこうそうだが。しかし、異常気象の原因はエルニーニョにあるのではなく、エルニーニョもまた異常気象のあらわれのひとつに過ぎないのである。
野党は麻生が悪いとか安倍がどうのと追求するのだが、彼らが悪政、失政の原因ではなく、彼らはその症状なのである。麻生がマスコットであるという言葉にはなかなか深みがある。トランプが病んだアメリカの症状であると言えばその方がわかりやすいかもしれないが。
この症状は世界的な拡がりを見せているのだが、それを産み出したものの正体はと言えば、それは中国の台頭ということになるのだろうか。ずいぶん昔、柄谷行人が「中国だけはわからない。あの国は僕にとって暗黒なんです」と述べていたが、三〇年前に僕もまだ貧しかった中国に行き、そこに正体のわからない、空恐ろしいエネルギーを感じたものだった。あのころの世界はまだ、雨は降らずとも、分厚い黒雲が空を覆い始めていた時代だったのだろう。
前にも触れたが、この数ヶ月、ケーブルTVで中国の歴史ドラマにはまっていたのである。だいたいが三国志の時代から、新しいと明代まで。ほぼ王朝ものである。そこに繰り広げられる陰謀、奸計のとてつもなさに圧倒され、若干気持ち悪くもなるほどだ。たとえば、相手を陥れるためなら、わざと堤防を決壊させて大災害を起こし、民を犠牲にして国に混乱を招くとか。
比べれば、小早川秀秋の裏切りが今でも語りぐさになるような日本など、善人ばかりの国である。これに加えて、韓国の歴史ドラマも相当観たが、中国に比べればこちらのほうが善人の登場率が高いように思う。ただし、中国と同じく、主人公である善人もまた、同じような策略をめぐらせて相手をはめるのである。すなわち、これらのドラマは勧善懲悪的ではあるのだが、双方の策謀、策略によって編まれた作品なのである。結局、国民がそういうものが大好きということは疑いようもない。
また、儒教は為政者のために生まれたような宗教とも言えない宗教だが、中韓のドラマを観ると、その根幹は日本でこそ最も生き延びているのではないかだろうかと、およそ宗教歴史学者とは違う見解を持ってしまう。とにかく、こうしたドラマを観ることで、かの国への理解も少しは進むというものだな。
さて、前半期最後のGⅠ宝塚記念。押さえでしか馬券を取れなかった傷心の僕は、次の日渋谷で「印象派への旅」展・バレル・コレクションを見てきた。雨降りの平日なのに意外と人が来ている。今回のコレクションは、80点中76点が日本未公開。これはすごい。
しかし、いつも思うけど、みなすべての絵を均等に観るもんだねえ。僕なんか目当ての絵は10点もないからさっさと巡回。だから、目当ての絵の前も案外と空いているのが幸運である。ブーダン全部とマネが一点。マネが描いたバラの絵は期待していたのだが、写真と実物はちょっと違った。マネはマネだな、やっぱり。
これに比べてブーダンの素晴らしいことよ。なんで作品がこんなにあるのかと思ったが、少し考えればわかることだった。持ち主のバレルはイギリスの海運王。ほとんどが海と川と船(そして空)を描くブーダンはどの画家よりもバレルにとって価値があったののだろう。とにかく、このコレクション展で、遅ればせながら、ブーダンの真価を知った思いがする。今まではポーラ美術館のものくらいしか観たことがなかったが、こちらのほうがはるかにいい。さすが、モネの師匠。モネはブーダンに見出されなければただの戯画作家に終わったかもしれなかったのだ。僕にとっての永田先生のようなものだな。

バスケットの夜明け


2019.06.22

今週は体調不良から始まったがだんだん持ち直した。年取るとあちこちにガタが来てるんだろうね、あまり前触れもなくこういうことが起こるなあ。

精神的にもよくない。何だか不安なんだよね。寝る前に不安な感じがしてきてなかなか寝つけなくて困る。先日は、どういうことだか、自分が許せないものって何だろうと考え始めた。
一番最初に浮かんだのはソース焼きそばだった。世の中の人はこのソース焼きそばが好きなようだが、ソースだけで味付けをするこの焼きそばが許せない。これに必ず付着する紅ショウガも同罪だ。ふたつとも他の味をすべて消し去る。ペイント・イット・ブラックだな。麺の小麦の味、キャベツの甘い香りもどこかに行ってしまう。
マヨネーズとかゴマもそういうところがあるな。だから、しゃぶしゃぶのごまだれ、冷やし中華のごまだれも許せないものがあるのだ。お好み焼きもマヨネーズはちょっとでいいし。

次に浮かんだのは箱根駅伝だな。これについては折に触れて言っているから略そう。

で、こんなことを考えたら寝られたのだった。
今週のトップニュースは八村塁がNBAドラフト1巡目で入団決定したことだろう。これはすごいことだ。マスコミはイチローの活躍と比較しているがとんでもない話。野球みたいなマイナースポーツとは比較にならない。バスケットはフットボールの次に世界的なスポーツだぜよ。八村に加えて渡辺雄太がグリズリーズにいる。この二人抜きでオリンピック出場を果たしたバスケット日本代表は相当に楽しみなチームである。くじ運次第ではベストエイトからさらに上を狙えるだろう。
次は香港でのデモにより、例の法案が流れそうになっていることだ。いやあ、久しぶりに民の力をいうものを見たな。そして皇帝になりたがっているかに見える習近平だが、意外とそこまでの力はないということかもしれない。もっと言えば、大陸の力が海島の力に負けたということかも。
この間から言っているように、日本もまた本来は大陸的な文化ではなく、海島、そして山森の文化なのだ。大陸的な思考とは、神は上空(天)にいる存在なわけだが、海島では海の彼方に神がいる。日本ではこれに山森が加わる。だから八百万神なのだ。神は遠い天の彼方にいるのではなく、そこら中にいる。神というものが、人々が大事に思わなければならない存在、至高のものを示すとすれば、日本では海に山に森にそれがある。しかしながら、中国大陸からの移住民によって、大陸的な価値観が持ち込まれることになる。大陸のコピーとして大和朝廷が誕生し、神は天にある思想、まさにそのことによって日本では「天皇」と呼ばれることになった。というのが僕の見解である。
まあ、痛快なニュースだったのでつい力が入っちゃったな。
日曜は前半最後のGⅠ宝塚記念。自信ないなあ。今回は②レイデオロ④アルアイン①キセキを3強と見て、それに⑦マカヒキ⑪リスグラシューか。①-②からの3連単マルチ。④を厚め。レースは面白そうだが、馬券的には面白みがない。
今月末で最後なので焦っているのが、渋谷でやっている「印象派への旅」展。グラスゴーの海運王であるバレルのコレクションで、これまで観られなかった作品がずらり。これは楽しみなんだ。必ず行かねば。

見えない詐欺


2019.06.14

天安門事件から30年だそうで、これに呼応するかのように香港では市民の大規模なデモがあった。僕が中国に行ったのは天安門の次の年で、いくつかの大学におもむき、その内部事情をひしひしと感じつつ、中国という国を少しだが知ることができた。その頃も今もなかなか大変な国である。

日本では、老後の生活のためには年金以外に2000万の貯蓄が必要という金融庁のショッキングな報告があり、さらに自分たちで調査させておいてその報告書は「もうない」という政権のありかたを見ると、本質的にこの国は中国とどこが違うのかと首をかしげざるを得ない。まあ、実際的な計算では1500万くらいだろうが、一般庶民にとってのショックの大きさは変わらない。

こうなると国による壮大な(年金)詐欺と言っても過言ではないのではないか。おりしも、6月はいろいろな税金で搾り取られる季節であり、これにまた消費税アップも控え、みな大変である。知らない人は知らないだろうが、年金は後からもらうほど給付金が多くなるという触れ込みだが、これもどうも怪しいらしく、もらえるときからもらった方が実は得なのだという情報も出てきた。これまた巧みな詐欺ではないのか。

とにかく今の政権は不都合な情報はひた隠し、「うまくいってますよ」とばかり言うが、どのような情報であれ、正確な情報でないと国民は的確な対策が立てられないのである。よく言えば、政治家に対してこれほど寛容な国もなかなかないだから、正直に情報を示したほうがいいのにねえ。悪く言えば、国民のほとんどはいまの政治に期待や希望を抱いていない。安倍政権がさまざまな事実を隠蔽する理由とは、これでは国民の期待を裏切ってしまうからよくないと考えるからだろうが、余計な心配、勘違いかもね。だってこれだけ長期政権になっているのがその証拠である。

先日、日本代表のエルサルバドル戦の後半30分くらいを観たら、ちょうど久保がピッチに入ってきた。代表の中でも、技術だけならもう一番かもね。ドリブルでの左足のタッチがすばらしい。一度シュートチャンスがあったが、キーパー正面。あそこはループシュートが欲しかったなあ。まあ、デビュー戦だからしかたないのか。スケールこそ小さいがメッシのような存在だな。慎重居士な森保ももっと積極的に使ったほうがいい。それから3バックシステムは危険だ。せっかく富安、昌子というCF2枚がいるのだから、4バックのほうが収まりがいいだろうに。SBをもっと動かしたいのはわかるがね。

と思っていたら、久保にレアル・マドリードからオファーが来ているらしい。バルサ育ちだからバルサのようなサッカーをするチームのほうがいいとは思うが、レアルに行ったらビッグニュースだ。

ヤポネシア再考


2019.06.06

今週は学会があるので今日まで。
先週に続いて体調、気力のほうはわりといい。この先2ヶ月分の原稿も書いてしまったくらいだ。でも、ダービーに続き、安田記念も負けた。上位に来た馬は買っていたのだがねえ。タイムは早かったが、しかしこれは馬場のせいで決してハイペースではなく、先行馬が残るレースだった。したがってアーモンドアイの3着もやむなし。
この1ヶ月、ひどい負け方である。次の予想は宝塚記念ね。
先々週に島尾敏雄の「ヤポネシア」について触れたのだが、そのすぐ後に国立博物館の研究チームが縄文人のゲノムの解析に成功というニュースがあった。それによると、日本人には約10%の縄文人の遺伝子があるとのこと。ただし、アイヌ、琉球人の場合にはその割合がずっと高くなる。結局、約3000年前に朝鮮半島を経由してきた渡来系(いわゆる弥生人)が、縄文人との戦い、共存を経て国家をつくっていったのはわかっていたことだが、昔はこういう研究がなかったから、いろんな論があった。そんな中で東南アジアから黒潮に乗ってたどり着いた民族もいるにはいただろうが、ことの中核としては、縄文人の遺伝子を強く受け継ぐアイヌ民族や琉球民族こそが、日本の先住民であろうことが重要なのだと思う。そして、そうした思いを込めて島尾敏雄が提唱した「ヤポネシア」という概念が、今回の研究チームの中にも生きていることを知り、僕は感慨を深くした。
明治の北海道を舞台にしたマンガ「ゴールデンカムイ」というは、このような視点をも取り込んだもので実に面白い。主人公の一人アシリパはアイヌの娘で、その数奇な運命の流れに元軍人の「不死身の杉元」も呑みこまれていく。雄大なスケールをもつ内容なのだが、作中で数々のアイヌ料理、アイヌの思想が織り込まれるのが楽しい。もちろんそれは近代以前、原始共産制の共同体的ありようであり、現代社会に生きるわれわれにとってあまり意味を持たないものなのだが、そうした失われた文化について無知であることには問題がありやなしやである。
かつて島尾敏雄のような思想がある程度の拡がりをもっていたころ、それは近代以前への回帰だとしてあまりかかわらなかった僕なのだが、今回のゲノム解析チームにあっては、これによって日本全体を再構成しようという射程が隠されているのではないかと思い、このような研究こそが、偏見と差別に満ちた今の閉塞状況に風穴を開けることができるかもしれないとひそかに思うのだった。

それは無差別ではない


2019.05.31

あいかわらずという感じで、自信のあったダービーも、断然一番人気のサートゥルナーリアが4着。単勝90倍超の馬が1着ときた。直前、ひょっとしたら距離が長いかもと思ったので、ヴェロックスからの3連複をわずかにひっかけたけれども、3連単まで至らず、結果は焼け石に水どころか、焼け石に熱湯。けっこう自信のあったGⅠが3週連続でこれでは、もはや落ちるところまで落ちた感がある。どうも1頭余計な馬が来るのだが、どうにかできないものか。
今週は友人と久々に痛飲し、友人はろれつが回らなくなり、僕はいつものように平然としたものだったが、帰りの電車ではいつの間にか熟睡。気がつけば東久留米の駅だった。不思議なもので、これまで池袋線で乗り過ごしたときには必ず上石神井か東久留米のどちらかで目覚める。上石神井は練馬から4駅。東久留米は8駅。したがって、東久留米まで行ったほうがショックは大きいのだが、寝入った時間分だろうか、頭がすっきりとする。 今週の水曜もそうで、このところ靄がかかっていた感じの頭が久々にすっきりとしていた。戻るのは面倒だったけどね。以降、数日だが調子がいい感じ。昨日も早々と連載原稿を書き終えたし。これはよかった。今週の安田記念こそ当てるぞと依存症特有の志向はなくならないが、それでも最近ありがちだった悲愴感はない。

いまや世界的な名牝となった⑭アーモンドアイと、もしかしたら世界レベルかもしれない⑮ダノンプレミアムとの対決を楽しみに観戦しよう。3頭目は、逃げる②アエロリットと必ず追い込んでくる⑧スティルヴィオ、それと④サングレーザーくらいに限定しようか。たぶんアーモンドアイには距離が少し短く、1着には届かない可能性もあるが。
川崎の殺傷事件について、立川志らくの「一人で死ね」発言から波紋が大きいらしい。「そういうことは言わないほうがいい」と反論した藤田孝典には当初バッシングめいたものがあったらしいが、それに対して藤田は、「こういう議論が続いたほうがいい」「無関心がいちばんよくない」と大人な対応を見せた。
こうなると、藤田のほうに分がある。そもそもこういった現場を知る人間の言葉は重いんだよね。ワイドショーで視聴者が喜びそうな簡単な図式に落とし込むことを生業としている志らく他の芸能人とすれば、ひと味違うコメンターとなれるきっかけとなるといいのだと思う。ワイドショーではああ言うのが正解だと思っているだろうが、もっと考えるようにならんとな。
それにしても、これまで「無差別殺人」とはよく言うが、実際には「無差別」ではない場合のほうが多いのではないか。オウム、池田小、秋葉原、川崎・・・場所と対象をある考えのもとに絞り込んでいる。個人的には相手のことを知らないということだけのことで、それをつい「無差別」と呼んでしまうのではないだろうか。人がやることには、それなりの動機があり、動機があるからには狙いや意図があると考えるほうが自然だよね。そもそもある程度計画しないとできないんだし。

令和はつれいわ


2019.05.23

どうにも冴えない日々が続いているのだが、これは令和に入ってからのことだなと気づく。「平成は良かったなあ」と嘆息したいとは思わないが、つまりはこの5月がダメダメなので、はやく6月になってほしい。今週は5月だというのに、夏日、真夏日ばかりだが、やはり湿度が低い分楽である。一年中、こういう湿度で会って欲しいけど、日本の気候だからな、受け入れるしかない。
ま、日本というのは本当に特殊だよね。昔から梅雨とは言うが、要するに雨期であるから、ユーラシアというよりも純粋に東南アジアに近い。昔作家の島尾敏雄が沖縄までの列島全体を「ヤポネシア」と名づけたのは卓見と言うほかなく、当時はまた「琉球弧」という概念もあった。
琉球は大和とは民族的にも異なり、日本をすっ飛ばしてずっと明や朝鮮に朝貢をしていた国家である。海上の道は日本本土よりもそっちのほうがずっと近いということだろうが、豊臣の時代に武力の違いで押さえこまれて以降は、日本のものという感じになった。もっとも海上交通はともかく、列島の成り立ちからして、日本の延長とみてもおかしくはないので、紆余曲折ありつつ完全に日本となったことは少しはうなづけるのだが、しかし中央政権はいつも沖縄にやさしくないというのは、何百年も変わらないあり方である。それに対する島尾敏雄のヤポネシアという提言には、琉球に対するやさしさといとおしさが満ちているものだと思う。当時まだ10代だった僕はそこがもうひとつ理解できていなかったなあと残念でならない。
こんなことを考えるのも、最近中国や韓国の歴史ドラマにはまっているせいだろう。だいたいは王朝ものなのだが、とにかくすべてが終わることのない奸計、謀略の話である。とくに中国のものはすごくて、日本人の奸計などかわいいもんだなと思えてくる。何だかんだ言っても天皇制がいまだ存続しているのは、これまた日本ならではということなんだろう。令和になり、今またその存続の危険が議論されているけど、単純な話、側室制がなくなった時点でやがて危ぶまれることは明らかだったのだ。

 

先週のオークス。本命クロノジェネシスは厳しい競馬の中3着に残ったけど、これは要らないと思っていた馬が2着に来て期待は吹っ飛んだ。2週連続で来ないと思っていた馬が来ているのはどういうことか。今週はいよいよダービー。⑥サートゥルナーリアと⑬ヴェロックスの2頭の力は抜けている。距離を考えるとひょっとしたらヴェロックスのほうがいいのではないかとも思えるが、問題は第3の馬だ。いちおう⑦ダノンキングリー、⑭ランフォザローゼスが固いところなのだが、⑩クラージュゲニエ、⑪レッドジュニアル⑫アドマイヤジャスタ⑮リオンリオンまで押さえて、少しでも人気薄が来るのを祈ろうか。競馬も令和になってダメダメだからなあ。令和はつらい。

 

 

 

血まみれSNS


2019.05.18

今週はひどいなあ。GW明けから調子が出ないと思っていたら、今週は眠れない。日曜に仕事に来たために何だかちゃんと休めなかったからではないかと思うのだがねえ。一睡もできない日もあり、そうなると身体のだるさが半端なく、仕事にも来れない感じになってしまった。風邪だとかそういうのではなくて、慢性的というか、どうにも気力がわかない。最近、どうもメンタルが弱くなったなあと思うのだ。

こういうときには何をやってもダメだね。先週のGⅠ、ヴィクトリアマイルなんかまるで当たらないし、何でそうなるの?という結果だった。
まあしかし、今週は得意のオークス。僕の思う本命は②クロノジェネシス、対抗は⑦シャドウディーヴァ、穴は④シェーングランツだが、②ー⑦からの3連単マルチと②と⑦1着固定の3連単だね。他の有力馬は、③コントラチェック⑪シゲルピンクダイヤ⑬ラブズオンリーユー⑤エールヴォアかなあ。②③④⑦の馬単ボックスも追加。④と⑦が来ると大きい馬券だ。
で、来週はダービーとなって競馬は佳境に入るわけだが、自分のほうはダメダメが続きそう。こういう波が来たとき、気分としては廃人のようになる。いったいどうしたものか。今日の夜から多少気持ちを安らかにできるようにしておこう。

維新のバカな議員が「戦争発言」、俳優佐藤浩市が何かと下痢をする首相役をやることに百田某とかネトウヨ系がバッシング。どれもバカバカしいのだが、今は世界的な右傾化が進んでいるので多少はこういう動きに注意しなければならないのかとも思う。映画でも芝居でも、時の権力者をいくら揶揄したっていいのだ。逆に擁護する映画があったっていいわけで、それこそ表現の自由。しかし、こういうことに徐々に圧力がかかるようになってきている感じがしないでもない。自由が奪われることだけは許してはならないよね。60年代のような惨劇は今の日本では起きないけど、その代わりに、SNSはいつも血が噴き出している。そういうものからは距離を置くのがいちばんいいのだが、みんな自己肥大を起こしているんだね。

 

今週は

振り返ればそこに


2019.05.11

今週は夏のような気温だったが、それでも湿度は低いのでわりと快適である。ところが、長すぎたGWのせいで、生活リズムがかなり狂ったようだ。どうも寝不足になりがちで、調子は上がらない。明日も仕事だが、そのための資料作りは遅れるし、うまくは仕上がらないしで、結局この1週間はダメダメだな。

 

元号が変わって、30年分の大晦日というような喧噪も終わった。令和になって気持ちを改めるとかいうのも僕にはない。中にはこれを機に自分を変えたいという人もいて、それはそれでひじょうにけっこうなことだ。たぶん、そういう人は、もともと自分を変えたいという意欲やモチベーションがある人だろう。僕には自分を変えたいと思ったことなど、人生で一度もないから、何があってもそうは思わない。

では自分に満足しているのかというと、そういうことではなく、いつのときもただ停滞せずに進むしかないと思っているからだと思う。別に立派な構えというのではなく、どんな不都合があっても自分は自分でいいじゃん、そういうダメで欠陥だらけの自分はどうやって生きていけばいいのかなと考えを巡らしていけばいいということだ。しかも、自分を変えたいという人は、たぶん何を変えたらいいのかはわかっているのではないか。だから変われるんだろう。人間関係が苦手ならそこを何とかするとか。ただし、多くの人は何をすればいいのかわかっているけれども、実行していないようだ。

問題は、だから、行動するかどうかにかかっているだけの話。その差なんだよね。つねに動くこと、船を漕ぎ続けること、それだけをしていればいいんじゃないの。旅をするように生きる、漂泊の日々が僕を更新していく。何かが変わっても、気づくのは後の話で、振り返れば、あれが節目というものだったのかなと思う。そういう生き方は不安定と言えば不安定だ。

 

競馬はやはり冴えないのだが、明日はヴィクトリアマイル。混戦ムードだが、こういうときには格を重視し、GⅠ馬を押さえたい。本命は⑥ラッキーライラックとしよう。②レッドオルガ⑨プリモシーン⑪アエロリット⑭レッツゴードンキを主な相手として3連単勝負。振り返れば、こんな難しいレースは買わなきゃよかったと思わないようにしよう。

 

 

おバカな話


2019.04.26

やっぱり貼り付けができないので、直筆でやるしかない。今週から先週にかけて、体調が最悪でまたまた休んでしまった。この年だから大事を取らないといけないと思ってのことで、決して気力がひどくダウンしたわけでもないのだがね。その前の週末に無理をしたからだな。休まなければいけないときに休めず、ほとんど寝られなかったもので。若いときと違って、そういうことがあると1週間はおかしくなるのだ。せっかく、皐月賞で狙い通りの馬券がとれたのにねえ、その勢いが出ない。 しかし、昨日あたりからは前に戻った感がある。頭痛がしないもんね。まずはよかった。

 

 

 

ある保険会社が喫煙者を採用しないと決めたらしい。僕は不採用だな。僕は愛煙家ではあるが、喫煙を閉め出そうとする傾向には寛容である。吸わない人にとっては迷惑な煙であろう。だから、場所が制限されるのもかまわない。しかし、不採用というのは一種の差別ではないかと思っている。喫煙と仕事の能力は無関係だろう。

昔々の話だが、男の長髪はかなりはっきりと差別されていた。普通のアルバイトさえもできなかった。おかげで僕は肉体労働しかしたことがない、もっともそれに従事したことはとてもよい経験の一つではある。しかし、髪型と能力もまた無関係であろう。喫煙もしかり。この会社はいろいろと認識を誤っているようである。まあ、上層部の一部だろうが。

と思っていたら、今度は一部の国立大学で喫煙者は採用しないという発表があった。このことは他大学にも波及するのではないかと思われる。大学までもか、まったく馬鹿な話である。

 

 

 

あるデータが示すところでは、おしゃべりが多い職場とそうでない職場とでは生産性に開きが出るということだ。会話が多い方が生産性は高いのである。一日中、社員が黙々と働いている会社というのは生産が低いわけである。これに対して、無駄口をたたかないことは仕事に集中し一生懸命やっている証であるから生産性が高くなると考える人たちがいるわけで、実はそれが誤りなのである。こういう人たちは、喫煙者が「ちょっと一服」と言って席を立ち、喫煙所でなにやら雑談していることなどとうてい許せるものではないと考える。しかし、そういうことではないである。しかし、その気持ちはわからないではない。あいつらは勝手に休息ばかりしているのに、自分たちはそういう利得がないと。だから、私は事あるごとに、禁煙者のために「喫煙タイム」ならぬ「喫茶タイム」を設けるべきだ企業に進言している。コーヒーなどを飲みながら、しばしそこに集う人と雑談をする。そんなことが一日に数回あっていい、と言うよりあったほうがいいのである。

新潟の野球の名門、新潟明訓高校では丸刈りを廃止したという。けっこうなことだ。髪型と野球の能力なんて全く関係ないからね。僕が高校野球をあまり好きでないのは、いまもなお丸刈りがほとんどだからということもある。野球というスポーツの暗い体質を象徴しているのが丸刈りだろう。明訓に呼応して髪型な自由な野球部が増えればいいなと思う、長髪、茶髪の選手が甲子園に出てくれば、僕ももう少し観るようになるかもしれない。野球漫画「ダイヤののエース」なんか、そういうのばっかりだぜ。

 

 

 

で、今週は天皇賞。本命は②エタリオウ、対抗は⑩フィエールマン、次に⑨ユーキャンスマイル、この3頭でいいのではないかとも思えるが、紛れての3着候補に⑤メイショウテッコン⑧パフォーマプロミス⑫クリンチャー⑬ロードヴァンドールかな。

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